Acne scars or enlarged pores

ニキビ跡と毛穴
の違い。
見分け方から
治療を選ぶ。

同じ「凹凸」に見えても、毛穴の開き、萎縮性ニキビ跡、平らな赤み・色素沈着では、確認するポイントと治療の標的が異なります。色、影、並び方、触感、経過を比べ、セルフケアから医療機関での治療まで整理します。

最終確認日 2026年8月16日監修 倉田照久医師・吉井恭平医師根拠 診療ガイドライン・医学レビューを参照
参考文献を見る

quick answer

毛穴は比較的均一な開口、クレーターは炎症後の不規則なへこみです。

毛穴の開きは皮脂の多い部位に比較的均一に並び、触れると平らなことが多い一方、ニキビ跡のクレーターは過去の炎症部位に点状・箱状・波状のへこみが残り、斜めから光を当てると影が目立ちます。[1][2]

平らな赤み・茶色い色素沈着、赤く腫れた活動性ニキビも「ニキビ跡」と呼ばれることがあります。同じ場所に複数の変化が混在するため、自己判断だけで治療を決めず、主な悩みを診察で分けることが大切です。

visual comparison

まず、平らな変化と凹凸の影を分ける。

写真だけで診断はできませんが、受診前に「何が気になるか」を整理する手がかりになります。

毛穴の開き・萎縮性ニキビ跡・平らな赤いニキビ跡の見え方を比較する医学教育用イメージ
毛穴の開き比較的均一な小さい開口。皮脂の多い部位に目立つ。
萎縮性ニキビ跡炎症後の不規則なへこみ。斜め光で影が出る。
平らな赤いニキビ跡色の変化が中心。触ってもへこみ・盛り上がりがない。
医学教育用の生成イメージです。実際の症例写真・治療前後の写真ではありません。 左から毛穴の開き、萎縮性ニキビ跡、平らな赤みを模式的に示しています。
1

色を見る

皮膚色の小さな開口か、赤・紫・茶色の平らな変化かを確認します。赤く腫れて痛む場合は活動性炎症の可能性があります。

2

斜めから光を当てる

照明の向きを変えても平らなら色調変化、点状・箱状・波状の影が出るならクレーターを疑います。

3

並び方と経過を見る

皮脂部位に均一なら毛穴、過去のニキビ部位に不規則なら瘢痕を考えます。急な悪化や痛みは診察が必要です。

注意:指や器具で強く押す、角栓を抜く、皮膚を引っ張り続ける方法は、炎症・色素沈着・瘢痕につながることがあります。確認は明るい場所で軽く見る範囲にしてください。

four common appearances

見た目・触感・経過を、4つの状態で比較。

治療名ではなく、今残っている変化の種類から考えます。

毛穴の開き・角栓

皮脂、角栓、乾燥、毛包周囲の弾力低下など複数の要因で目立ちます。年齢・紫外線・遺伝的要因も関係します。[2]

見た目
比較的均一な点状の開口
触感
多くは平ら。角栓でざらつく場合あり
次の確認
皮脂・角栓・弾力低下

クレーター(萎縮性瘢痕)

炎症後の組織修復が十分でなく、アイスピック・ボックスカー・ローリング型などのへこみとして残ります。複数型が混在します。[1]

見た目
不規則な点状・箱状・波状の影
触感
へこみ、縁、皮下の癒着
次の確認
型・深さ・範囲・癒着
クレーター治療を詳しく見る

赤み・色素沈着

炎症後紅斑は赤〜紫、炎症後色素沈着は茶〜灰褐色に見えます。いずれも平らな場合は、凹凸を対象とする治療と標的が異なります。

見た目
赤・紫・茶色の平らな変化
触感
多くは平ら
次の確認
色・期間・紫外線・摩擦
赤いニキビ跡を詳しく見る

活動性ニキビ

面皰、赤い丘疹、膿疱、痛いしこりがある状態です。新しい跡を防ぐため、毛穴・瘢痕の美容施術より炎症治療を優先する場合があります。

見た目
白・黒い詰まり、赤い腫れ、膿
触感
盛り上がり、痛み、熱感
次の確認
数・重症度・繰り返す部位
ニキビ治療を詳しく見る

treatment selection

一般的な治療は、標的となる変化で選ぶ。

ここでは国内外で行われる選択肢を整理します。当院で提供していない治療も含みます。

この表の役割:「毛穴なら同じ施術」「ニキビ跡なら強い機器」と決めるのではなく、皮脂・角栓、色調、瘢痕の型、皮下癒着、活動性炎症を分けて治療候補を考えるための全体像です。

表は横にスクロールして確認できます。

主な状態最初に確認すること一般的な治療候補治療の限界・注意
皮脂・角栓が目立つ毛穴皮脂量、面皰、洗いすぎ、皮膚炎低刺激の洗浄・保湿、紫外線対策。医療では面皰治療、ピーリング、吸引・洗浄、機器治療などを状態に応じて検討毛穴を永久に消す治療ではありません。刺激の強い自己処置は炎症・色素沈着の原因になります。
弾力低下を伴う開き毛穴年齢変化、紫外線、たるみ、肌質フラクショナルレーザー、RF、マイクロニードリングなどを検討複数回治療が必要な場合があり、効果や必要回数には個人差があります。
萎縮性ニキビ跡アイスピック・ボックスカー・ローリング、深さ、癒着TCA CROSS、パンチ法、サブシジョン、フラクショナルレーザー、マイクロニードリング、RF、フィラーなどを型に応じて検討[1]一つの機器ですべての型を治療できません。当院ではTCA CROSS、パンチ法、フィラーは行っていません。
平らな赤み・色素沈着赤か茶色か、期間、日焼け、摩擦、活動性炎症紫外線対策、摩擦回避。赤みには血管・色調を標的とする光やレーザー、色素沈着には肌状態に応じた外用・ピーリング等を検討凹凸用の治療とは標的が異なります。自然経過で薄くなる場合もありますが期間は一律ではありません。
活動性ニキビ面皰、炎症、膿、しこり、瘢痕化日本皮膚科学会ガイドラインに沿った外用・内服治療を基本に、必要に応じて処置を検討[3]新しい跡を防ぐため、ニキビ跡・毛穴の美容施術より先に炎症治療を優先する場合があります。

treatments at our clinic

当院の治療を、適応・回数・費用で比較。

表示価格は税込、2026年8月16日時点です。診察後に必要な施術、麻酔・薬剤等を含む総額をご案内します。

当院の方針:活動性ニキビがあれば保険診療を含む炎症治療を優先し、毛穴・クレーター・赤みを分けて自由診療の候補を説明します。当院にない治療を含め、別の方法が適すると考えられる場合もあります。

表は横にスクロールして確認できます。

施術主に検討する状態回数・間隔の目安当院の費用主なダウンタイム・リスク
ポテンツァSチップ:毛穴・肌質
CPチップ:クレーター・凹凸
3〜5回を一つの目安に、約1か月間隔S:初回25,800円/1回35,800円
CP:初回49,800円/1回63,800円
CPは薬剤オプションあり
赤み、腫れ、熱感、点状出血、内出血、乾燥、かさぶた、色素変化、熱傷、感染、瘢痕など
ダーマペン4浅い凹凸、毛穴、肌質3〜5回を一つの目安に、3〜4週間隔全顔 初回19,800円
1回24,800円
薬剤オプションあり
赤み、腫れ、点状出血、ひりつき、乾燥、皮むけ、色素変化、感染、瘢痕など
CO2フラクショナル凹凸、毛穴、肌質1回ごとの反応を確認し、複数回を検討鼻+頬上部 初回9,800円/1回19,800円
全顔 初回29,800円/1回39,800円
赤み、腫れ、ひりつき、点状出血、かさぶた、色素沈着、熱傷、感染、瘢痕など
ハイドラジェントル皮脂・角栓・ざらつきが目立つ毛穴1回ごとの反応を確認1回9,800円赤み、ひりつき、乾燥、皮むけ、刺激感、皮膚炎の悪化など。クレーターを治す施術ではありません。
ケミカルピーリング面皰、ざらつき、皮脂・角栓が関与する場合肌状態を確認し、複数回を検討顔全体 初回5,000円
1回9,800円
赤み、乾燥、ひりつき、皮むけ、炎症、色素沈着など。深い凹凸を平らにする治療ではありません。

回数は一般的な提案例で固定ではありません。照射範囲、麻酔、薬剤、追加オプション等は施術により異なります。最新の総額はニキビ跡治療の費用美容皮膚科料金表でも確認できます。

potenza or dermapen

ポテンツァとダーマペンは、RFの有無だけで選ばない。

どちらも針を用いますが、作用、チップ・設定、費用、刺激が異なります。名称だけで適応を断定できません。

ポテンツァ

針先からRFの熱作用を加える治療です。当院ではSチップとCPチップがあり、毛穴とクレーターでは使用目的・料金が異なります。

  • 毛穴・皮脂・肌質:Sチップを検討
  • クレーター・凹凸:CPチップを検討
  • 熱作用を伴うため設定とリスク管理が重要

ダーマペン4

RFを使わず、微細な針刺激で皮膚の再構築を促すマイクロニードリングです。浅い凹凸や毛穴、肌質を相談する際の候補です。[4]

  • RFによる熱作用は使わない
  • 深さ、回数、薬剤オプションで負担が変わる
  • 深い点状瘢痕や強い癒着では別治療を検討

結論:RFがあるから常に強い・優れている、RFがないから常に負担が軽い、とは限りません。瘢痕の型、毛穴の要因、肌色、活動性炎症、過去の色素沈着、予算と予定を同じ軸で比較します。機器治療全体はニキビ跡の機器治療比較で確認できます。

decision pathway

治療は一度に決めず、診断・治療・再評価で調整。

写真の印象だけで回数を決めず、1回ごとの反応と副作用を確認します。

01

主な変化を分ける

毛穴、クレーター、赤み・色素沈着、活動性ニキビを確認します。

02

優先順位を決める

炎症が続く場合は新しい跡を防ぐ治療を優先します。

03

費用と負担を比較

回数、総額、痛み、ダウンタイム、予定を確認します。

04

反応を再評価する

写真と診察で変化・副作用を確認し、継続・変更・終了を相談します。

self care

セルフケアは、刺激を増やさないことから。

毛穴やニキビ跡を短期間で消す方法ではありませんが、炎症・乾燥・色素沈着を増やさない土台になります。

続けたいこと

低刺激の洗浄、ノンコメドジェニック表示を参考にした保湿、紫外線対策を続けます。活動性ニキビの処方薬は、医師の説明に沿って適切な量と範囲で使用します。

避けたいこと

角栓を押し出す、針で刺す、強くこする、スクラブやピーリングを重ねる行為は避けます。赤み、痛み、皮むけが続くときは刺激の強い製品を中止して相談してください。

when to see a dermatologist

迷ったら施術名より、現在の状態を相談する。

次の状態では自己判断で強いケアや施術を選ばず、皮膚科・美容皮膚科へご相談ください。

赤み・痛み・膿が続く

活動性ニキビや皮膚炎を先に治療する必要があります。急な腫れや強い痛みは早めに受診してください。

へこみが増えている

新しい瘢痕を防ぐため、炎症の重症度と治療内容を見直します。

見分けがつかない

毛穴、クレーター、赤み・色素沈着が混在する場合は、斜め光と触診で優先順位を整理します。

セルフケアで悪化した

ひりつき、皮むけ、色素沈着が続く場合は、摩擦やピーリング成分を中止して診察を受けてください。

施術歴・副作用歴がある

過去の熱傷、強い色素沈着、感染、瘢痕などを医師へ伝えてください。

費用と期間を比較したい

1回価格だけでなく、想定回数、麻酔・薬剤、ダウンタイムを含む総額を確認します。

frequently asked questions

ニキビ跡と毛穴。よくある質問。

見分け方、セルフケア、ポテンツァとダーマペン、回数・保険を短くまとめました。

ニキビ跡のクレーターと毛穴の開きはどう見分けますか?

毛穴の開きは皮脂の多い部位に比較的均一に並び、触れると平らなことが多い一方、クレーターは過去の炎症部位に不規則なへこみや影が残ります。ただし、同じ部位に両方が混在することがあり、写真だけでは確定できません。

赤いニキビ跡はクレーターですか?

平らな赤みは炎症後紅斑で、へこみを伴う萎縮性瘢痕とは別の変化です。赤みとクレーターが同じ場所に残ることもあるため、斜めからの光と触診で凹凸を確認します。

毛穴の開きはセルフケアで治りますか?

洗いすぎや角栓を押し出す行為を避け、低刺激の洗浄、保湿、紫外線対策を続けることは大切です。ただし、毛包の構造や弾力低下、瘢痕による凹凸を化粧品だけで消すことは難しく、刺激で悪化する場合は診察を受けてください。

ポテンツァとダーマペンはどちらがよいですか?

全員に共通する優劣はありません。ポテンツァは針先からRFの熱作用を加え、ダーマペン4はRFを使わず微細な針刺激を加えます。凹凸の型、毛穴の要因、肌色、許容できるダウンタイム、費用から選びます。

ニキビが残っていても毛穴・ニキビ跡治療を受けられますか?

相談はできますが、赤く腫れたニキビや膿を伴うニキビが続く場合は、新しい跡を防ぐため活動性ニキビの治療を優先または並行します。施術当日の可否は炎症、感染、乾燥、日焼けを診察して判断します。

ニキビ跡・毛穴治療は何回必要ですか?

治療法と状態により異なり、複数回を数か月かけて行う場合があります。当院ではポテンツァやダーマペン4を3〜5回程度提案する場合がありますが、固定回数での変化を保証するものではありません。

美容施術は保険適用ですか?

毛穴やニキビ跡の見た目を整える美容施術は原則として自由診療です。活動性ニキビの診察・処方は症状と治療内容により保険診療の対象になる場合があるため、区分を確認してから治療を選びます。

相談当日に施術を決める必要はありますか?

必要ありません。見た目の分類、一般的な選択肢、当院で提供する施術、回数・費用・リスクを比較してから検討できます。肌状態や服薬、日焼けなどにより当日の施術を行わない場合もあります。

topic cluster roles

詳しい疑問は、担当ページで深掘り。

このページは毛穴とニキビ跡の見分け方・治療選択を担当します。原因、種類、機器、費用、個別施術は専門ページへ分けています。

MEDICAL SUPERVISION

監修医師からのメッセージ

毛穴の開きとニキビ跡は、同じ凹凸に見えても、皮脂・角栓、毛包周囲の弾力、炎症後の組織欠損など成り立ちが異なります。平らな赤みや色素沈着、活動性ニキビが重なる場合もあり、施術名を選ぶ前に見えている変化を分けることが大切です。

当院では色、影、並び方、触感、経過を確認し、一般的な選択肢と当院で提供する治療、回数・費用・ダウンタイム・リスクを比較します。必要に応じてニキビの保険診療を優先し、無理のない治療計画を一緒に検討します。

主監修医師

倉田 照久

医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長

ニキビ跡・毛穴の状態を医師に相談する

毛穴、クレーター、赤み・色素沈着、活動性ニキビを確認し、一般的な選択肢と当院で提供できる治療、費用、ダウンタイムをご案内します。

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本ページは一般的な医療情報の提供を目的とし、個別の診断・治療に代わるものではありません。

最終確認日:2026-08-16