MEDICAL WEIGHT MANAGEMENT / PATIENT GUIDE
メディカルダイエットとはGLP-1等の薬・副作用・料金
リベルサス、マンジャロ、オゼンピック、ジャディアンスは、国内で2型糖尿病等を対象に承認された医薬品です。当院で体重管理目的に用いる場合は適応外使用です。承認状況、副作用、受診前の確認事項と料金を先にご確認ください。
監修:倉田 照久 医師 最終確認日:2026年8月18日
QUICK ANSWER
最初に知っておきたい要点
メディカルダイエットは、薬を使えば必ず減量できる治療ではありません。体重増加の背景、現在の病気と治療、食事・活動・睡眠、薬の国内承認状況と副作用を確認し、薬を使わない選択肢も含めて個別に判断します。
APPROVAL STATUS
国内承認と体重管理目的の違い
販売名が国内承認品でも、目的が承認された効能効果の範囲外なら適応外使用です。
| 薬剤 | 分類・剤形 | 国内承認された主な効能効果 | 当院ダイエット外来での位置づけ |
|---|---|---|---|
| リベルサス | セマグルチド GLP-1受容体作動薬・内服 | 2型糖尿病 | 適応外使用 体重管理目的は承認された効能効果ではありません。 |
| マンジャロ | チルゼパチド GIP/GLP-1受容体作動薬・注射 | 2型糖尿病 | 適応外使用 体重管理目的は承認された効能効果ではありません。 |
| オゼンピック | セマグルチド GLP-1受容体作動薬・注射 | 2型糖尿病 | 適応外使用 体重管理目的は承認された効能効果ではありません。 |
| ジャディアンス | エンパグリフロジン SGLT2阻害薬・内服 | 2型糖尿病。10mg製剤には慢性心不全・慢性腎臓病の効能効果もあります。 | 適応外使用 体重管理目的は承認された効能効果ではありません。 |
MEDICINE COMPARISON
4薬剤の特徴と主な注意点
表は診察前に薬を選ぶためではなく、作用とリスクの違いを理解するための整理です。
ORAL GLP-1
リベルサス
胃の内容物の排出や食欲などに関わるGLP-1受容体作動薬の内服剤です。決められた飲み方があり、自己流で服用条件を変えないでください。
- 吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの胃腸症状
- 持続する強い腹痛は急性膵炎の可能性
- 他の糖尿病薬併用時の低血糖
WEEKLY GIP / GLP-1
マンジャロ
GIP/GLP-1受容体に作用する週1回の注射剤です。自己判断で増量・併用・中断後の再開をしないでください。
- 吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの胃腸症状
- 急性膵炎、胆のうに関する症状
- 他の糖尿病薬併用時の低血糖
WEEKLY GLP-1
オゼンピック
GLP-1受容体に作用する週1回の注射剤です。製品の用量と投与方法を処方時に確認し、他人と共有しないでください。
- 吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの胃腸症状
- 持続する強い腹痛は急性膵炎の可能性
- 他の糖尿病薬併用時の低血糖
ORAL SGLT2
ジャディアンス
腎臓での糖の再吸収を抑え、尿へ糖を排出する方向に働くSGLT2阻害薬です。脱水やケトアシドーシスに注意が必要です。
- 脱水、頻尿、尿路・性器感染
- 血糖が著しく高くなくても起こり得るケトアシドーシス
- 食事が取れない時や手術・絶食時は要相談
重複に注意:糖尿病・心不全・腎臓病などで同系統薬を処方されている方は、必ず薬名と処方医を申告してください。GLP-1/GIP関連薬同士やSGLT2阻害薬を自己判断で併用・切り替えないでください。
SAFETY & WARNING SIGNS
処方前の確認と緊急受診の目安
薬剤ごとの添付文書と診察結果を優先します。以下は代表的な確認事項です。
診察時に必ず伝えること
- すべての薬・サプリメント糖尿病薬、利尿薬、市販薬、他院・オンライン診療の処方を含みます。
- 既往歴と現在の病気膵炎、胆石、重い胃腸障害、腎臓・肝臓の病気、糖尿病、摂食障害などを申告してください。
- 妊娠・授乳・妊娠希望使用可否の判断に重要です。計画を含め、処方前に必ず相談してください。
- 手術・検査・絶食の予定麻酔、食事制限、体調不良時の対応を事前に確認します。
使用を止め、早めに医療機関へ連絡する症状
- 持続する強い腹痛、背中に広がる痛み嘔吐を伴う場合を含め、急性膵炎などの可能性があります。
- 嘔吐が続き、水分が取れない脱水や腎機能悪化のおそれがあります。
- 強い口渇、吐き気、腹痛、深く速い呼吸、意識の変化SGLT2阻害薬によるケトアシドーシスの可能性があります。
- 冷汗、動悸、ふるえ、意識の低下低血糖が疑われます。緊急性に応じて救急要請も検討してください。
- 呼吸困難、顔・口の腫れ、全身じんましん重いアレルギー反応の可能性があります。
VISIT FLOW
診察から経過確認まで
薬の処方を前提とせず、体重増加の背景と安全性を確認します。
診察・背景の確認
体重、腹囲、血圧、症状、既往歴、治療中の病気、服用中の薬、生活習慣を確認します。
必要な検査を判断
健康診断結果などを確認し、血液・尿検査等が必要かを個別に判断します。
選択肢と費用を説明
薬を使わない体重管理、承認された治療、適応外使用の違い、副作用、費用を比較します。
再診で安全性を確認
体重だけでなく、食事量、脱水、胃腸症状、感染症状、検査値などを確認します。
CURRENT PRICE
当院のダイエット外来料金
2026年8月18日に公式料金表と照合した税込価格です。診察・検査・針などの扱いは、処方前に製品ごとに確認してください。
リベルサス
- 3mg
- 7,800円
- 7mg
- 17,000円
- 14mg
- 30,000円
料金表には処方期間の記載がありません。数量・期間を診察時に確認してください。
ジャディアンス10mg
- 1か月分
- 16,000円
- 3か月分
- 45,600円
- 6か月分
- 86,400円
- 12か月分
- 163,200円
マンジャロ
- 2.5mg 1か月分(4本)
- 22,000円
- 2.5mg 1本
- 6,000円
- 5mg 1か月分(4本)
- 38,000円
- 5mg 1本
- 10,000円
- 7.5mg 1か月分(4本)
- 59,800円
- 7.5mg 1本
- 15,400円
- 10mg 1か月分(4本)
- 90,000円
- 10mg 1本
- 25,000円
オゼンピック
- 2mg 1本(8週間分)
- 25,000円
OFF-LABEL USE
適応外使用に関する情報
承認状況
本ページに記載する4薬剤は国内承認品の販売名ですが、当院のダイエット外来で体重管理目的に使う場合は、承認された効能効果の範囲外です。
入手経路
実際に処方する製品、製造販売元、入手経路は製品ごとに処方前に確認・説明します。本ページでは確認していない経路を推測で記載しません。
国内の代替選択肢
食事・身体活動・睡眠の見直し、原因疾患や合併症の治療、また一定の要件で肥満症を対象に国内承認された治療薬があります。適応は別途診断が必要です。
救済制度
承認された効能効果の範囲外で使用して健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。
詳細は未承認医薬品等を用いた自由診療についてと、処方時に示す製品情報をご確認ください。
SOURCES
参考資料
- 厚生労働省「GLP-1受容体作動薬等の美容・痩身目的での使用について」
- 厚生労働省「医薬品・医療機器等安全性情報」
- 厚生労働省「GLP-1受容体作動薬等の適正使用について」(2026年6月16日)
- PMDA「リベルサス錠 添付文書」
- PMDA「マンジャロ皮下注 医療用医薬品情報」
- PMDA「オゼンピック皮下注 医療用医薬品情報」
- PMDA「ジャディアンス錠 医療用医薬品情報」
- 日本肥満学会
添付文書は改訂されることがあります。実際の処方では最新の製品情報と担当医の説明を優先してください。
FAQ
よくあるご質問
Q.メディカルダイエットとは何ですか?
医師が体重増加の背景、合併症、生活習慣、使用中の薬などを確認し、食事・身体活動・睡眠の見直しや薬物療法を検討する診療です。薬を使うこと自体を意味せず、減量を保証する治療でもありません。
Q.当院のダイエット外来は保険適用ですか?
本ページに掲載する当院のダイエット外来は自由診療で、公的保険は適用されません。診察・検査・製品・数量・期間などを確認し、開始前に費用をご確認ください。
Q.リベルサス、マンジャロ、オゼンピックはダイエット薬として承認されていますか?
これらの販売名の医薬品は国内では2型糖尿病を対象に承認されていますが、体重管理目的は承認された効能効果の範囲外です。当院のダイエット外来で用いる場合は適応外使用となります。
Q.ジャディアンスはダイエット薬ですか?
ジャディアンスはSGLT2阻害薬で、国内では2型糖尿病等を対象に承認されています。体重管理目的は承認された効能効果の範囲外であり、脱水、ケトアシドーシス、尿路・性器感染などに注意が必要です。
Q.どの薬が一番減量できますか?
このページでは薬剤間の減量効果を順位付けしません。適応外使用であり、効果と副作用には個人差があります。現在の病気、併用薬、既往歴、妊娠・授乳、検査結果などを確認して、薬を使わない選択肢も含めて判断します。
Q.どのような副作用がありますか?
GLP-1/GIP関連薬では吐き気、嘔吐、下痢、便秘、急性膵炎など、SGLT2阻害薬では脱水、尿路・性器感染、ケトアシドーシスなどに注意します。他の糖尿病薬と併用すると低血糖の危険が高まることがあります。
Q.すぐに医療機関へ連絡した方がよい症状はありますか?
持続する強い腹痛、嘔吐が続いて水分が取れない、強い口渇・吐き気・腹痛・深く速い呼吸・意識変化、冷汗・ふるえ・意識低下、呼吸困難や顔・口の腫れなどは、使用を中止して早めに医療機関へ連絡してください。緊急性が高い場合は救急要請を検討します。
Q.妊娠中や授乳中でも使えますか?
薬剤ごとに使用可否と必要な休薬期間が異なります。妊娠中、授乳中、妊娠を希望・予定している方は、処方前に必ず申告してください。自己判断で使用しないでください。
Q.オンライン診療や他院で同じ薬をもらっていても処方できますか?
同系統薬の重複や相互作用を避けるため、他院・オンライン診療の処方を含むすべての薬名を確認します。自己判断で重ねて使ったり切り替えたりせず、お薬手帳や処方内容をご持参ください。
Q.手術や検査、食事が取れない時はどうすればよいですか?
薬剤によっては休薬や個別対応が必要です。手術、麻酔、内視鏡、絶食の予定、発熱、下痢、嘔吐などで食事や水分が取れない場合は、事前または早めに処方医へ連絡してください。
Q.料金には診察料や検査代も含まれますか?
公式料金表は薬剤の掲載価格です。診察・検査・注射針等が別途必要か、製品、数量、処方期間と合わせて開始前に確認してください。リベルサスは料金表に処方期間の記載がないため、数量と期間を診察時に確認します。
Q.医薬品副作用被害救済制度の対象になりますか?
承認された効能効果の範囲外で使用して健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。厚生労働省も美容・痩身目的の適応外使用について注意を呼びかけています。
CLINIC INFORMATION
当院のご案内
薬の処方を前提とせず、国内承認状況、適応外使用、安全性、費用を確認して個別に判断します。
所在地
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂2丁目25-6
ホリウチビル3階
診療時間
11:00〜13:30 / 15:00〜19:30
最終受付 19:30
年中無休(年末年始を除く)
アクセス
JR・私鉄各線
渋谷駅ハチ公出口より徒歩約5分
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CONSULTATION
処方前に、現在の薬と健康状態を確認します
お薬手帳や健康診断結果がある方はご持参ください。処方できない場合や、他の診療科での確認を優先する場合があります。
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本ページはメディカルダイエットに関する一般的な医療情報と当院の現行料金を掲載しています。診断、処方の可否、製品、用量、期間、検査は、診察と最新の製品情報に基づき個別に判断します。
本ページに記載する4薬剤を体重管理目的で使用する場合は、国内で承認された効能効果の範囲外です。減量効果を保証するものではなく、個人間の譲渡、転売、自己判断での併用・増量をしないでください。




