
CLEANSING GUIDE
ニキビ肌のクレンジング方法と選び方
メイク・日焼け止めの落とし方
オイル・バーム・ジェル・ミルクの名前で決めず、その日に塗ったものを短時間で落とせるかを確認します。クレンジングはニキビ治療の代わりではありません。
- オイルも一律に禁止しません
- 落とす対象から選びます
- こすらず十分にすすぎます
生成イメージです。実際の症例写真ではありません。
SHORT ANSWER
結論|メイク・日焼け止めを落とせる範囲で、摩擦を増やさない製品を選びます
ニキビ肌だからオイルを避ける、ミルクなら必ず低刺激といった決め方はできません。日本皮膚科学会は、ニキビがあってもメイクやオイルクレンジングを一律に禁止せず、活動後にメイクを落とし、その後に洗顔料で洗って十分にすすぐよう案内しています。[1][2]
薄いメイクか、耐水性の高い日焼け止め・メイクかを確認します。
使用量、乾いた手・濡れた手、ダブル洗顔、専用品の要否を読みます。
赤み、ヒリつき、つっぱり、皮むけ、ニキビの変化を記録します。
4-STEP DECISION
ニキビ肌のクレンジングを選ぶ4ステップ
「ニキビ肌向け」という言葉だけで選ばず、落とすものと使い方を順に確認します。
その日に塗ったものを確認
ファンデーション、ポイントメイク、日焼け止めの耐水性を分けます。
落とし方の表示を読む
石けん・洗顔料で落ちるか、クレンジングや専用品が必要かを確認します。
こすらず落ちる強さを選ぶ
長くこする必要があるなら、穏やかさではなく洗浄不足かもしれません。
一度に一つだけ変える
開始日と刺激・ニキビの変化を記録し、原因を切り分けやすくします。
耐水性の高い日焼け止めやメイクは、洗顔料だけでは完全に落ちない場合があります。日本化粧品工業会は、製品ごとの使用説明を確認するよう案内しています。[4]
PRIMARY SOURCES
本文で確認できる一次資料の要点
公式資料の結論を、選び方・手順・受診判断の該当箇所から直接確認できます。
FORMULATION TYPES
オイル・バーム・ジェル・ミルクは剤型だけで順位を付けません
同じ剤型でも洗浄力や使い方は製品ごとに異なります。日本化粧品工業会も、クレンジングには複数の剤型があり、使用目的に合わせて選ぶよう案内しています。[3]
オイル・バーム
落ちにくいメイクを短時間でなじませやすい候補です。オイルという理由だけでニキビ肌に不適とはいえません。
ジェル
水性・油性など処方の幅があります。「ジェル=洗浄力が弱い」と決めず、落とせる対象を確認します。
ミルク・クリーム
軽いメイクに使いやすい製品があります。落ちにくいメイクを長くこするなら組み合わせを見直します。
拭き取り・ウォーター
外出先では便利ですが、コットンやシートの往復で摩擦を増やさないようにします。
表は横にスクロールできます →
| 確認するもの | 選択の手がかり | 避けたい判断 |
|---|---|---|
| 薄いベースメイク | 表示どおりの量で、短時間になじんで落ちる製品 | 穏やかそうな剤型を少量使い、長くこする |
| 耐水性の高い日焼け止め | 容器に記載されたクレンジング・専用品の要否 | 「日焼け止めだけだから水でよい」と一律に考える |
| ポイントメイク | 必要に応じてポイント用製品を使い、顔全体の摩擦を減らす | 落ちるまで目元・口元を何度も往復する |
| 炎症・皮むけがある肌 | 処方薬、新製品、刺激が出た時期を確認して処方元へ相談 | 「好転反応」「デトックス」と決めて使い続ける |
HOW TO CLEANSE
ニキビ肌のクレンジング手順
正確な量、手や顔を濡らすか、なじませ方は製品表示を優先します。共通する要点は力と時間を増やさないことです。
DOUBLE CLEANSING
ダブル洗顔は「洗う回数」ではなく役割を分けて考えます
クレンジングは主に油性のメイク、洗顔料は汗や余分な皮脂などを落とす工程です。日本皮膚科学会は、メイク落とし後に洗顔料で洗い、十分にすすぐよう案内しています。[2]
確認すること
- クレンジングと洗顔料それぞれの使用説明
- 治療薬による乾燥・皮むけの有無
- 洗った直後と翌朝の赤み・つっぱり
- メイク・日焼け止めの落ち残り
自己判断で増やさないこと
- ニキビがあるから朝もクレンジングする
- 落ちたか不安で同じ工程を繰り返す
- スクラブやブラシを追加してこする
- 刺激が出ても「効いている証拠」と続ける
洗顔の回数・泡立て方は別ページで確認できます。このページはメイク・日焼け止めを落とす工程に範囲を限定しています。詳しくはニキビ肌の洗顔方法をご覧ください。
TROUBLE CHECK
クレンジングが合わないサインと受診目安
症状の種類、開始日、使った製品を分けて記録すると、ニキビの変化とかぶれ・刺激を判断しやすくなります。
直後にしみる・赤くなる
新製品はいったん中止します。熱い湯や摩擦も避け、赤み・痛みが続く場合は皮膚科へ相談します。
乾燥・皮むけが強くなった
クレンジング、洗顔、処方薬のどこで刺激が重なるかを確認し、処方薬は自己判断で中止せず処方元へ相談します。
ニキビが増えた・広がった
追加した製品を一つずつ確認します。痛みのあるしこり、膿、跡が残りそうな炎症は早めに診察を受けます。
日本化粧品工業会は、使用中または使用後にほてり・かゆみ・赤み・痛み・腫れなどが出た場合、使用中止を案内しています。[4]
FOR YOUR VISIT
診察で伝えてほしい4つの情報
当院へ相談する際は、記憶だけでなく製品本体や容器の写真があると、使い方と症状の関係を確認しやすくなります。
使用中の全製品
クレンジング、洗顔料、保湿剤、日焼け止め、処方薬・市販薬の名称。
開始日と症状が出た日
新しく追加した日、赤み・ヒリつき・ニキビの変化が始まった日。
落とす対象と使い方
メイクの種類、耐水性、使用量、なじませ方、ダブル洗顔の有無。
FAQ
ニキビ肌のクレンジングでよくある質問
オイル、剤型、ダブル洗顔、日焼け止め、なじませる時間、水温、刺激について回答します。
ニキビ肌にオイルクレンジングを使ってもよいですか?
日本皮膚科学会は、ニキビがある場合でもオイルクレンジングを使って構わないと案内しています。オイルだから一律に避けるのではなく、使用中のメイクを短時間で落とせるか、すすいだ後に刺激やつっぱりがないか、製品の使用方法どおりに使えるかを確認します。
ニキビ肌にはジェルやミルクが一番よいですか?
剤型だけで一番よい製品は決まりません。同じジェルでも洗浄力や成分は異なり、落ちにくいメイクを穏やかな製品で長くこすると、かえって摩擦が増えます。落とす対象と製品表示を先に確認してください。
クレンジング後のダブル洗顔は必要ですか?
日本皮膚科学会の患者向けQ&Aでは、メイク落としの後に洗顔料で洗い、十分にすすぐ方法が案内されています。製品に固有の使用方法がある場合は表示を確認し、治療中の乾燥や刺激が強い場合は自己判断で洗浄回数を増減せず処方元へ相談してください。
日焼け止めだけの日もクレンジングが必要ですか?
製品ごとに異なります。日本化粧品工業会は、耐水性の高い日焼け止めには洗顔料だけで完全に落とせないものがあるため、それぞれの使用説明を確認するよう案内しています。
クレンジングは何分なじませればよいですか?
一律の秒数・分数は決められません。製品に表示された量と方法を守り、メイクとなじんだら長くマッサージせず洗い流します。落ちない場合は、時間や力を増やす前に製品の組み合わせを見直します。
クレンジングは何度のお湯で流しますか?
特定の温度を全員へ固定する必要はありません。熱い湯を避け、肌が熱さや刺激を感じにくい水温で、製品が残らないよう十分にすすぎます。毛穴が開く・閉じることを目的に温度を変える必要はありません。
クレンジング後に赤みやヒリつきが出たらどうしますか?
新しく使った製品はいったん中止し、強くこすらないでください。赤み、かゆみ、痛み、腫れ、水ぶくれが続く場合や、目・口の周囲まで広がる場合は皮膚科へ相談します。
REFERENCES & EDITORIAL POLICY
参考資料と情報作成方針
- 日本皮膚科学会『化粧(メイクアップ)はしてはいけませんか?』
- 日本皮膚科学会『不潔だからにきびができるのですか?洗顔方法は?』
- 日本化粧品工業会『肌の汚れを落とす―洗浄料―』
- 日本化粧品工業会『化粧品Q&A|日やけ止めやメークアップの落とし方』
- 日本皮膚科学会『尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023』
本ページは日本皮膚科学会と日本化粧品工業会の一次資料を確認し、メイク・日焼け止めに合わせた製品選び、洗浄手順、ダブル洗顔、使用中止・相談の目安を患者さん向けに編集しています。製品の適否や治療との組み合わせは肌の状態により異なります。医療情報はに最終確認しました。
MEDICAL SUPERVISION
監修医師からのメッセージ
主監修医師
倉田 照久
医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長

共同監修医師
吉井 恭平
池袋サンシャイン通り皮膚科 院長
DERMATOLOGY CONSULTATION
クレンジング後に続く赤み・刺激を皮膚科へ相談する
製品を変えてから赤み・かゆみ・痛みが続く、治療薬による乾燥や皮むけが強い、ニキビが急に悪化した場合はご相談ください。使用中の製品名と開始日が分かると診察に役立ちます。
WEB予約は24時間受付。診療時間・休診情報は来院前にご確認ください。TOC GROUP
TOCグループ
医療法人御照会を中心とした医療グループ
本ページは一般的な医療情報の提供を目的とし、個別の診断・治療に代わるものではありません。症状や製品、治療の適否は医師の診察により判断されます。