ADAPALENE 0.1%

ディフェリンゲル。ニキビへの効果・塗り方・副作用。

アダパレン0.1%を含むニキビの処方薬です。白ニキビ・赤ニキビ・維持療法での役割、1日1回の塗り方、初期刺激、妊娠時の禁忌、3か月の評価目安まで整理します。

医療情報確認日 2026年8月21日監修 倉田照久医師・吉井恭平医師根拠 日本皮膚科学会・PMDA・製造販売元
根拠資料を見る

quick answer

ディフェリンゲルは、毛穴の詰まりを改善し、面皰・炎症性ニキビ・維持療法に用いる処方薬です。

有効成分アダパレン0.1%がレチノイド様作用により角化細胞の分化を調整し、面皰形成を抑えます。

効果を急いで塗る量を増やさず、刺激を確認しながら指示された範囲へ継続します。

一次資料|PMDA電子添文 2〜82023年1月改訂の電子添文は、アダパレン0.1%、顔面のみへの使用、1日1回・洗顔後・就寝前の塗布、妊娠中の禁忌を示しています。

who may use adapalene

面皰・炎症性皮疹・維持療法を分け、結節・嚢腫や類似疾患を見逃さない

商品名だけで治療の適否は決められません。

01

白・黒ニキビ

閉鎖面皰・開放面皰など、毛穴の詰まりを確認します。

02

赤ニキビ

炎症性丘疹・膿疱の数と分布を確認します。

03

炎症軽快後

新しい面皰を抑える維持療法の位置づけを確認します。

04

別の処置

結節・嚢腫、湿疹、酒皶などは診断と治療を見直します。

一次資料|日本皮膚科学会ガイドライン CQ5・CQ18・CQ27ガイドライン2023は、炎症性皮疹、面皰、炎症軽快後の寛解維持にアダパレン0.1%ゲルを強く推奨しています。

how adapalene works

アダパレンがレチノイン酸受容体へ結合し、角化細胞の分化を調整する

抗菌薬やBPOは含まれていません。

毛穴の詰まり

角化細胞の分化を抑え、面皰形成に関わる毛包の詰まりへ作用します。

炎症性皮疹

面皰に続く炎症性皮疹の治療でもガイドライン上の選択肢です。

維持療法

炎症軽快後も、診察で必要性を確認しながら寛解維持に用います。

一次資料|PMDA電子添文 18薬効薬理は、アダパレンがレチノイン酸受容体へ結合してレチノイド様作用を示し、表皮角化細胞の分化を抑制することを示しています。

how to apply

1日1回、洗顔後の就寝前に、指示された顔面の患部へ薄く塗る

量・範囲・保湿との順番は処方時の説明を優先します。

洗顔して乾かす

こすらず洗い、水分をやさしく拭き取ります。

患部へ適量

医師が指定した顔面の範囲へ、就寝前に薄く塗ります。

避ける場所

眼、口唇、鼻翼、粘膜、傷、すり傷、湿疹部位を避けます。

翌日の紫外線

過度の日光や日焼けランプを避け、刺激を減らします。

一次資料|PMDA電子添文 6・7・14用法・適用上の注意は、1日1回・洗顔後・就寝前の使用、眼・粘膜・傷・湿疹を避けること、刺激性外用剤との併用注意を示しています。

side effects & contraindications

開始2週間の皮膚刺激、妊娠禁忌、紫外線、刺激性外用剤を確認する

強い症状を「効いている証拠」と考えません。

処方元へ相談

  • 乾燥、赤み、皮むけ、かゆみ、ヒリつきが続く
  • 保湿しても刺激が軽減しない
  • 他の外用薬や化粧品で刺激が増えた
  • 塗る量・範囲・休薬の判断が分からない

使用を中止し速やかに連絡

  • 強い腫れ、水疱、灼熱感、顔面浮腫
  • 過敏症を疑う発疹や蕁麻疹
  • 眼に入れて洗浄後も症状が続く
  • 妊娠が分かった・可能性が生じた

一次資料|PMDA電子添文 2・8・9・11禁忌・重要な基本的注意・副作用は、妊娠中の使用禁止、重度刺激時の中止、開始2週間以内に生じやすい乾燥・不快感・皮むけ・赤み・かゆみを示しています。

授乳中は治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮し、授乳継続または中止を検討します。12歳未満を対象とした臨床試験は実施されていません。該当する場合は処方前に必ず申告してください。

follow-up & duration

刺激は開始早期、効果は12週・3か月を一つの評価点として再診する

長期試験があることと、自己判断で漫然と続けてよいことは同じではありません。

開始2週間

乾燥・赤み・皮むけなどが出やすい時期です。強さと範囲を確認します。

12週・3か月

国内比較試験は12週間で評価。3か月以内に改善がなければ電子添文上は中止します。

炎症軽快後

維持療法を検討できますが、不要になったら中止し、漫然と長期使用しません。

一次資料|PMDA電子添文 7・8・17、日本皮膚科学会 CQ27臨床成績には12週比較試験と最長12か月の長期試験が記載され、ガイドラインは炎症軽快後の寛解維持にも強く推奨しています。

compare acne topicals

ディフェリン・ベピオ・エピデュオ・デュアックの違い

有効成分、役割、妊娠、刺激、抗菌薬の有無で比較します。

主成分主な役割重要な確認点
ディフェリンアダパレン0.1%面皰・炎症性皮疹、維持療法初期刺激、妊娠禁忌、紫外線
ベピオBPO 2.5%面皰・炎症性皮疹、維持療法刺激、脱色、製剤ごとの保存
エピデュオアダパレン+BPO面皰・炎症性皮疹、維持療法両成分由来の刺激、妊娠禁忌、脱色
デュアックCLDM+BPO炎症性皮疹と混在する面皰抗菌薬を含む期間、刺激、保存

薬を自己判断で重ねたり置き換えたりせず、ニキビの塗り薬・外用薬の比較ベピオエピデュオデュアック配合ゲルも確認してください。

when to revisit

強い刺激、妊娠、3か月で改善しない時は自己調整せず再診する

塗布方法を変えるか、BPOや抗菌薬を含む治療へ組み替えるかを診察で判断します。

ディフェリンの適応・塗り方・刺激を相談皮疹の種類、妊娠可能性、塗布範囲、保湿、紫外線、併用薬、再診時期まで確認します。

frequently asked questions

ディフェリンゲルとニキビのよくある質問

対象、塗り方、初期刺激、妊娠・授乳、顔以外、期間、保管に回答します。

ディフェリンゲルはどのようなニキビに使いますか?

顔面の尋常性ざ瘡に用いる処方薬です。白ニキビ・黒ニキビなどの面皰、炎症性ニキビ、炎症軽快後の維持療法で検討します。結節・嚢腫には別の処置が必要です。

ディフェリンゲルは1日何回、いつ塗りますか?

電子添文では1日1回、洗顔後、就寝前に顔面の患部へ適量を塗ります。量と範囲は処方時の指示を優先してください。

ニキビの上だけに点塗りしますか?

自己判断で点塗りや顔全体への塗布を決めず、医師が確認した患部と範囲に塗ります。面皰の分布や刺激の出やすい部位によって開始範囲を調整します。

赤みや皮むけはいつ出やすいですか?

電子添文では乾燥、不快感、皮むけ、赤み、かゆみは治療開始2週間以内に生じることが多いとされています。軽度で一過性のこともありますが、続く場合は休薬などを含め処方元へ相談します。

刺激が出ても慣れるまで続けるべきですか?

強い刺激を我慢して続ける必要はありません。重い刺激や過敏症が疑われる場合は使用を中止し、軽い症状でも改善しない場合は塗布量・範囲・保湿・休薬を処方元と確認してください。

妊娠中・妊娠の可能性がある場合は使えますか?

妊婦または妊娠している可能性のある方は使用できません。使用中に妊娠が分かった場合や妊娠を予定する場合は使用を中止し、処方元へ連絡してください。

授乳中でも使用できますか?

授乳中は治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続または中止を検討します。自己判断せず、処方前に必ず授乳中であることを伝えてください。

ディフェリンゲルは背中や胸にも塗れますか?

日本の電子添文では顔面の尋常性ざ瘡にのみ使用し、胸部・背部など顔以外の有効性と安全性は確立していません。顔以外へ自己判断で塗らないでください。

ディフェリンゲルは市販薬や通販で購入できますか?

国内で承認されているディフェリンゲル0.1%は医療用医薬品で、医師の診察と処方が必要です。個人輸入品や古い残薬を自己判断で使うと、妊娠禁忌、類似疾患、刺激への対応を確認できないため、処方元へ相談してください。

どのくらいで効果を判断しますか?

国内比較試験は12週間で評価されています。電子添文では治療開始3か月以内に改善が認められない場合は使用を中止するとされているため、自己判断で漫然と続けず再診で評価します。

ディフェリンゲルはどのように保管しますか?

室温で保存し、凍結させないでください。薬袋の表示と有効期間を守り、保管状態が分からない薬や古い残薬を自己判断で再使用しないでください。

related acne guides

アダパレン・配合剤・ニキビ治療全体を詳しく調べる

このページはディフェリン製品を担当し、薬剤比較やトレチノインなど別の検索意図は専門ページへ分けています。

MEDICAL SUPERVISION

監修医師からのメッセージ

ディフェリンゲルは、毛穴の詰まりに関わる角化を整え、面皰から炎症性ニキビまで治療に用いるアダパレン外用薬です。診察では、白ニキビ・黒ニキビと赤ニキビの分布、結節・嚢腫、乾燥や湿疹、妊娠の可能性、現在の外用薬を確認します。

使い始めの乾燥や赤みを我慢しすぎず、塗る量・範囲・保湿・再診時期を調整しながら続けることが大切です。強い腫れや水疱、妊娠が分かった場合、3か月で改善が乏しい場合は、自己判断で継続せず処方元へ相談してください。

主監修医師

倉田 照久

医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長

ディフェリンの適応・塗り方・刺激を相談する

皮疹の種類、妊娠可能性、塗布範囲、保湿、紫外線、併用薬、再診時期まで確認します。

WEB予約

TOC GROUP

TOCグループ

医療法人御照会を中心とした医療グループ

本ページは一般的な医療情報の提供を目的とし、個別の診断・処方に代わるものではありません。ディフェリンゲルの適応、塗布範囲、期間、副作用、妊娠・授乳時の扱いは、診察と最新の電子添文等に基づき判断します。

医療情報の最終確認日:2026年8月21日