渋谷 尿素クリーム ケラチナミン パスタロン かかと 乾燥肌

【渋谷 尿素クリーム ケラチナミン パスタロン かかと 乾燥肌】|渋谷 尿素クリームの効果と副作用|医師が解説

渋谷 尿素クリームの効果と副作用|医師が解説

最終更新日: 2026-05-02
📋 この記事のポイント
  • ✓ 尿素クリームは、乾燥肌や角化症の改善に効果が期待できる保湿剤です。
  • ✓ ケラチナミンやパスタロンなどの代表的な製品があり、濃度によって作用が異なります。
  • ✓ 副作用として刺激感や赤みがありますが、適切な使用法を守ることでリスクを低減できます。
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき作成されています。記事内には当院の治療・サービスに関する情報が含まれます。

尿素クリームは、乾燥肌や角化症といった皮膚のトラブルに対して広く用いられる外用薬です。特に、かかとなどの硬くなった角質や、手足のひび割れ、あかぎれなどに悩む方にとって、その効果は注目されています。この記事では、尿素クリームの基本的な作用メカニズムから、ケラチナミンやパスタロンといった代表的な製品の特徴、期待できる効果、そして注意すべき副作用までを詳しく解説します。

尿素クリームとは?その作用メカニズムを解説

尿素クリームが角質層に浸透し、肌の乾燥を改善する作用メカニズム
尿素クリームの作用メカニズム

尿素クリームとは、有効成分として尿素を配合した外用薬です。尿素は、皮膚の角質層に存在する天然保湿因子(NMF)の一つであり、水分を保持する働きを持っています。この尿素を外用薬として塗布することで、皮膚の乾燥や角質肥厚の改善が期待できます。

尿素クリームの主な作用メカニズムは、以下の2点です。

  1. 保湿作用: 尿素は、その分子構造により水分を引き寄せて保持する性質(吸湿性)と、皮膚の水分蒸散を防ぐ性質(保湿性)を併せ持っています。これにより、乾燥した皮膚に潤いを与え、しっとりとした状態を保つ効果が期待できます。特に、乾燥肌の患者さまでは、皮膚のバリア機能が低下していることが多く、適切な保湿は非常に重要です。当院で診察する患者さまの中にも、冬場になると乾燥によるかゆみやひび割れに悩まされ、保湿剤を求めて来院される方が多くいらっしゃいます。
  2. 角質溶解作用: 尿素には、高濃度になるほど角質を柔らかくし、剥がれやすくする作用(角質溶解作用)があります。これは、尿素が角質細胞間の結合を緩めることで、厚く硬くなった角質層を正常な状態に近づけるためと考えられています。この作用により、かかとや肘、膝などの角化症(角質が異常に厚くなる状態)や、魚の目、たこなどの改善に役立つとされています[5]

これらの作用により、尿素クリームは乾燥による皮膚のゴワつき、ひび割れ、あかぎれ、そして老人性乾皮症やアトピー性皮膚炎に伴う乾燥症状の緩和に広く用いられています。乾燥肌のケア方法についてさらに詳しく知りたい方は、関連情報もご参照ください。

天然保湿因子(NMF)とは
NMF(Natural Moisturizing Factor)は、皮膚の角質層に存在する水溶性の成分で、アミノ酸、乳酸、尿素、ミネラルなどが主な構成成分です。これらの成分が水分を吸着し、保持することで、皮膚の潤いを保ち、バリア機能を維持する上で重要な役割を担っています。

ケラチナミン・パスタロンとは?代表的な尿素クリームの種類と特徴

尿素クリームには様々な製品がありますが、特に「ケラチナミン」と「パスタロン」は広く知られています。これらの製品は、配合されている尿素の濃度やその他の成分によって、それぞれ異なる特徴を持っています。

尿素濃度による違いと選び方

尿素クリームは、その濃度によって効果の現れ方が異なります。一般的に、尿素濃度が低いものは保湿作用が中心となり、濃度が高いものは角質溶解作用が強くなります。

  • 10%尿素配合クリーム(例: ケラチナミンコーワ20%クリーム、パスタロンソフトなど): 主に保湿作用を目的として使用されますが、軽度の角質軟化作用も期待できます。乾燥によるかゆみや、全身の乾燥肌、手足の荒れなど、比較的広範囲の皮膚症状に用いられます。当院では、日常的な保湿ケアとして、特に敏感肌ではない乾燥肌の患者さまに10%尿素配合の製品を推奨することがあります。
  • 20%尿素配合クリーム(例: ケラチナミンコーワ20%クリーム、パスタロンM20%など): 保湿作用に加えて、より強い角質溶解作用が期待できます。特に、かかとのひび割れやガサつき、肘や膝のゴワつき、魚の目、たこなど、角質が厚く硬くなっている部位に適しています[6]。ただし、刺激感を感じやすくなるため、使用部位や肌の状態に注意が必要です。初診時に「かかとが硬くてストッキングが引っかかる」と相談される患者さまも少なくありませんが、そのような場合には20%尿素配合クリームの適用を検討します。

ケラチナミンとパスタロンの比較

ケラチナミンとパスタロンは、どちらも尿素を主成分とする代表的な製品ですが、詳細な成分や使用感に違いがあります。

項目ケラチナミン(興和)パスタロン(佐藤製薬)
主な尿素濃度10%、20%10%(ソフト)、20%(M20%)
その他の有効成分グリチルリチン酸二カリウム(抗炎症成分)などトコフェロール酢酸エステル(血行促進)、グリチルリチン酸二カリウム(抗炎症)など
特徴しっとりとした使用感、抗炎症成分配合でかゆみにも対応なめらかな使用感、血行促進成分配合でひび・あかぎれにも
剤形クリームクリーム

どちらの製品も優れた効果が期待できますが、患者さまの肌質や症状、使用感の好みによって選択が分かれます。当院では、問診の際に患者さまの具体的な症状だけでなく、過去に使用した保湿剤の経験や使用感の好みについても詳しく伺うようにしています。例えば、「ベタつくのは苦手」という方には、より伸びが良くサラッとした使用感の製品を提案するなど、個々のニーズに合わせた選択をサポートしています。

尿素クリームの具体的な効果とは?かかとや乾燥肌への期待

尿素クリームでケアされた、ひび割れのない滑らかなかかとと乾燥肌
かかとや乾燥肌への効果

尿素クリームは、その保湿作用と角質溶解作用により、様々な皮膚症状の改善に効果が期待できます。特に、かかとのガサつきや全身の乾燥肌に対して有効性が報告されています。

かかとの角質肥厚の改善

かかとの皮膚は、体重を支えるために厚く硬くなりやすい部位です。特に冬場や乾燥しやすい環境では、ひび割れやあかぎれが生じやすく、痛みや出血を伴うこともあります。尿素クリーム、特に20%濃度の製品は、この厚く硬くなった角質層を柔らかくし、正常な状態へ導く効果が期待できます[6]。定期的に塗布することで、かかとのガサつきが軽減され、なめらかな肌触りを取り戻すことが期待できます。治療を始めて1ヶ月ほどで「かかとのひび割れが目立たなくなり、歩くのが楽になった」とおっしゃる方が多いです。当院では、かかとの角質ケアには、入浴後の皮膚が柔らかくなった状態で塗布し、靴下を履いて保湿効果を高める方法をおすすめしています。

乾燥肌・老人性乾皮症の緩和

全身の乾燥肌、特に加齢に伴う老人性乾皮症では、皮膚のバリア機能が低下し、水分保持能力が低下しています。尿素クリームは、皮膚に水分を補給し、バリア機能をサポートすることで、乾燥によるかゆみや肌荒れの緩和に役立ちます。ただし、炎症が強い場合や、皮膚に亀裂がある場合は、刺激を感じる可能性があるため、低濃度の尿素クリームから試すか、医師に相談することが重要です。当院の診察では、高齢の患者さまが「背中や足が乾燥してかゆい」と訴えるケースが多く、尿素クリームを含む保湿剤の適切な使用法を指導することで、症状の改善を実感していただいています。

手足症候群の予防・治療補助

特定の抗がん剤治療の副作用として、手足症候群(手や足の皮膚に赤み、腫れ、痛み、水ぶくれ、角質肥厚などが生じる状態)が起こることがあります。近年の研究では、尿素クリームがこの手足症候群の予防や症状緩和に有効である可能性が示唆されています。ある研究では、カペシタビンという抗がん剤による手足症候群の予防に、尿素ベースのクリームが効果的であることが報告されています[1]。また、別のメタアナリシス(複数の研究結果を統合して解析する手法)では、化学療法を受けている患者の手足症候群に対して、尿素クリームが効果をもたらす可能性が示されています[2]。これらの知見は、尿素クリームが単なる保湿剤としてだけでなく、特定の疾患の補助療法としても期待されることを示しています。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)の改善

毛孔性苔癬は、二の腕や太ももなどに小さなブツブツとした角栓ができる皮膚疾患です。これは毛穴の周りに角質が過剰に蓄積することで生じます。尿素クリームの角質溶解作用は、この毛孔性苔癬の改善にも効果が期待されています。20%尿素配合の保湿クリームが毛孔性苔癬の改善に有効であるという評価も報告されています[3]。定期的な使用により、ブツブツが目立たなくなり、肌がなめらかになることが期待できます。当院では、毛孔性苔癬で悩む若い患者さまに、尿素クリームと合わせて適切なスキンケア指導を行うことで、症状の軽減を目指しています。

尿素クリームの副作用と注意点

尿素クリームは一般的に安全性の高い外用薬ですが、使用方法や肌の状態によっては副作用が生じる可能性があります。適切な使用法を理解し、注意点を守ることが重要です。

主な副作用とは?

尿素クリームの主な副作用は、塗布部位の刺激感です。特に、以下のような症状が現れることがあります。

  • 刺激感・ヒリヒリ感: 尿素の角質溶解作用により、皮膚が薄い部分や傷がある部分に塗布すると、ヒリヒリとした刺激感や痛みを感じることがあります。特に、顔や粘膜、目の周りなど、皮膚がデリケートな部位への使用は避けるべきです[5]
  • 赤み・かゆみ: 刺激が強すぎると、塗布部位に赤みやかゆみが生じることがあります。これは、皮膚の炎症反応によるものです。
  • 熱感: 塗布後に皮膚が熱く感じることもあります。

これらの症状は、一般的に軽度で一時的なものが多いですが、症状が強い場合や持続する場合は、使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。当院の処方後のフォローアップでは、副作用の有無だけでなく、治療を継続できているか、効果の実感があるかを確認するようにしています。「塗ると少しピリピリする」という声も聞かれますが、多くの場合、数日で慣れるか、塗布量を調整することで改善します。

⚠️ 注意点

尿素クリームは、傷のある部位、炎症を起こしている部位、顔や目の周りなどのデリケートな部位には使用しないでください。また、乳幼児への使用は、皮膚が薄く刺激を受けやすいため、医師の指示なしに行うべきではありません。

使用上の注意点と適切な使い方

尿素クリームの効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを低減するためには、以下の点に注意して使用することが重要です。

  • 清潔な肌に塗布する: 入浴後など、皮膚が清潔で柔らかくなった状態で塗布すると、浸透しやすくなります。
  • 適量を薄く伸ばす: 大量に塗布しても効果が増すわけではなく、かえって刺激が強くなる可能性があります。少量を取り、気になる部位に優しくなじませるように薄く伸ばしましょう。
  • 使用部位を選ぶ: 角質が厚いかかとや肘、膝などには20%濃度、全身の乾燥肌には10%濃度など、症状や部位に合わせて濃度を選択することが大切です。皮膚が薄い部位や敏感な部位には、低濃度の製品を選ぶか、医師に相談してください。
  • 継続的な使用: 尿素クリームの効果は、継続して使用することで実感しやすくなります。症状が改善しても、再発防止のために定期的なケアを続けることが推奨されます。
  • 他の薬剤との併用: 他の皮膚疾患の治療薬を使用している場合は、尿素クリームとの併用について必ず医師や薬剤師に相談してください。

実際の診療では、患者さまが尿素クリームを「いつ、どこに、どのくらい」塗るべきか迷われるケースをよく経験します。当院では、患者さまのライフスタイルや症状に合わせて、具体的な塗布回数や量、塗布後のケア(例: かかとに塗った後に靴下を履く)まで細かく指導し、治療効果の最大化と副作用の回避に努めています。

渋谷で尿素クリームを処方してもらうには?

渋谷のクリニックで医師が尿素クリームを処方する様子
渋谷での尿素クリーム処方

渋谷で尿素クリームの処方を検討されている場合、皮膚科を受診するのが一般的です。市販薬としても購入可能ですが、医師の診察を受けることで、ご自身の肌の状態や症状に最適な尿素濃度や製品、あるいは尿素クリーム以外の治療法について、専門的なアドバイスを受けることができます。

皮膚科での診察と処方

皮膚科を受診すると、医師が患者さまの皮膚の状態を詳細に診察し、乾燥肌、角化症、ひび割れ、あかぎれなどの症状の原因を特定します。その上で、尿素クリームが治療に適しているかどうかを判断し、適切な濃度の製品を処方します。例えば、重度のかかとの角質肥厚や、他の皮膚疾患が併発している場合は、尿素クリーム単独ではなく、ステロイド外用薬や他の保湿剤との併用が推奨されることもあります。当院では、初診の患者さまに対して、まず丁寧な問診と視診を行い、必要に応じてダーモスコピーなどの検査も実施します。これにより、単なる乾燥肌なのか、それとも他の皮膚疾患が隠れているのかを正確に診断し、最適な治療プランを提案しています。

保険適用と費用

医師の処方箋に基づいて調剤薬局で尿素クリームを受け取る場合、保険が適用されます。これにより、市販薬を購入するよりも費用を抑えられる可能性があります。保険適用の範囲や自己負担割合は、患者さまの加入している健康保険によって異なります。診察料や処方箋料も保険適用となります。当院の受付では、保険証の確認を徹底し、患者さまが安心して治療を受けられるよう、医療費に関するご説明も丁寧に行っています。

オンライン診療の活用

近年では、オンライン診療を活用して尿素クリームの処方を受けることも可能です。特に、忙しくて通院の時間が取れない方や、遠方にお住まいの方にとって、オンライン診療は便利な選択肢となります。オンライン診療では、ビデオ通話を通じて医師が患者さまの症状を視診し、問診を行います。その後、必要に応じて処方箋が発行され、自宅近くの薬局で薬を受け取ることができます。当院でも、再診の患者さまを中心にオンライン診療を導入しており、継続的な治療が必要な乾燥肌の患者さまから「通院の手間が省けて助かる」とのお声をいただいています。ただし、オンライン診療では直接皮膚に触れて診察することができないため、症状によっては対面診療をおすすめする場合もあります。

まとめ

尿素クリームは、乾燥肌や角質肥厚の改善に効果が期待できる優れた外用薬です。ケラチナミンやパスタロンといった製品は、その保湿作用と角質溶解作用により、かかとのガサつき、手足のひび割れ、全身の乾燥肌、さらには毛孔性苔癬や手足症候群の補助療法としても用いられています。尿素濃度によって作用が異なるため、ご自身の症状や肌の状態に合わせて適切な製品を選ぶことが重要です。使用の際には、刺激感などの副作用に注意し、傷のある部位やデリケートな部位への使用は避けるようにしましょう。渋谷で尿素クリームの処方を希望される場合は、皮膚科を受診し、医師の診断のもとで最適な治療を受けることをおすすめします。

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よくある質問(FAQ)

尿素クリームは毎日使っても大丈夫ですか?
はい、一般的に尿素クリームは毎日使用しても問題ありません。特に乾燥肌や角質肥厚の改善には、継続的な使用が効果的です。ただし、肌に刺激感や赤みが生じた場合は、使用頻度を減らすか、一時的に使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。
顔に尿素クリームを使っても良いですか?
顔の皮膚は他の部位に比べて薄くデリケートであるため、尿素クリームの使用は推奨されません。特に高濃度の尿素クリームは刺激が強く、赤みやヒリヒリ感を引き起こす可能性があります。顔の乾燥が気になる場合は、尿素を含まない低刺激性の保湿剤や、医師に相談して適切な処方薬を使用することをおすすめします。
尿素クリームとワセリンはどちらが良いですか?
尿素クリームとワセリンは、それぞれ異なる作用を持つ保湿剤です。尿素クリームは、水分保持と角質溶解作用により、乾燥肌や角質肥厚の改善に特化しています。一方、ワセリンは皮膚表面に油膜を形成し、水分の蒸発を防ぐことで皮膚を保護する作用が強いです。どちらが良いかは、症状や肌の状態によります。角質が硬くなっている場合は尿素クリーム、単に乾燥してバリア機能が低下している場合はワセリン、あるいは両者を使い分けることが効果的です。医師や薬剤師に相談して、ご自身に合ったものを選びましょう。
尿素クリームは市販されていますか?
はい、ケラチナミンやパスタロンをはじめとする多くの尿素クリームは、薬局やドラッグストアで市販されています。処方箋なしで購入できるため、手軽に試すことができます。ただし、症状が重い場合や、市販薬で改善が見られない場合は、医療機関を受診して医師の診断を受けることをおすすめします。
この記事の監修医
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倉田照久
医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長