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代表的な薬剤を先に表示し、掲載薬剤は今後も増える前提で「すべて表示」から確認できます。薬剤ごとの詳しい解説は順次追加・更新しています。
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3件掲載薬剤は今後も追加される前提で整理しています。強い薬ほどよい、弱い薬ほど安全という単純な選び方ではなく、部位・症状・期間に合わせて医師が選択します。
- ステロイド外用薬は、炎症を短期間で抑えるために使う代表的な皮膚科治療薬です。
- 薬の強さだけでなく、部位、年齢、期間、感染症の有無、既往歴を確認して選びます。
- 副作用を避けるには、塗る量・範囲・回数・終了目安を診察時に確認することが重要です。
ステロイド外用薬は、湿疹、かぶれ、アトピー性皮膚炎、虫刺され後の炎症など、赤み・かゆみ・腫れを伴う皮膚症状で使われることがあります。炎症を抑える力が高い一方で、症状や部位に合わない強さを自己判断で使うと、皮膚萎縮、毛細血管拡張、酒さ様皮膚炎、感染症の悪化などにつながる場合があります。
ステロイド外用薬とは
ステロイド外用薬は、皮膚の炎症反応を抑える外用薬です。皮膚科では、症状の勢いを早めに抑えてかゆみや掻破を減らし、皮膚バリアを回復させる目的で使います。保湿剤、抗菌薬、抗真菌薬、抗アレルギー薬などと役割が異なるため、見た目だけで薬を選ばず、診察で原因を確認することが大切です。
同じ「湿疹」に見えても、接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、白癬、ヘルペス、ニキビ、酒さなどでは治療方針が変わります。特に感染症が疑われる場合、ステロイドだけで塗り続けると症状が分かりにくくなったり、悪化したりすることがあります。
強さランクの見方
ステロイド外用薬は一般に強さで分類されますが、強さは「効き目の優劣」ではなく、使う部位と症状に合わせるための目安です。顔・首・陰部など皮膚が薄い部位では吸収が高く、手足や体幹とは選び方が異なります。
同じランクの薬でも、軟膏、クリーム、ローション、ゾル、テープなど剤形によって使いやすい場面が変わります。乾燥してひび割れやすい部位では軟膏が向くことがあり、毛のある部位や頭皮ではローションやシャンプー剤が選ばれることがあります。この記事の子記事カードは、今後薬剤が増えてもランクごとに追加できる構造にし、薬名から詳しい使い方へ進みやすいように整理しています。
| 分類 | 見るポイント | この記事内の子記事候補 |
|---|---|---|
| Strongest / Very strong | 炎症が強い部位や厚い皮膚などで検討されることがあります。 | デルモベート、ダイアコート、マイアロン、コムクロシャンプー |
| Strong | 体幹・四肢など、症状や部位に応じて短期間から使うことがあります。 | アンテベート、フルメタ、トプシム、リンデロンDP、マイザー |
| Medium / Mild | 顔・首・小児などでは、皮膚の薄さや副作用リスクを考えて選びます。 | リンデロンV、リンデロンVG、ボアラ、エクラー、ロコイド |
| 特殊剤形 | 頭皮、眼周囲、貼付剤、内服などは用途と注意点が変わります。 | プレドニン眼軟膏、ドレニゾンテープ、プレドニン 内服、ステロイド 強さ ランク、ステロイド 塗り方 副作用 |
部位・年齢・期間で変わる使い分け
顔、首、陰部、乳幼児の皮膚は吸収率や副作用リスクが高くなりやすいため、弱めの薬を短期間使う、回数を減らす、保湿を併用するなどの調整が必要です。一方、手足や体幹の厚い皮膚、苔癬化した病変では、弱すぎる薬を長く塗るより、適切な強さで炎症を抑えるほうがよい場合もあります。
処方時には「どこに」「どのくらいの範囲へ」「1日何回」「何日くらい」「よくなった後どうするか」を確認してください。複数の薬が出ている場合は、朝夕で使い分けるのか、保湿剤と重ねる順番があるのかも確認すると迷いにくくなります。
塗り方と使用量
外用薬は、薄く伸ばしすぎると十分な効果が出にくく、逆に広範囲へ漫然と塗ると副作用のリスクが上がります。目安としては、指先から第一関節まで出した量を成人の手のひら約2枚分に塗るFTUという考え方がありますが、薬の剤形や部位によって調整が必要です。
湿疹が強い時期は医師の指示通りに塗り、落ち着いてきたら回数を減らす、保湿中心に切り替えるなど、段階的に管理することがあります。塗った直後にヒリヒリする、赤みが増える、膿む、広がるなどの変化があれば早めに相談してください。
軟膏、クリーム、ローション、テープ、シャンプーなど、剤形によって向いている部位も異なります。乾燥してひび割れやすい部位では軟膏、べたつきが気になる部位ではクリームやローション、頭皮ではローションやシャンプー剤、盛り上がりやすい限局病変ではテープ剤を検討することがあります。薬の強さだけでなく、塗りやすさ、生活上の続けやすさ、刺激感、衣服や髪への付着も治療継続に影響します。
プロアクティブ療法を基本に考える
アトピー性皮膚炎など再燃を繰り返しやすい湿疹では、症状が落ち着いた後も保湿を続け、炎症が出やすい部位に抗炎症外用薬を週2回など間欠的に塗る「プロアクティブ療法」を基本に維持管理を考えます。
炎症が強い時期に毎日塗って症状を抑え、その後は保湿だけで急に終えるのではなく、見えにくい炎症を抑えながら再燃を防ぐ、という考え方です。ただし自己判断で始めたり、同じ薬を長く続けたりする使い方ではありません。どの部位に、どの薬を、週何回、いつまで使うか、悪化した時にどう戻すかを診察時に確認しておくと、塗り方の迷いを減らせます。
症状が強い時期
落ち着いた後の維持期
週2回などの間欠外用
参考: 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」
副作用と注意が必要なケース
ステロイド外用薬の副作用として、皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑、ざ瘡様皮疹、酒さ様皮膚炎、多毛、接触皮膚炎、感染症の悪化などが知られています。短期間で適切に使う場合は治療メリットが大きい薬ですが、自己判断で長期連用することは避けてください。
妊娠中・授乳中、小児、高齢者、糖尿病などの持病がある方、顔や眼の周りへ塗る方、市販薬や過去の処方薬を併用している方は、診察時に必ず伝えてください。眼周囲では緑内障や白内障への配慮が必要になる場合があります。
症状が落ち着いたあとも、急に中止すると再燃しやすい疾患では、塗る回数を減らす、保湿剤へ切り替える、週に数回だけ予防的に使うなど段階的に調整することがあります。改善後の扱いは病名や部位によって変わるため、薬袋の指示だけで迷う場合は再診時に確認してください。
受診前に整理したいこと
- 症状が出ている部位、範囲、いつから続いているか
- かゆみ、痛み、じゅくじゅく、膿、発熱などの有無
- 過去に使った薬と、効いた薬・合わなかった薬
- 市販薬、サプリメント、他院処方薬、妊娠・授乳、持病
- 仕事、運動、化粧、洗髪、入浴など生活上困っていること
受診時にこれらを伝えると、薬の強さ、剤形、塗る量、期間、再診の目安を具体的に決めやすくなります。薬名だけで判断せず、症状の経過と生活への影響を含めて相談してください。改善しているか判断しづらい場合、スマートフォンで経過写真を残しておくと、赤みや範囲の変化を診察で確認しやすくなります。薬が余っている場合も、次回同じ症状に使えるとは限らないため、再使用前に確認しましょう。症状が広がる、痛みや膿が出る、塗っても悪化する場合は、感染症や別の皮膚疾患の確認も必要です。
まとめ
ステロイド外用薬は、皮膚の炎症を抑えるうえで重要な薬です。強さランクを知ることは役立ちますが、実際の処方では部位・年齢・期間・副作用リスクを総合的に見て選びます。迷う場合は自己判断で長く使い続けず、皮膚科で使い方を確認しましょう。
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- Ulrich R Hengge, Thomas Ruzicka, Robert A Schwartz et al.. Adverse effects of topical glucocorticosteroids.. Journal of the American Academy of Dermatology. 2006. PMID: 16384751. DOI: 10.1016/j.jaad.2005.01.010
- Nadia Shobnam, Grace Ratley, Sarini Saksena et al.. Topical Steroid Withdrawal Is a Targetable Excess of Mitochondrial NAD.. The Journal of investigative dermatology. 2025. PMID: 40088241. DOI: 10.1016/j.jid.2024.11.026
- C M Mills, R Marks. Side effects of topical glucocorticoids.. Current problems in dermatology. 1994. PMID: 8299365. DOI: 10.1159/000422371
- K A Fritz, W L Weston. Topical glucocorticosteroids.. Annals of allergy. 1983. PMID: 6337530
- ゲンタシン(ゲンタマイシン)添付文書(JAPIC)









