Benzoyl peroxide 2.5%

ベピオゲル・ローション。ニキビへの効果・塗り方・副作用。

白ニキビ・赤ニキビに使う場面、ゲルとローションの違い、1日1回の塗り方、刺激・脱色への対策、25℃以下の保存、維持治療まで整理します。

医療情報確認日 2026年8月20日監修 倉田照久医師・吉井恭平医師根拠 日本皮膚科学会・PMDA・製造販売元
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quick answer

ベピオは、毛穴の詰まりと炎症性ニキビを治療するBPO 2.5%外用薬です。

ベピオゲル・ローションは過酸化ベンゾイルを1g中25mg含み、1日1回、洗顔後に患部へ適量を塗ります。

抗菌薬を含まないため、炎症治療後の維持治療にも選択肢となりますが、刺激症状と塗布範囲を再診で確認しながら使います。

一次資料|PMDA電子添文 3・4・62026年5月改訂の電子添文は、過酸化ベンゾイル2.5%、効能・効果は尋常性ざ瘡、1日1回・洗顔後・患部への適量塗布と示しています。

gel or lotion

ゲルとローションは成分濃度が同じでも、基剤と使用感が異なる

別々の臨床試験を直接比較して「どちらが強い」とは判断しません。

ベピオゲル2.5%

白色のゲル剤です。1g中にBPO 25mgを含み、15gチューブで提供されます。

  • 使用部位と量は処方指示を確認
  • 有効期間:24箇月
  • 25℃以下・凍結を避けて保存

ベピオローション2.5%

白色の乳剤性ローションです。1g中にBPO 25mgを含み、15gボトルで提供されます。

  • 使用前後の扱いは処方説明を確認
  • 有効期間:22箇月
  • 25℃以下・凍結を避けて保存

選び方:診察では、皮疹の範囲、乾燥・敏感肌の程度、過去のBPOによる刺激、塗りやすさを確認します。剤形だけで効果や副作用の優劣を断定せず、実際の使用状況を再診で見直します。

who it is for

白ニキビ・黒ニキビと、赤ニキビ・膿疱に用いる

ニキビ跡や大きなしこりを、同じ薬だけで治療するものではありません。

面皰

毛穴の詰まりによる白ニキビ・黒ニキビに用います。角層剥離作用で毛漏斗部の角層肥厚を改善します。

炎症性皮疹

赤い丘疹や膿疱に用います。BPOはアクネ菌等に抗菌作用を示します。

別治療も検討

結節・嚢腫、急に広がる発疹、強いかゆみ、既に残ったへこみ・盛り上がりは別に評価します。

一次資料|日本皮膚科学会ガイドライン・皮膚科Q&AガイドラインはBPOを面皰・炎症性皮疹・維持治療に位置づけ、Q&Aは抗菌作用と毛穴詰まりへの作用を説明しています。

how it works

酸化による抗菌作用と、毛穴詰まりを改善する角層剥離作用

抗菌薬とは異なる仕組みで、面皰と炎症性皮疹の双方を治療します。

BPO

過酸化ベンゾイル

ベピオゲル・ローションはいずれも2.5%を含みます。

01

抗菌作用

分解で生じるフリーラジカルが細菌の膜構造・DNA・代謝等を障害します。

02

角層剥離作用

角質細胞同士の結合を弛め、毛漏斗部の角層肥厚を改善します。

non-ABX

抗菌薬を含まない

炎症軽快後の再発予防・維持治療にも検討されます。

一次資料|PMDA電子添文 18薬効薬理は、BPOの抗菌作用と、角質細胞同士の結合を弛めて角層剥離を促す作用を示しています。

how to apply

1日1回、洗顔後に患部へ適量を塗る

量や回数を増やさず、処方時に示された範囲を守ります。

やさしく洗う

強くこすらず洗顔し、清潔なタオルで水分を押さえます。

患部へ適量

医師から示されたニキビの範囲へ薄く塗ります。

粘膜・傷を避ける

眼、口唇、鼻翼、粘膜、切り傷、湿疹部位には使いません。

手を洗う

塗布後は手を洗い、髪・眉・衣類・寝具への付着を避けます。

他の外用薬との併用:刺激が増すおそれがあります。塗る順番、時間帯、保湿剤の使い方は処方元へ確認し、自己判断で重ねないでください。

side effects & handling

赤み・皮むけ・かぶれと、日光・脱色・保存を確認する

よくある局所刺激と、使用を中止して相談する症状を分けます。

処方元へ相談

  • 乾燥、皮むけ、赤み、刺激感
  • かゆみ、ピリピリ感、灼熱感
  • 日光で強く赤くなる・痛む
  • 刺激で毎日の使用が難しい

中止して速やかに連絡

  • 顔全体や首まで及ぶ赤み・腫れ
  • 水疱、びらん、強い痛み
  • 蕁麻疹、全身性の過敏反応
  • 呼吸の違和感など全身症状

日光

使用中は日光への曝露を最小限にし、日焼けランプや紫外線療法を避けます。

脱色

髪、眉、着色した布、タオル、寝具、衣類等への付着を避けます。

保存

凍結を避け、25℃以下で保存し、処方された製品の使用期限を守ります。

一次資料|PMDA電子添文 8・11・14電子添文は、皮膚剥脱15.3%、紅斑12.3%、刺激感11.4%、乾燥を5%以上の副作用として記載し、重度の皮膚刺激、日光、他の外用剤、漂白作用に注意を示しています。

一次資料|日本皮膚科学会・製造販売元 2026年情報日本皮膚科学会は、国内処方製剤の測定結果を踏まえつつ、処方時の保管方法と有効期間を守るよう推奨しています。製造販売元資料も25℃以下・使用期限内での使用を案内しています。

follow-up & maintenance

12週を一つの評価点とし、刺激と新しい皮疹を再診で確認する

臨床試験の評価時点と、個々の治療期間は同じではありません。

開始後

赤み・乾燥・皮むけ、塗布範囲、併用薬を確認し、続け方を調整します。

12週前後

電子添文の国内試験は12週で評価されています。新しい面皰と炎症性皮疹の経過を確認します。

維持治療

抗菌薬を含まないBPOは炎症軽快後の維持治療にも選択肢ですが、漫然と自己継続しません。

一次資料|PMDA電子添文 17臨床成績には、ゲル404例・ローション222例を対象とした各12週試験と、ゲル231例の52週試験が記載されています。試験が異なるため、剤形の数値を直接比べて優劣を判断するものではありません。

compare acne topicals

ディフェリン・エピデュオ・デュアックとの違い

強さの順位ではなく、成分と急性期・維持期の役割で整理します。

主成分主な役割確認点
ベピオBPO 2.5%面皰・炎症性皮疹、維持治療刺激、脱色、25℃以下の保存
ディフェリンアダパレン0.1%面皰・炎症性皮疹、維持治療刺激、妊娠・妊娠可能性
エピデュオアダパレン+BPO2成分を1剤で使用刺激、妊娠、脱色、保存
デュアックCLDM+BPO炎症性皮疹と混在する面皰抗菌薬を含む期間、刺激、保存

薬を自己判断で置き換えたり重ねたりせず、ニキビの塗り薬・外用薬の比較ディフェリンデュアック配合ゲルの専門ページも確認してください。

when to revisit

刺激が強い、効かない、保管状態が不明な時は再診する

量を増減する前に、診断・塗布範囲・剤形・併用薬を確認します。

早めに相談

  • 赤み・皮むけ・かゆみが続く
  • 新しいニキビやしこりが増える
  • 他の外用薬との順番が分からない
  • 高温に置いた・凍結した可能性がある

再診で見直す

  • ゲル・ローションが塗りにくい
  • 12週前後で経過を評価したい
  • 炎症後の維持治療へ移りたい
  • 妊娠・授乳の状況が変わった

ベピオの適応・剤形・塗り方を相談皮疹の種類、刺激、塗布範囲、保管、維持治療まで確認します。

frequently asked questions

ベピオゲル・ローションとニキビのよくある質問

対象、塗り方、剤形、刺激、脱色、保存、妊娠・年齢に回答します。

ベピオゲル・ローションはどのようなニキビに使いますか?

過酸化ベンゾイル2.5%を含む処方薬で、白ニキビ・黒ニキビなどの面皰と、赤ニキビ・膿疱などの炎症性皮疹に用います。結節や嚢腫では、別の処置や治療を組み合わせる必要があります。

ベピオは1日何回、いつ塗りますか?

電子添文上は1日1回、洗顔後に患部へ適量を塗ります。処方時に塗る範囲や時間帯の指示がある場合は、その指示を優先してください。

顔全体に塗った方がよいですか?

自己判断で範囲を広げないでください。電子添文は患部への塗布を示しており、実際の範囲は面皰・炎症の分布、乾燥、過去の刺激症状を診察して決めます。

ベピオゲルとローションはどちらが効きますか?

どちらも過酸化ベンゾイル2.5%を含みますが、基剤と使用感が異なります。別々の試験結果を直接比べて優劣を決めず、肌状態、範囲、塗りやすさ、刺激症状を確認して選びます。

塗り始めにニキビが増えることはありますか?

新しい皮疹、赤み、皮むけ、かゆみが増えた時に、すべてを一時的な反応と決めつけないでください。塗布量・範囲による刺激、接触皮膚炎、別の病態を含めて処方元へ相談します。

赤みや皮むけが出たらどうしますか?

軽い乾燥や刺激でも続けにくい場合は処方元へ相談してください。顔全体や首まで広がる赤み・腫れ、水疱、びらん、呼吸の違和感などがあれば使用を中止し、速やかに医療機関へ連絡してください。

衣類や髪が白くなることはありますか?

過酸化ベンゾイルには漂白作用があります。塗布後は手を洗い、髪、眉、タオル、枕カバー、衣類、家具などへの付着を避けてください。

ベピオはどこに保存しますか?

電子添文の貯法は凍結を避け、25℃以下で保存することです。処方時の説明と薬袋表示に従い、高温に置いた場合や保管状態が分からない場合は処方元または薬剤師へ確認してください。

ベピオウォッシュゲル5%と同じ薬ですか?

有効成分は同じ過酸化ベンゾイルですが、濃度と用法が異なります。このページで扱うゲル・ローション2.5%を、ウォッシュゲル5%と同じ量・時間で使わないでください。

妊娠中・授乳中、子どもでも使えますか?

妊娠中または妊娠の可能性がある場合は、有益性が危険性を上回ると判断される時のみ使用します。授乳中も個別に判断し、12歳未満を対象とした臨床試験は実施されていないため、処方前に必ず申告してください。

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BPO・外用薬・維持治療を詳しく調べる

このページはベピオ製品を担当し、BPO一般・配合剤・薬剤比較は専門ページへ分けています。

MEDICAL SUPERVISION

監修医師からのメッセージ

ベピオゲル・ローションは、面皰と炎症性ニキビの双方に用い、炎症軽快後の維持治療にも検討する外用薬です。診察では皮疹の種類と範囲、乾燥・敏感肌の程度、過去の外用薬による刺激、現在のスキンケアを確認します。

赤みや皮むけをすべて我慢して続けるのではなく、塗布量・範囲・剤形・保湿を見直すことが大切です。顔全体や首まで広がる腫れ、強い痛み、水疱などがある場合は使用を中止し、早めに処方元へ相談してください。

主監修医師

倉田 照久

医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長

ベピオの剤形・塗り方・刺激を相談する

皮疹の種類、乾燥、塗布範囲、併用薬、保管、維持治療への切り替えを確認します。

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本ページは一般的な医療情報の提供を目的とし、個別の診断・処方に代わるものではありません。ベピオゲル・ローションの適応、剤形、塗布範囲、期間、副作用、妊娠・授乳時の扱いは、診察と最新の電子添文等に基づき判断します。

医療情報の最終確認日:2026年8月20日