FACIAL SAGGING MEDICAL GUIDE

顔のたるみの原因と治療|部位・タイプ別の見分け方

顔のたるみは、皮膚の弾力低下だけでなく、脂肪の移動・減少、支持組織、骨格、筋肉、体重変化が重なって見えます。気になる部位と原因を分け、セルフケアでできることと医療で検討することを整理します。

最終確認日:2026-08-18 / 原著研究・公的事故調査・公式料金表を確認

ANSWER FIRST

たるみは「どの組織が、どの部位で変わったか」を確認します

同じフェイスラインの悩みでも、皮膚のゆるみ、脂肪、咬筋、骨格では検討する方法が異なります。

皮膚だけではない

コラーゲンなどの変化に加え、脂肪区画や支持組織、骨格の加齢変化が重なります。

部位ごとに原因が違う

頬の下垂、口元の影、ジョール、あご下の厚みを同じ施術で扱えるとは限りません。

セルフケアには限界

紫外線対策や体重管理は大切ですが、移動した組織を化粧品で元へ戻すことはできません。

現行施術はHIFU

当院の公式料金表ではHIFU 400ショットを掲載しています。適応と範囲は診察後に決めます。

日々の診察では:「ほうれい線が目立つので頬全体が下がった」「二重あごだから脂肪だけが原因だと思う」と相談されることがあります。実際には、頬のボリューム低下が線を深く見せたり、咬筋やあごの形が輪郭に影響したりするため、気になる線だけでなく正面・斜め・横顔を確認します。

急な左右差は別の病気を除外:突然の顔の動かしにくさ、口角の下がり、ろれつ障害、手足の脱力・しびれ、強い頭痛がある場合は美容上のたるみと判断せず、救急要請を含め速やかに医療機関へ相談してください。

AREAS & CLUES

部位別にたるみの見え方を整理する

鏡で見える線や影だけでは原因を確定できません。正面・斜め・横から全体を確認します。

01 / CHEEK頬の位置・こけ

上部のボリューム低下と下方への移動が重なり、ほうれい線や頬の影が目立つことがあります。

02 / JAWLINEフェイスライン

皮膚のゆるみ、ジョール、咬筋、骨格が関係し、輪郭が波打つように見えることがあります。

03 / SUBMENTALあご下

皮膚のゆるみ、皮下脂肪、姿勢や骨格などが重なり、二重あごのように見える場合があります。

04 / MOUTH口元・マリオネット部

脂肪区画、支持組織、表情の動きが関わり、口角下の影や溝として見えることがあります。

DIAGNOSTIC THINKING

たるみをつくる4つの層を分けて考える

見た目の変化は一つの層だけで説明できないことが多く、複数の要素を優先順位づけします。

診察で確認する4項目

皮膚
弾力、余剰、乾燥、光老化、傷・炎症の有無を確認します。
脂肪
頬やこめかみの減少、下方への移動、あご下の厚みを確認します。
支持組織・筋肉
支持組織のゆるみ、咬筋、表情の左右差を確認します。
骨格・全身変化
あごの形、歯科治療、急な体重変化、既往歴や施術歴を確認します。
顔の見え方を支える層
SKIN
皮膚弾力・余剰・光老化
FAT
脂肪区画量・位置・厚み
SUPPORT
支持組織・筋肉固定・動き・左右差
BONE
骨格輪郭を支える土台

患者さんが誤解しやすい点:ほうれい線が深いことと、皮膚のたるみが強いことは同じではありません。ボリューム低下や骨格による影が主体の場合、皮膚を引き締める施術だけでは希望する変化と一致しないことがあります。

SELF CARE

セルフケアは「悪化要因を減らす」ために行う

日常ケアは皮膚の健康維持に役立ちますが、医療施術と同じ変化を保証するものではありません。

01紫外線対策

日焼け止め、帽子、日傘を組み合わせ、長期的な光老化を減らします。

02体重を急変させない

短期間の大幅な増減は頬や輪郭の見え方を変えるため、経過と時期を記録します。

03強くこすらない

強いマッサージや器具で組織を持ち上げ続けることはできず、炎症や色素沈着の原因になります。

04同じ条件で撮影

月1回程度、同じ照明・距離・角度で正面と斜めを撮ると、感覚だけでなく経過を比較できます。

TREATMENT OPTIONS

原因と希望する変化から治療を選ぶ

一般に知られる治療を、当院の現在の提供状況と分けて確認します。

たるみ治療の対象、変化、回数、ダウンタイム、当院の提供状況
選択肢主に考える状態回数・経過主な負担・リスク当院の状況
HIFU軽度〜中等度の皮膚のゆるみ、フェイスライン、あご下1回ごとに反応を評価。必要回数と間隔は診察で判断痛み、赤み、腫れ、しびれ、熱傷、神経障害、こけ感など現行料金表に掲載
ボトックス咬筋の発達が輪郭に関係する場合。皮膚のたるみ治療とは役割が異なる部位・用量・筋肉の反応を確認左右差、効き過ぎ、筋力低下、嚥下への影響などエラ等は掲載。たるみへのHIFUと区別
注入・糸・手術ボリューム低下、組織の下垂、強い皮膚余剰などで一般に検討製剤・術式で大きく異なる血管障害、感染、左右差、瘢痕、麻酔・手術リスクなど公式料金表には未掲載
スキンケア乾燥・紫外線など皮膚表面の悪化要因毎日の継続刺激、かぶれ。既存の組織下垂を元へ戻すものではない基礎ケアとして案内

ページの役割:このページは全国向けに「たるみの原因と治療選択」を整理する情報ページです。HIFUの機器・400ショットの範囲・施術手順は医療HIFUの施術ページ、最新料金は公式料金表をご確認ください。

CURRENT TREATMENT

当院で現在相談できるHIFU 400ショット

予約時点でプランを決める必要はありません。診察で皮膚・脂肪・骨格と照射を避ける部位を確認します。

HIFUを検討する場合

HIFUを希望して受診された場合も、そのまま照射部位を決めるわけではありません。診察では頬のこけ、皮下脂肪の量、過去の照射歴、左右差を確認し、照射しない部位や施術を行わない選択も含めてお伝えします。

HIFU施術に用いる機器外観
機器外観
設定は診察後
  • 脂肪が少なく、こけが目立つ方は照射範囲を慎重に判断します。
  • 強い皮膚余剰やボリューム低下が主体では、希望する変化を得にくい場合があります。
  • 傷、感染、皮膚炎、金属・医療機器、妊娠・授乳、服薬、施術歴を事前に確認します。

1回ごとに経過を確認

HIFU研究には1回施術後90日や180日に評価したものがありますが、機器・照射線数・対象者が異なります。当院でも固定回数や一定期間の効果を保証せず、施術後の痛み、しびれ、左右差、こけ感と写真を確認して次回を判断します。

  • 施術直後の見た目だけで追加照射を決めない
  • 異常な痛み、水疱、視覚症状、麻痺は早めに連絡・受診
  • 同じHIFUという名称でも機器と設定は同一ではない
DOT / CHEEK

ドット・頬 400ショット

初回29,800円通常1回 35,800円(税込)
LINEAR / AREA

リニア・希望部位 400ショット

初回29,800円通常1回 35,800円(税込)
DOT + LINEAR

ドット+リニア・あご下

初回29,800円通常1回 35,800円/目周り追加5,000円(税込・単独不可)

料金について:すべて自由診療・税込です。照射方法、対象部位、目周りオプションで総額が変わります。料金改定時は美容皮膚科の公式料金表を優先し、施術前に総額をご案内します。

よく確認する反応

  • 照射中の痛み・熱感
  • 赤み・腫れ・圧痛
  • 筋肉痛のような違和感
  • 一時的なしびれ・感覚変化

重い合併症

  • 熱傷・水疱・皮膚障害
  • 神経障害・麻痺
  • 眼障害・視覚症状
  • 感染・瘢痕

見た目のリスク

  • 意図しない脂肪減少
  • こけ感の強調
  • 左右差・凹凸
  • 希望した変化との差

医療機関で受ける施術です:厚生労働省の通知では、HIFUで熱凝固を起こさせ得る行為は医師が行わなければ危害のおそれがある行為と整理されています。機器名や価格だけで選ばず、医師の診察、リスク説明、異常時の連絡先を確認してください。

PRIMARY SOURCES

一次資料で確認する顔の変化とHIFU

研究の対象、人数、機器、評価時期を本文で確認します。異なる製品・設定や個人へ結果をそのまま当てはめません。

ANATOMICAL STUDY顔の脂肪は一枚ではなく区画に分かれる

30半顔の献体解剖研究では、皮下脂肪が複数の独立した区画に分かれることが示されました。顔全体が一様に下がるという単純なモデルではなく、部位別に考える根拠の一つです。

LONGITUDINAL CT DATA加齢変化は脂肪区画ごとに異なる

262人の反復CTを用いた研究は、撮影間隔中央値56か月で頬の表層脂肪の厚み・幅・高さ・体積変化を調べました。集団の画像研究であり、個人のたるみ原因をCTだけで決めるものではありません。

PROSPECTIVE HIFU STUDY103人を登録した非無作為化前向き試験

下顔面のMFU前向き試験では103人を登録し93人を評価、3か月時点で盲検評価者が58.1%に改善を認めました。一方、BMIが高い群では変化なしが多く、機器はUltheraで当院機器固有の成績ではありません。

RANDOMIZED CONTROLLED TRIAL20人・片側対照の小規模試験

新規MFU機器の無作為化対照試験では女性20人の中下顔面・あご下を片側ずつ比較し、3か月で14人が臨床的な引き締まりと判定されました。対象数が小さく、機器と照射条件が限定された結果です。

研究全体では対象が女性中心、機器・照射条件・評価方法が不均一で、長期データも限定的です。MFUの系統的レビューも併用して限界を確認しています。安全性は消費者安全調査委員会の事故調査を参照しています。

VISIT FLOW

診察から経過確認まで

施術名を先に決めず、原因と希望する変化を整理してから適応を判断します。

STEP 01悩みと経過

気になる部位、いつから、体重変化、施術歴、希望する変化を確認します。

STEP 02顔全体を診察

皮膚、脂肪、支持組織、咬筋、骨格、左右差を正面・斜めから確認します。

STEP 03範囲と総額

適応がある場合、方式、照射範囲、400ショットの配分、費用とリスクを説明します。

STEP 04反応を再評価

写真と症状を確認し、追加施術を急がず次回の必要性を判断します。

診察に役立つ写真:実際の診療では、スマートフォンに残っている数年前や体重変化前の写真が判断の助けになることがあります。無加工で、正面だけでなく斜め・横顔が分かる写真があれば、施術前からある左右差や頬のボリューム変化を確認しやすくなります。

FAQ

顔のたるみについてよくある質問

受診前に迷いやすい点をまとめています。

顔のたるみはセルフケアだけで改善できますか?

紫外線対策、保湿、急激な体重変化を避けることは皮膚の健康維持に役立ちますが、移動・減少した脂肪や支持組織、骨格の変化を化粧品やマッサージで元に戻すことはできません。強い摩擦は避け、気になる部位と希望する変化を診察で相談してください。

何歳からたるみ治療を受けるべきですか?

年齢だけで決めません。皮膚のゆるみ、脂肪量、骨格、体重変化、希望する変化を確認して判断します。予防目的で一律に施術するのではなく、写真で経過を確認し、適応と負担が見合う場合に検討します。

HIFUはどのたるみに向いていますか?

軽度から中等度の皮膚のゆるみやフェイスライン、あご下を相談する際の候補です。脂肪が少なくこけやすい方、皮膚余剰が強い方、たるみ以外の原因が大きい方では、希望する変化が得にくい場合があります。

HIFUは何回受ければよいですか?

必要回数と間隔は固定できません。まず1回ごとの反応、痛み、しびれ、左右差、こけ感などを確認し、追加施術の必要性を診察で判断します。研究結果も機器・照射条件・対象患者が異なるため、そのまま個人へ当てはめられません。

HIFUの痛みやダウンタイムはありますか?

照射中の痛みや熱感、施術後の赤み、腫れ、圧痛、筋肉痛のような違和感、しびれなどが生じることがあります。熱傷、神経障害、眼障害、意図しない脂肪減少や左右差などの重い合併症もあり得ます。

HIFUとエラボトックスは同じ小顔治療ですか?

作用する場所が異なります。HIFUは皮膚・皮下組織のゆるみを診察して検討し、エラボトックスは咬筋の発達が輪郭に関係する場合の候補です。フェイスラインが気になるという訴えだけで同じ治療を選ぶことはできません。

顔が細い人でもHIFUを受けられますか?

受けられるかは診察で判断します。頬の脂肪が少ない、こめかみ・頬がくぼんでいる、急な体重減少がある場合は、照射範囲によってこけ感が強調される可能性があるため慎重な設計が必要です。

急に顔が下がった・左右差が出た場合もたるみですか?

突然の片側の顔の動かしにくさ、口角の下がり、ろれつが回らない、手足のしびれ・脱力、強い頭痛がある場合は美容上のたるみと判断せず、救急要請を含め速やかに医療機関へ相談してください。

REFERENCES

一次資料・公的資料・料金情報

本文の主張は原著研究・公的事故調査、当院の提供内容は公式料金表で照合しています。

CLINIC & ACCESS

院内の様子・アクセス

掲載写真は渋谷文化村通り皮膚科の受付・美容施術室・診察室です。

渋谷文化村通り皮膚科の受付
受付
渋谷文化村通り皮膚科の美容施術室と施術機器
美容施術室
渋谷文化村通り皮膚科の診察室
診察室

渋谷駅ハチ公口から徒歩5分

予約時点で施術名を決める必要はありません。気になる部位の写真、体重変化、使用中の薬、過去の美容施術が分かると診察がスムーズです。

所在地
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目25-6 ホリウチビル3階
診療時間
11:00〜13:30/15:00〜19:30(最終受付19:30)
休診日
年末年始を除き年中無休

MEDICAL SUPERVISION

監修医師からのメッセージ

顔のたるみは、皮膚のゆるみだけでなく、脂肪の量と位置、支持組織、筋肉、骨格などが重なって見えます。同じ「フェイスラインが気になる」という悩みでも、原因によって選ぶ方法は異なります。

当院では顔全体のバランス、こけやすさ、体重変化、施術歴を確認し、現在提供しているHIFUが適するかを診察します。期待できる範囲と限界、痛み、重い合併症、費用を説明し、固定回数を前提にせず経過を確認します。

主監修医師

倉田 照久

医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長

RESERVATION

顔のたるみを診察で相談する

皮膚・脂肪・骨格と希望する変化を確認し、HIFUの適応、照射範囲、総額、リスクをご案内します。

TOC GROUP

TOCグループ

医療法人御照会を中心とした医療グループ

本ページは一般的な医療情報の提供を目的とし、個別の診断・治療に代わるものではありません。治療の効果、必要期間、ダウンタイム、リスクには個人差があります。料金・提供内容は変更される場合があるため、診察時に総額をご確認ください。最終確認日:2026-08-18