- ✓ HIFU(高密度焦点式超音波)は、メスを使わず皮膚深層に熱エネルギーを与え、たるみを改善する治療法です。
- ✓ コラーゲン生成促進とSMAS筋膜の引き締めにより、自然なリフトアップ効果が期待できます。
- ✓ 渋谷でHIFU治療を受ける際は、機器の種類、医師の経験、アフターケア体制を確認することが重要です。
HIFU(ハイフ:High-Intensity Focused Ultrasound)は、高密度の超音波エネルギーを利用して、皮膚のたるみを改善する非侵襲的な治療法です。メスを使わずに顔や首のたるみを引き締め、若々しい印象を取り戻したい方に注目されています。
HIFU(ハイフ)とは?たるみ治療のメカニズムを解説

HIFUは、超音波を一点に集中させることで、皮膚の深層にあるSMAS(スマス)筋膜や真皮層に熱エネルギーを届け、たるみを改善する治療です。この技術は、もともとがん治療にも用いられていた超音波技術を美容医療に応用したものです。
HIFUの作用原理
HIFU治療では、超音波を特定の深さの組織に集束させ、約60〜70℃の熱を発生させます。この熱エネルギーがターゲットとなる組織に以下の2つの主要な効果をもたらします。
- SMAS筋膜の引き締め: 皮膚の土台となるSMAS筋膜は、加齢とともに緩み、たるみの原因となります。HIFUの熱エネルギーはSMAS筋膜を収縮させ、即時的なリフトアップ効果をもたらします[4]。
- コラーゲン・エラスチン生成の促進: 熱刺激を受けた真皮層では、損傷したコラーゲンが修復され、新しいコラーゲンやエラスチンの生成が活発になります。これにより、長期的に肌のハリや弾力が高まり、たるみの再発を防ぐ効果が期待できます[1]。
当院の診察では、患者さまのたるみの状態や原因を詳しく分析し、HIFUが適応となるか、どのような効果が期待できるかを丁寧に説明するようにしています。特に、初めてHIFUを受けられる方には、このメカニズムを理解していただくことで、安心して治療に臨んでいただいています。
- SMAS筋膜(Superficial Musculoaponeurotic System)
- 顔の表情筋と皮下脂肪を覆う線維性の膜で、皮膚のたるみに深く関与しています。HIFUはこのSMAS筋膜に直接作用することで、メスを使わないリフトアップを可能にします。
HIFU治療で期待できる効果とは?
HIFU治療は、顔のたるみやしわ、フェイスラインの引き締めなど、複数の美容効果が期待できる治療法です。
具体的な効果
- 顔全体のたるみ改善: 頬やフェイスライン、あご下のたるみを引き上げ、すっきりとした印象を与えます。
- 小顔効果: フェイスラインが引き締まることで、顔全体が小さく見える効果が期待できます。
- 肌のハリ・弾力アップ: コラーゲン生成促進により、肌の内側からハリと弾力が向上します。
- しわ・小じわの改善: 特に目元や口元の小じわの改善にも寄与することがあります。
- 二重あごの改善: あご下の脂肪層にもアプローチすることで、二重あごの改善に役立ちます。
多くの患者さまが、治療後1〜3ヶ月ほどで「フェイスラインがシャープになった」「肌にハリが出た」とおっしゃる方が多いです。特に、当院では治療後の経過観察を重視しており、患者さま一人ひとりの肌の変化を一緒に確認しています。中には「久しぶりに会った友人に『痩せた?』と言われた」と喜んでご報告くださる方もいらっしゃいます。
ただし、効果の現れ方や持続期間には個人差があります。一般的に、効果は治療後2〜3ヶ月でピークを迎え、その後半年から1年程度持続するとされています[2]。
HIFU治療の種類と選び方

HIFU治療には複数の機器が存在し、それぞれ特徴や得意な領域が異なります。ご自身の肌の状態や目的に合わせて適切な機器を選ぶことが重要です。
代表的なHIFU機器の比較
現在、美容医療クリニックで導入されているHIFU機器には、ウルセラ、ウルトラセルQ+、ソノクイーンなどがあります。これらの機器は、超音波の焦点深度や照射方式、カートリッジの種類などに違いがあります。
| 項目 | ウルセラ | ウルトラセルQ+ | ソノクイーン |
|---|---|---|---|
| 特徴 | 高出力で深層にアプローチ。強力な引き締め。 | 高速照射で治療時間短縮。多様なカートリッジ。 | 目元や口元など、細かい部位への照射が可能。 |
| 得意な部位 | 顔全体、首、あご下 | 顔全体、首、あご下、ボディ | 目元、口元、額、顔全体 |
| 痛み | やや強い傾向 | 比較的軽減されている | 比較的軽減されている |
| ダウンタイム | ほぼなし | ほぼなし | ほぼなし |
当院では、患者さまのたるみの程度、脂肪のつき方、痛みの感じやすさなどを総合的に判断し、最適なHIFU機器と照射プランをご提案しています。特に、目周りの小じわを気にされる方には、ソノクイーンのような細かい部位に対応できる機器を検討するなど、一人ひとりのニーズに合わせたカスタマイズを心がけています。
また、超音波の周波数が異なることで、組織への影響も変わるという研究も報告されており[3]、機器選定の際には最新の知見も考慮に入れています。
HIFU治療の注意点と副作用はある?
HIFU治療は比較的安全性の高い治療ですが、いくつかの注意点や副作用が存在します。治療を受ける前に、これらを十分に理解しておくことが大切です。
HIFU治療の主な注意点
- 痛み: 照射時にチクチクとした痛みや、骨に響くような感覚を覚えることがあります。痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では麻酔クリームの使用や出力調整で痛みを軽減する工夫をしています。
- 赤み・腫れ: 治療直後から数日間、照射部位に軽い赤みや腫れが生じることがありますが、通常は自然に治まります。
- むくみ: 治療後、一時的にむくみを感じることがあります。これも数日から1週間程度で落ち着くことがほとんどです。
- 内出血: 稀に内出血が生じることもありますが、数日で消失します。
- 神経損傷: 非常に稀ですが、不適切な照射により神経に影響が出ることが報告されています。これは、経験の浅い施術者による誤った照射が原因となることが多く、クリニック選びの重要性を示しています。
HIFU治療は、妊娠中の方、ペースメーカーを装着している方、皮膚に炎症や感染症がある方、ケロイド体質の方などは受けられない場合があります。また、金やシリコンなどの異物が顔に入っている場合も、治療ができないことがありますので、必ず事前に医師に申告してください。
当院では、治療前に患者さまの既往歴やアレルギー、現在の健康状態を詳細に確認し、HIFU治療が安全に実施できるかを慎重に判断しています。問診の際に「以前に他の治療でトラブルがあった」と相談される患者さまも少なくありませんので、不安な点は遠慮なくお伝えいただくようお願いしています。
渋谷でHIFU治療を受けるクリニック選びのポイント

渋谷には多くの美容クリニックがあり、HIFU治療を提供しています。効果的かつ安全な治療を受けるためには、クリニック選びが非常に重要です。
クリニック選びの基準
- 医師の経験と専門性: HIFUは機器の操作だけでなく、皮膚や顔の構造に関する深い知識が必要です。経験豊富な医師が在籍しているか、カウンセリングを丁寧に行ってくれるかを確認しましょう。
- HIFU機器の種類と選択肢: 上述のようにHIFU機器には種類があります。複数の機器を扱っており、患者さまの状態に合わせた提案ができるクリニックが望ましいです。
- カウンセリングの質: 治療のメリットだけでなく、リスクや副作用、費用についても明確に説明してくれるか、疑問に丁寧に答えてくれるかを確認してください。
- アフターケア体制: 治療後の肌トラブルや効果に関する相談に、適切に対応してくれる体制が整っているかどうかも重要です。
- 料金体系の明確さ: 追加料金が発生しないか、総額がいくらになるのかを事前に確認しましょう。
当院では、初診時に患者さまの肌の状態を詳細に診察し、HIFU治療が最適であるか、あるいは他の治療法がより適しているかを総合的に判断しています。また、治療後のフォローアップでは、副作用の有無だけでなく、治療を継続できているか、効果の実感があるかを確認するようにしています。これにより、患者さまが安心して治療を受け、長期的な美容目標を達成できるようサポートしています。
HIFU治療の流れとアフターケア
HIFU治療は、カウンセリングから施術、そしてアフターケアまでの一連の流れがあります。適切なケアを行うことで、効果の持続や肌トラブルの予防につながります。
一般的な治療の流れ
- カウンセリング・診察: 医師が肌の状態やたるみの程度を診断し、HIFU治療の適応を判断します。期待できる効果、リスク、費用などについて詳しく説明します。
- 洗顔・クレンジング: 施術前にメイクや汚れを丁寧に落とします。
- マーキング: 照射部位を正確に特定するため、顔にマーキングを行います。
- ジェル塗布: 超音波の伝導を良くするため、専用のジェルを塗布します。
- HIFU照射: 医師または看護師が、設定された深さに合わせてHIFUを照射していきます。
- ジェル拭き取り・クールダウン: 照射後、ジェルを拭き取り、必要に応じて肌を冷却します。
アフターケアのポイント
- 保湿: 治療後の肌は乾燥しやすいため、高保湿のスキンケア製品でしっかりと保湿を行ってください。
- 紫外線対策: 紫外線は肌にダメージを与えるため、日焼け止めを塗るなどして徹底した紫外線対策を心がけましょう。
- 刺激を避ける: 治療後数日間は、ピーリングやスクラブ、マッサージなど、肌に強い刺激を与える行為は避けてください。
- 飲酒・激しい運動の制限: 血行が促進されることで赤みや腫れが悪化する可能性があるため、治療後数日は飲酒や激しい運動を控えることを推奨します。
当院では、治療後のアフターケアについても詳細な説明書をお渡しし、ご自宅でのケア方法を指導しています。特に「治療後にどのようなスキンケアを使えば良いですか?」というご質問を多くいただくため、患者さまの肌質に合わせた製品の選び方や、保湿の重要性について具体的にアドバイスしています。
まとめ
HIFU(高密度焦点式超音波)は、メスを使わずに顔や首のたるみを改善し、肌のハリや弾力を向上させる効果が期待できる治療法です。超音波エネルギーを皮膚深層のSMAS筋膜や真皮層に集束させることで、組織の引き締めとコラーゲン生成を促進します。
治療効果には個人差がありますが、適切な機器選びと経験豊富な医師による施術、そして丁寧なアフターケアが重要です。渋谷でHIFU治療を検討される際は、複数のクリニックを比較検討し、ご自身の肌の状態や目的に合った最適な治療を選択してください。疑問や不安な点は、必ず事前に医師に相談し、納得した上で治療に臨むことが大切です。
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よくある質問(FAQ)
- Mark Contini, Marijke H J Hollander, Arjan Vissink et al.. A Systematic Review of the Efficacy of Microfocused Ultrasound for Facial Skin Tightening.. International journal of environmental research and public health. 2023. PMID: 36674277. DOI: 10.3390/ijerph20021522
- Diala Haykal, Sonja Sattler, Ines Verner et al.. A Systematic Review of High-Intensity Focused Ultrasound in Skin Tightening and Body Contouring.. Aesthetic surgery journal. 2025. PMID: 40184185. DOI: 10.1093/asj/sjaf053
- Yousun Hwang, Jovian Wan, Kyu-Ho Yi. Do Different High-Intensity-Focused Ultrasound Frequencies Have Different Effects? A Histological Analysis Correlated With Patients’ Subjective Assessments.. Journal of cosmetic dermatology. 2025. PMID: 39973106. DOI: 10.1111/jocd.70069
- Jennifer L MacGregor, Elizabeth L Tanzi. Microfocused ultrasound for skin tightening.. Seminars in cutaneous medicine and surgery. 2013. PMID: 24049925
- セパゾン(カウンセリン)添付文書(JAPIC)
