AGA・薄毛の原因と治療法|渋谷の専門医が解説
- ✓ AGA(男性型脱毛症)は遺伝や男性ホルモンが主な原因で進行します。
- ✓ 治療法には内服薬、外用薬、植毛などがあり、早期の専門医への相談が重要です。
- ✓ 渋谷のクリニックでは、患者様の状態に合わせたオーダーメイドの治療計画を提案しています。
AGA(男性型脱毛症)は、成人男性によく見られる進行性の脱毛症です。適切な治療により進行を遅らせ、改善を目指すことが可能です。
AGA(男性型脱毛症)とは?その定義とメカニズム

AGA(Androgenetic Alopecia)は、思春期以降の男性に発症する進行性の脱毛症で、男性ホルモンが関与しています。生え際や頭頂部の髪が薄くなるのが特徴です[1]。
- AGA(男性型脱毛症)
- 男性ホルモンの影響により、髪の成長期が短縮され、細く短い毛が増えることで、生え際や頭頂部の薄毛が進行する疾患です。遺伝的要因も大きく関与します[3]。
AGAの主なメカニズムは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることにあります。このDHTが毛乳頭細胞の受容体と結合することで、髪の成長期が短縮され、毛が十分に成長しないまま抜け落ちるようになります[4]。その結果、髪の毛が細く短くなり、全体的に薄毛が進行します。
AGA・薄毛の主な原因とは?
AGAや薄毛の進行には、遺伝的要因と男性ホルモンの影響が大きく関わっています。生活習慣もその進行を加速させる可能性があります。
遺伝的要因はどのくらい影響する?
AGAの発症には遺伝が深く関わっており、特に母方の祖父が薄毛である場合、その影響を受けやすいとされています。DHTに対する感受性の高さや、5αリダクターゼの活性の強さも遺伝によって決まることがあります[1]。当院では、初診時に患者さまの家族歴を詳しく伺うようにしており、「父も祖父も薄毛なので、自分もそうなると思っていました」と相談される患者さまも少なくありません。
男性ホルモンの影響とは?
前述の通り、男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼという酵素によってDHTに変換され、このDHTが毛乳頭細胞に作用することで、毛周期(ヘアサイクル)が乱れ、髪の成長期が短縮されます。これにより、髪は太く長く成長する前に抜け落ちてしまい、薄毛が進行します[4]。
生活習慣やストレスも関係する?
不規則な食生活、睡眠不足、過度なストレス、喫煙などは、頭皮の血行不良や栄養不足を引き起こし、薄毛の進行を加速させる可能性があります。これらの要因はAGAの直接的な原因ではありませんが、髪の健康状態を悪化させ、AGAの症状を悪化させる一因となり得ます[5]。実際の診療では、問診の際に患者さまの生活習慣について詳しくヒアリングし、改善できる点がないか一緒に考えるようにしています。
AGAの進行は一度始まると自然に改善することは稀です。早期に専門医に相談し、適切な治療を開始することが重要です。
AGA・薄毛の主な治療法

AGAの治療法は多岐にわたり、患者様の状態や進行度合いに応じて最適な選択肢を提案します。主な治療法には内服薬、外用薬、そして植毛などがあります。
内服薬による治療の効果は?
内服薬はAGA治療の主流であり、主に「フィナステリド」と「デュタステリド」が用いられます。これらの薬剤は、テストステロンをDHTに変換する5αリダクターゼの働きを阻害することで、薄毛の進行を抑制し、発毛を促進します[1]。治療を始めて3ヶ月ほどで「抜け毛が減った」「髪にコシが出てきた」とおっしゃる方が多いです。当院では、患者さまの肝機能や既往歴などを確認した上で、適切な内服薬を処方しています。
- フィナステリド
- 5αリダクターゼII型を阻害し、DHTの生成を抑制することでAGAの進行を抑える内服薬です。プロペシアなどの商品名で知られています。
- デュタステリド
- 5αリダクターゼのI型とII型の両方を阻害し、フィナステリドよりも強力にDHTの生成を抑制するとされています。ザガーロなどの商品名で知られています。
外用薬(ミノキシジル)の役割とは?
ミノキシジルは、頭皮に直接塗布する外用薬として使用され、毛母細胞の活性化や血行促進作用により、発毛を促す効果が期待されます[1]。内服薬と併用することで、より高い効果が期待できる場合があります。処方後のフォローアップでは、副作用の有無だけでなく、治療を継続できているか、効果の実感があるかを確認するようにしています。
その他の治療法には何がある?
内服薬や外用薬以外にも、以下のような治療法があります。
- 植毛手術: 自身の健康な毛髪を薄毛部分に移植する方法です。効果は永続的ですが、費用やダウンタイムを考慮する必要があります。
- メソセラピー: 頭皮に直接、発毛を促進する薬剤や成長因子を注入する治療です。内服薬や外用薬の効果を補完する目的で用いられることがあります。
- 低出力レーザー治療: 特定の波長のレーザーを頭皮に照射し、毛母細胞を活性化させる治療法です。
当院では、患者さまの薄毛の進行度、予算、ライフスタイルなどを総合的に考慮し、最適な治療計画を提案しています。特に、渋谷という土地柄、仕事が忙しい方も多いため、オンライン診療も活用し、継続しやすい治療を心がけています。
AGA・薄毛治療薬の比較
AGA治療薬にはいくつかの種類があり、それぞれ作用機序や効果、副作用が異なります。ここでは、主要な内服薬と外用薬を比較します。
| 項目 | フィナステリド | デュタステリド | ミノキシジル外用薬 |
|---|---|---|---|
| 作用機序 | 5αリダクターゼII型阻害 | 5αリダクターゼI型・II型阻害 | 毛母細胞活性化、血行促進 |
| 主な効果 | 薄毛の進行抑制、発毛促進 | 薄毛の進行抑制、発毛促進(フィナステリドより強力とされる) | 発毛促進、育毛 |
| 投与経路 | 内服 | 内服 | 外用(頭皮に塗布) |
| 主な副作用 | 性機能障害、肝機能障害など | 性機能障害、肝機能障害、乳房の腫れなど | 頭皮のかゆみ、かぶれ、初期脱毛など |
| 女性への適用 | 禁忌 | 禁忌 | 一部の女性型脱毛症に適用可(医師の判断) |
渋谷でAGA・薄毛治療を受ける際のポイント

渋谷でAGA治療を検討されている方は、ご自身のライフスタイルや治療への希望に合ったクリニックを選ぶことが重要です。
クリニック選びの基準は?
クリニックを選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 専門性: AGA治療に特化した専門クリニックか、皮膚科医が在籍しているか。
- 治療実績: 豊富な治療実績があるか、患者さんの声や症例が公開されているか。
- カウンセリング: 丁寧なカウンセリングで、治療内容や費用について十分に説明してくれるか。
- アクセス: 渋谷駅から通いやすい立地にあるか、オンライン診療に対応しているか。
- 費用: 治療費が明確で、継続しやすい料金体系か。
渋谷には多くのAGAクリニックがありますが、当院では患者さま一人ひとりの状態を丁寧に診察し、無理なく続けられる治療プランを提案することを心がけています。特に、初診時のカウンセリングでは、患者さまの不安や疑問を解消できるよう、時間をかけて説明しています。
治療開始までの流れは?
一般的なAGA治療開始までの流れは以下の通りです。
- 予約・来院: まずは電話やウェブサイトから予約し、来院します。オンライン診療に対応している場合もあります。
- 問診・カウンセリング: 医師や専門カウンセラーが、薄毛の状態、既往歴、家族歴、生活習慣などを詳しく伺います。
- 頭皮・毛髪診断: 専門機器を用いて頭皮の状態や毛髪の密度などを詳細に診断します。
- 治療プランの提案: 診断結果に基づき、最適な治療法(内服薬、外用薬、その他)と費用について説明します。
- 治療開始: 同意の上、治療を開始します。通常、内服薬の処方や外用薬の指導から始まります。
- 定期的な経過観察: 治療効果や副作用の有無を確認するため、定期的に通院またはオンラインで診察を受けます。
当院では、患者さまが安心して治療に専念できるよう、初診からアフターフォローまで一貫したサポート体制を整えています。「仕事が忙しくてなかなか通院できない」という方には、オンライン診療を活用して、自宅からでも継続的に治療を受けられるようにしています。
まとめ
AGA(男性型脱毛症)は、遺伝と男性ホルモンが主な原因で進行する薄毛の症状です。早期に専門医に相談し、適切な治療を開始することで、その進行を抑制し、改善を目指すことが可能です。治療法には、フィナステリドやデュタステリドといった内服薬、ミノキシジル外用薬が中心となり、患者さま一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの治療計画が重要です。渋谷でAGA治療を検討される際は、専門性や実績、丁寧なカウンセリングを提供するクリニックを選び、ご自身の薄毛の悩みに真摯に向き合ってみましょう。
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- MaryAnn Dakkak, Klive M Forde, Howard Lanney. Hair Loss: Diagnosis and Treatment.. American family physician. 2024. PMID: 39283847
- Maria Yusuf Dhariwala, Padmini Ravikumar. An overview of herbal alternatives in androgenetic alopecia.. Journal of cosmetic dermatology. 2019. PMID: 30980598. DOI: 10.1111/jocd.12930
- B M Piraccini, A Alessandrini. Androgenetic alopecia.. Giornale italiano di dermatologia e venereologia : organo ufficiale, Societa italiana di dermatologia e sifilografia. 2014. PMID: 24566563
- Gabriel Lazzeri Cortez, Karime Hassun, Luciana Ribeiro Patricio Linhares et al.. Male androgenetic alopecia.. Anais brasileiros de dermatologia. 2025. PMID: 39809632. DOI: 10.1016/j.abd.2024.08.004
- Yongqiong Deng, Mengxue Wang, Yuxin He et al.. Cellular Senescence: Ageing and Androgenetic Alopecia.. Dermatology (Basel, Switzerland). 2023. PMID: 37088073. DOI: 10.1159/000530681
- プロペシア(フィナステリド)添付文書(JAPIC)
- ザガーロ(デュタステリド)添付文書(JAPIC)
