ANDROGENETIC ALOPECIA
AGA(男性型脱毛症)とは?原因・治療薬・効果・費用
生え際や頭頂部の薄毛が徐々に進むAGAは、見た目だけでは円形脱毛症や休止期脱毛などと区別できない場合があります。原因と進行パターンを確認し、承認薬・未承認治療の違いを理解して治療を選ぶことが大切です。
自由診療(公的医療保険の適用外)
医師監修・最終確認:2026年8月18日 根拠資料
AGAは、思春期以降の男性にみられる進行性の脱毛症です。男性AGAではフィナステリド・デュタステリド内服とミノキシジル外用が診療ガイドラインで推奨されています。一方、ミノキシジル内服は脱毛症治療として国内未承認で、同ガイドラインでは行うべきではないとされています。[1]
急に大量に抜ける、円形に抜ける、頭皮に強い赤み・痛み・膿がある、眉毛や体毛も抜ける場合は、AGA以外の脱毛症や皮膚疾患を含めて早めの診察が必要です。
DIAGNOSIS FIRST
薄毛がAGAかを確認する
AGAは一般に、生え際または頭頂部から徐々に進行し、太い毛が細く短い毛へ変化します。ただし、薄毛の原因はAGAだけではありません。
生え際・頭頂部から徐々に進む
M字部分や前頭部、頭頂部の毛が細くなり、数か月〜年単位で薄毛が目立つ場合はAGAを検討します。
全体が急に薄くなった
発熱、手術、強いストレス、急な減量、甲状腺・栄養状態、薬剤などに伴う休止期脱毛も候補になります。
円形・炎症・瘢痕を伴う
円形脱毛症、感染、炎症性・瘢痕性脱毛症などでは治療が異なります。自己判断でAGA薬を始めないでください。
PATTERN CHECK
診察で確認する4つのポイント
写真だけで断定せず、経過と頭皮の状態を組み合わせて判断します。
- 01薄くなった場所と進み方
- 02毛の太さ・密度・抜け毛
- 03赤み・鱗屑・痛み・瘢痕
- 04家族歴・既往歴・服薬
BEFORE PRESCRIPTION
処方前に確認すること
薬の種類だけで決めず、適応、併用薬、将来の妊娠・献血・検査への影響まで確認します。
AGA以外の脱毛を除外
急な脱毛、円形脱毛、頭皮炎症、甲状腺・栄養・薬剤の影響が疑われる場合は必要な検査や治療を検討します。
持病・服薬・検査予定
肝機能、腎機能、血圧、併用薬、PSA検査、献血予定など、薬ごとに必要な確認を行います。
効果判定と中止後の変化
評価までの期間、副作用、継続費用、治療を中止すると効果が失われ得ることを説明します。
TREATMENT OPTIONS
AGA治療薬の違いと選び方
男性AGAの標準的な選択肢と、国内未承認・適応外の治療を同列に扱わず、承認状況と根拠を分けて説明します。
フィナステリド内服
Ⅱ型5α還元酵素を阻害し、男性AGAの進行を遅らせる薬です。女性・小児には適応がなく、妊娠中または妊娠可能性のある女性は破損錠へ触れない注意が必要です。[2]
フィナステリドの詳細デュタステリド内服
Ⅰ型・Ⅱ型5α還元酵素を阻害する男性AGA治療薬です。女性・小児、重度の肝機能障害がある方などは使用できません。PSA検査への影響も確認します。[3]
デュタステリドの詳細ミノキシジル外用
頭皮へ塗布し、壮年性脱毛症の発毛・育毛と脱毛進行予防を目的に使用します。濃度・対象・用法は製品ごとに確認し、頭皮のかゆみやかぶれなどに注意します。[4]
ミノキシジル外用の詳細ミノキシジル内服
国内では脱毛症治療薬として承認されていません。日本皮膚科学会の2017年版ガイドラインでは推奨度Dで「行うべきではない」とされています。動悸、むくみ、低血圧、多毛など全身性の副作用を考慮します。
スピロノラクトン内服
男性AGAの治療薬ではありません。女性の薄毛へ用いる場合も国内承認された効能ではなく、高カリウム血症、腎機能、血圧、併用薬、妊娠可能性などの確認が必要です。[5]
女性の薄毛治療を見る| 薬剤 | 主な対象・役割 | 評価の目安 | 承認・位置づけ |
|---|---|---|---|
| フィナステリド | 男性AGAの進行遅延 | 通常6か月以上 | 男性AGAの承認薬 |
| デュタステリド | 男性AGAの進行遅延・発毛 | 通常6か月以上 | 男性AGAの承認薬 |
| ミノキシジル外用 | 発毛・育毛、脱毛進行予防 | 製品により4〜6か月 | 一般用医薬品として承認範囲あり |
| ミノキシジル内服 | 発毛目的の適応外使用 | 一律に案内しない | 脱毛症治療として国内未承認 |
| スピロノラクトン | 女性の薄毛で個別検討 | 診察・検査で個別判断 | 薄毛治療として国内未承認 |
PRICING
AGA・薄毛治療薬の料金
表示価格は税込・自由診療です。規格、処方単位、診察料・検査料等の扱いで総額が変わる場合は処方前に説明します。
フィナステリド
男性AGA治療薬
デュタステリド
男性AGA治療薬
ミノキシジル外用
外用薬
ミノキシジル内服
脱毛症治療として国内未承認
スピロノラクトン
薄毛治療として国内未承認
料金の確認事項
- AGA・薄毛治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。
- 同じ薬剤名でも規格や処方内容が異なる場合があります。予約時点で自己判断する必要はありません。
- 診察料、検査料、送料などが別途必要となる場合は、処方前に総額を案内します。
- 最新料金は美容皮膚科料金表のAGA欄でも確認できます。
薄毛の原因と継続費用を診察で確認
予約時点で薬を選ぶ必要はありません。治療候補、評価時期、副作用、総額を確認してから開始できます。
RISKS & SAFETY
AGA治療薬の副作用と注意点
副作用の有無だけでなく、妊娠可能性、献血、PSA検査、併用薬、持病を含めて薬ごとに確認します。異常を感じた場合は自己判断で増減せずご連絡ください。
フィナステリド
性欲減退、勃起機能不全、射精障害、精液量減少、肝機能障害、乳房症状、気分変化など。PSA値への影響があります。
デュタステリド
性機能関連症状、肝機能障害、乳房症状、気分変化など。女性・小児、重度肝機能障害などは禁忌です。
ミノキシジル外用
頭皮の発疹・かゆみ・かぶれ、頭痛、めまい、動悸、むくみなど。急激・斑状の脱毛は別の原因を確認します。
未承認・適応外治療
ミノキシジル内服は動悸、低血圧、むくみ、多毛など、スピロノラクトンは高カリウム血症、腎機能障害、低血圧、月経関連症状などに注意します。
開始前
既往歴、服薬、血圧、肝腎機能、妊娠可能性、PSA検査・献血予定を確認します。
継続中
抜け毛・写真・毛の太さと副作用を確認し、薬剤に応じて検査や再診を行います。
早めに相談
強い気分変化、黄疸、乳房のしこり、動悸、胸痛、息苦しさ、急なむくみ等がある場合はご連絡ください。
TREATMENT FLOW
AGA・薄毛診療の流れ
予約・問診
薄毛の経過、家族歴、病気、服薬、妊娠可能性、希望する治療をお知らせください。
頭皮・毛髪の診察
薄毛の分布、毛の太さ、炎症、瘢痕、円形脱毛などAGA以外の所見を確認します。
必要な検査
症状と使用薬に応じて、血液検査や他科への相談を検討します。
治療候補の説明
承認状況、期待できる範囲、副作用、評価時期、費用を比較します。
処方・使用開始
同意後に処方し、飲み方・塗り方と連絡が必要な症状を案内します。
定期評価
同条件の写真や診察で経過を確認し、継続・変更・中止を相談します。
FAQ
AGA・薄毛治療のよくあるご質問
Q.AGAとはどのような脱毛症ですか?
AGA(男性型脱毛症)は、思春期以降の男性にみられ、生え際や頭頂部を中心に毛が細く短くなりながら徐々に進行する脱毛症です。円形脱毛症や休止期脱毛など別の原因もあるため、分布と経過、頭皮の状態を診察して判断します。
Q.AGA治療はいつから効果が分かりますか?
フィナステリド・デュタステリドは通常6か月以上の投与後に効果を評価します。ミノキシジル外用は製品により4〜6か月が一つの目安です。毛周期があるため短期間で判断せず、副作用と経過を定期的に確認します。
Q.AGA治療をやめると元に戻りますか?
AGAは進行性で、薬により維持されていた効果は中止後に徐々に失われる可能性があります。副作用や費用が気になる場合も自己判断で増減・中止せず、治療目標と継続方法を相談してください。
Q.フィナステリドとデュタステリドは何が違いますか?
どちらもDHT生成に関わる5α還元酵素を阻害しますが、フィナステリドは主にⅡ型、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型へ作用します。適応、既往歴、服薬、PSA検査、希望を確認し、効果と副作用を比較して選びます。
Q.AGA治療薬で性機能に影響することはありますか?
フィナステリドやデュタステリドでは、性欲減退、勃起機能不全、射精障害、精液量減少などが報告されています。妊活中や症状がある場合は診察時にお知らせください。
Q.初期脱毛は起こりますか?
ミノキシジル使用開始後などに、一時的に抜け毛が増えたように感じる場合があります。ただし急激な脱毛、斑状の脱毛、頭皮の炎症を伴う場合は別の脱毛症も考えられるため、自己判断で初期脱毛と決めず診察を受けてください。
Q.ミノキシジル内服は承認されたAGA治療ですか?
国内では脱毛症治療薬として承認されていません。日本皮膚科学会の2017年版ガイドラインでは推奨度Dで、行うべきではないとされています。動悸、低血圧、むくみ、多毛など全身性の副作用を考慮する必要があります。
Q.女性もフィナステリドやデュタステリドを使えますか?
フィナステリドとデュタステリドは女性への適応がありません。妊娠中または妊娠可能性のある女性は破損・粉砕した製剤への接触にも注意が必要です。女性の薄毛は原因と治療が異なるため、別に診察します。
Q.スピロノラクトンはAGA治療薬ですか?
男性AGAの治療薬ではありません。女性の薄毛へ用いる場合も国内で承認された効能・効果ではない適応外使用です。高カリウム血症、腎機能、血圧、併用薬、妊娠可能性などを確認します。
Q.血液検査は必要ですか?
全員に同じ検査を行うわけではありません。脱毛の経過、持病、使用する薬、肝腎機能、貧血・甲状腺・栄養状態が疑われる所見などに応じて個別に判断します。
Q.PSA検査や献血に影響しますか?
フィナステリドとデュタステリドはPSA値に影響するため、前立腺の検査を受ける際は服用中であることを伝えてください。献血には薬剤ごとの休薬期間があるため、自己判断せず最新の採血基準と医師の案内を確認します。
Q.AGA治療は保険適用ですか?
AGA治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。薬剤・規格・処方単位のほか、診察料や検査料等で総額が変わる場合は処方前に説明します。
Q.急に髪が抜けた場合もAGAですか?
AGAは通常ゆっくり進行します。急に大量に抜ける、円形に抜ける、頭皮に強い赤み・痛み・膿がある、眉毛や体毛も抜ける場合は、AGA以外の脱毛症や皮膚疾患を含めて早めに受診してください。
Q.オンライン診療でAGA薬を処方できますか?
オンライン診療の適否や処方範囲は診療体制と症状によって異なります。初めての急な脱毛、円形脱毛、強い頭皮症状がある場合は対面診察が適することがあります。グループのオンライン診療は東京オンラインクリニックでご確認ください。
CLINIC
クリニックのご案内
所在地
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂2丁目25-6
ホリウチビル3階
診療時間
11:00〜13:30 / 15:00〜19:30
最終受付 19:30
年中無休(年末年始を除く)
アクセス
JR・私鉄各線
渋谷駅ハチ公出口より徒歩約5分
お電話
MEDICAL SUPERVISION
監修医師からのメッセージ
RESERVATION
薄毛の原因と治療薬を医師に相談する
予約時点で薬を決める必要はありません。AGAか、他の脱毛症かを確認し、治療内容・リスク・継続費用をご案内します。
TOC GROUP
TOCグループ
医療法人御照会を中心とした医療グループ
自由診療・未承認治療について
AGA・薄毛治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。フィナステリド3,780円、デュタステリド6,000円、ミノキシジル外用9,000円、ミノキシジル内服5mgが4,000円・10mgが4,500円、スピロノラクトン25mgが2,100円・50mgが4,200円・100mgが8,400円(税込)です。処方単位、診察料、検査料等で総額が変わる場合は処方前に説明します。
ミノキシジル内服は脱毛症治療として国内未承認です。スピロノラクトンは国内で薄毛治療の効能・効果として承認されていない適応外使用です。承認薬を含め、適応・副作用・妊娠関連の注意・検査の必要性を診察で確認します。
当院の自由診療と未承認医薬品に関する方針は未承認医薬品等を用いた自由診療についてをご確認ください。




