Atrophic acne scar treatment

ニキビ跡クレーター。種類に合わせて治療を選ぶ。

ニキビ跡のクレーターは、皮膚構造が変化して生じたへこみです。形・深さ・皮下の癒着、複数型の混在を診察し、一つの施術名だけで決めずに治療を組み立てます。

最終確認日 2026年8月16日監修 倉田照久医師・吉井恭平医師根拠 診療ガイドライン・医学論文を参照
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quick answer

ニキビ跡クレーターは、形・深さ・癒着に合わせて治療を選びます。

萎縮性瘢痕は主にアイスピック型、ボックスカー型、ローリング型に分けられます。実際には複数の型が混在し、同じ施術でも向くへこみと向かないへこみがあります。[2]

皮膚構造が変化したクレーターは自然経過だけで平らになりにくいため、目立ちにくくする場合は医療機関で治療を検討します。完全に元の皮膚へ戻すことを保証する治療ではありません。赤み・色素沈着を含む全体の分類はニキビ跡の種類と原因でも確認できます。

ニキビ跡クレーターのボックスカー型にみられる境界が明瞭なへこみを示す医学教育用イメージ
医学教育用イメージ/実際の症例写真・治療結果ではありません

three scar types

クレーターの3種類を、形と深さで比較する。

同じ頬に複数の型が混在することがあります。画像は形状理解の補助であり、写真だけでは診断できません。

ニキビ跡のアイスピック型にみられる狭く深いへこみを示す医学教育用イメージ
医学教育用イメージ/実際の症例写真ではありません
01

アイスピック型

入口が狭く、奥に向かって深い点状のへこみです。小さく見えても深い場合があり、局所への治療を含めて検討します。

ニキビ跡のボックスカー型にみられる境界が明瞭なへこみを示す医学教育用イメージ
医学教育用イメージ/実際の症例写真ではありません
02

ボックスカー型

縁が比較的はっきりした円形・楕円形のへこみです。浅いものから深いものまであり、深さと範囲で治療を選びます。

ニキビ跡のローリング型にみられるなだらかな波状の凹凸を示す医学教育用イメージ
医学教育用イメージ/実際の症例写真ではありません
03

ローリング型

皮下の線維性癒着により、なだらかな波状の凹凸に見える型です。癒着が主な場合はサブシジョンを検討します。

※3点はいずれも形状理解を補助する生成イメージであり、実在患者の症例写真・治療結果ではありません。

medical assessment

診察では、影・深さ・癒着・炎症を確認。

施術名から選ぶ前に、クレーターを構成する要素を分けます。

斜めから見た影

正面だけでなく横から光を当て、縁が明瞭か、波状に見えるかを確認します。

入口と深さ

点状で狭いか、広く浅いか、深い箱形かを診察し、表面治療だけで届くかを考えます。

皮下の癒着

皮膚が線維で引き込まれている場合は、癒着を解放する治療が候補になります。

混在する変化

赤み、色素沈着、活動性ニキビ、毛穴の開きが同じ部位に混在していないか確認します。

クレーターの分類だけで治療は決まりません。肌色、既往歴、ダウンタイムの許容範囲、予算、過去の治療反応も含めて計画します。

type-based approach

種類ごとに、治療候補の考え方が違います。

複数型が混在する場合は、優先順位を決めて段階的に組み合わせることがあります。[3]

表は横にスクロールして確認できます。

特徴検討する治療の考え方限界・確認点
アイスピック型入口が狭く深い深さに届く局所的な方法やフラクショナル治療を検討表面だけの治療では変化が限られる場合がある
浅いボックスカー型縁が明瞭で比較的浅いCO2フラクショナル、RFマイクロニードル、マイクロニードリングなど深さ・肌色・色素沈着リスクを確認
深いボックスカー型境界が明瞭で深い局所的治療を含む組み合わせを検討一つの面治療だけでは限界がある場合がある
ローリング型なだらかな波状・癒着サブシジョンを軸に、必要に応じて機器治療を検討内出血・腫れと、癒着範囲を確認

evidence landscape

クレーター治療は、型と深さで方法を組み合わせる。

全国向けの医療情報として、一般に検討される治療群を整理します。すべてを当院で提供しているわけではありません。

情報の読み分け:このセクションは「一般的な治療選択肢」の解説です。次の「当院のクレーター治療」では、現在当院で相談できる施術と費用を分けて掲載します。

表は横にスクロールして確認できます。

治療群主に検討する型・目的特徴と確認点当院での提供
TCA CROSS狭く深いアイスピック型など高濃度TCAをへこみに局所的に用いる方法です。炎症後色素沈着、瘢痕、周囲への薬剤付着などのリスクを確認します。[3]現在は提供していません
パンチ切除・パンチ挙上深いアイスピック型・ボックスカー型など選択した瘢痕を外科的に切除または挙上する方法です。縫合痕や新たな瘢痕の可能性を含めて判断します。[2]現在は提供していません
サブシジョン癒着を伴うローリング型皮下の線維性癒着を針などで解放します。内出血、腫れ、出血、感染、瘢痕などを確認します。[3]提供しています
フラクショナルレーザー浅い~中等度の凹凸、面状の治療蒸散性・非蒸散性など複数方式があります。肌色、深さ、色素沈着リスク、許容できるダウンタイムで選びます。[3]CO2フラクショナルを提供
マイクロニードリング・RF浅い凹凸、肌質、混在型針刺激または針と高周波を組み合わせる方法です。深い点状瘢痕や強い癒着には単独で限界があります。[3]ダーマペン4・ポテンツァを提供
皮膚充填剤(フィラー)選択されたへこみの持ち上げヒアルロン酸などが検討されます。持続期間、血管閉塞、感染、しこりなどのリスクを確認します。[3]ニキビ跡目的では提供していません

一つの治療が全型に優れるわけではなく、局所治療・面治療・癒着治療を段階的に組み合わせることがあります。レビューでも標準化された単独治療の確立には追加研究が必要とされています。[3]

treatments at our clinic

当院のクレーター治療を、適応・回数・費用で比較。

表示価格は税込、2026年8月16日時点です。診察後に必要な施術と総額をご案内します。

当院の方針:深い点状瘢痕、面状の凹凸、皮下の癒着を分け、当院で提供できる機器治療・サブシジョンの中から候補を説明します。当院にない治療を含め、他の選択肢が適すると考えられる場合もあります。

表は横にスクロールして確認できます。

施術主に検討する状態回数・間隔の目安当院の費用主なダウンタイム・リスク
ポテンツァCPクレーター、凹凸、肌質3~5回を一つの目安に、約1か月間隔初回49,800円
1回63,800円
薬剤オプションあり
赤み、腫れ、熱感、点状出血、内出血、乾燥、かさぶた、色素変化、熱傷、感染、瘢痕など
ダーマペン4浅い凹凸、毛穴、肌質3~5回を一つの目安に、3~4週間隔全顔 初回19,800円
1回24,800円
赤み、腫れ、点状出血、ひりつき、乾燥、皮むけ、色素変化、感染、瘢痕など
CO2フラクショナルボックスカー型を含む凹凸、肌質1回ごとの反応を確認し、複数回を検討鼻+頬上部 初回9,800円/1回19,800円
全顔 初回29,800円/1回39,800円
赤み、腫れ、ひりつき、点状出血、かさぶた、色素沈着、熱傷、感染、瘢痕など
サブシジョン癒着を伴うローリング型1回ごとの反応を確認S 44,000円/M 82,500円/L 121,000円
両頬広範囲242,000円
痛み、腫れ、内出血、出血、感染、色素沈着、瘢痕など

回数は一般的な提案例で、固定回数ではありません。照射範囲、麻酔、薬剤、追加オプション等の扱いは施術により異なります。最新の総額はニキビ跡治療の費用美容皮膚科料金表でも確認できます。

planning and cost

費用は1回分だけでなく、治療計画の総額で考える。

複数回や組み合わせ治療を行う場合は、目標・優先部位・予算・ダウンタイムを先に整理します。

優先するへこみを決める

深い点状瘢痕、広い波状の凹凸など、最も気になる部位から優先順位を決めます。

1回ごとに評価する

毎回同じ施術を続けるとは限りません。写真と診察で反応を確認し、次の施術を検討します。

追加費用を確認する

診察料、麻酔、薬剤、照射範囲、オプションの扱いを施術前に確認します。

治療しない選択も含める

期待できる変化と負担が希望に合わない場合は、経過観察や一部だけ治療する方法も検討できます。

craters or enlarged pores

クレーターと毛穴の開きは、影・配置・触感で分ける。

どちらも凹凸に見えますが、主な原因と治療の優先順位が異なります。同じ部位に混在することもあります。

毛穴の開き

皮脂が多い部位に比較的均一に並び、照明で目立ち方が変わります。皮脂、角栓、弾力低下など複数の要因を確認します。

ニキビ跡クレーター

過去の炎症部位に不規則なへこみが残り、斜めからの光で縁や波状の影が目立つことがあります。

見た目だけで区別しにくい場合は、ニキビ跡クレーターと毛穴の違い・治療選択で比較できます。診察では両方の混在も確認します。

aftercare and reassessment

施術後は、回復を待って次の治療を決める。

赤みや腫れが残る直後に最終結果を判断せず、施術ごとの回復期間と皮膚の再構築を踏まえて再評価します。

当日~数日

こすらず、指定された洗浄・保湿・外用ケアを守ります。痛み、腫れ、点状出血、内出血などの予想される反応を確認します。

回復期

紫外線対策を続け、かさぶたや皮むけを無理にはがしません。強い痛み、水疱、膿、急な悪化があれば早めに連絡します。

再診・写真比較

同じ照明・角度の写真と診察で、へこみの影、色素沈着、炎症、新しいニキビを確認します。

次回方針

十分に回復してから、同じ施術を続けるか、局所治療・癒着治療へ切り替えるか、経過を見るかを検討します。

具体的な洗顔・メイク再開・運動・入浴・次回間隔は施術ごとに異なります。施術時に個別の指示をご案内します。

limits and risks

クレーター治療は、限界とダウンタイムも比較する。

治療方法によって皮膚への作用と負担が異なります。一定の結果や完全な改善を保証するものではありません。

よくみられる反応

痛み、赤み、腫れ、熱感、点状出血、内出血、乾燥、皮むけ、かさぶたなどが生じる場合があります。

色調変化

炎症後色素沈着や色素脱失が起こる可能性があります。日焼けや肌状態により施術を延期する場合があります。

まれな合併症

熱傷、水疱、感染、瘢痕、アレルギー反応、症状の悪化などが起こる可能性があります。

期待値とのずれ

深い瘢痕や複数型の混在では一つの施術だけで十分な変化が得られない場合があり、追加治療を検討することがあります。

preventing new scars

新しいクレーターを防ぐため、活動性ニキビも治療する。

赤く腫れたニキビや膿を伴うニキビが続く場合は、瘢痕治療だけでなく炎症治療を優先または並行します。[1]

クレーターの種類を確認

赤みや色素沈着と分け、アイスピック・ボックスカー・ローリングの混在を確認します。

ニキビ跡の種類と原因

when to see a dermatologist

施術名を決める前に、クレーターの型を診察する。

次の状態では、自己判断で施術を選ばず医師へご相談ください。

  • 赤く腫れたニキビや膿を伴うニキビが続き、新しいへこみが増えている
  • アイスピック・ボックスカー・ローリングの区別がつかない
  • 赤み・色素沈着・毛穴の開きが混在し、主な悩みを判断できない
  • 過去の施術で強い色素沈着、熱傷、瘢痕などが生じたことがある
  • 費用、回数、ダウンタイムを比較してから治療を決めたい
  • クレーターが外出・仕事・学校など日常生活に影響している

frequently asked questions

クレーター治療。よくある質問。

回答は一般的な目安です。診断と治療の適応は診察で判断します。

ニキビ跡のクレーターは自然に治りますか?

皮膚構造が変化したへこみは、赤みや色素沈着と異なり、時間経過だけで平らになりにくい傾向があります。形・深さ・癒着を診察し、目立ちにくくする治療を検討します。

クレーターにはどのような種類がありますか?

主にアイスピック型、ボックスカー型、ローリング型に分けます。実際には複数の型が同じ頬に混在することが多く、深さや範囲も一人ひとり異なります。

クレーターに最もよい治療は何ですか?

全員に共通する一つの治療はありません。浅い凹凸、深い点状のへこみ、皮下の癒着などで適する方法が異なり、複数の施術を段階的に組み合わせる場合があります。

治療は何回必要ですか?

ポテンツァCPやダーマペン4は3〜5回を一つの目安として提案する場合があります。CO2フラクショナルやサブシジョンは一回ごとの反応を確認して次回を検討し、必要回数には個人差があります。

クレーター治療は保険適用ですか?

ニキビ跡クレーターに対する美容施術は原則として自由診療です。活動性ニキビの診察・処方は、症状と治療内容により保険診療の対象になる場合があります。

ニキビが残っていても治療できますか?

相談はできますが、炎症が続いている場合は新しい瘢痕を防ぐため、ニキビ治療を優先または並行することがあります。施術当日の実施可否も肌状態から判断します。

ダウンタイムはどれくらいですか?

施術により、赤み・腫れ・点状出血・内出血・かさぶたなどが数日以上続く場合があります。具体的な経過は施術、出力、範囲、肌状態で異なるため、予定と照らして選びます。

相談当日に施術を受ける必要がありますか?

必要ありません。種類、治療候補、期待できる変化、限界、費用、回数、ダウンタイム、リスクを確認してから検討できます。肌状態によっては当日施術を行わない場合があります。

acne scar topic cluster

ニキビ跡を、悩みと治療から詳しく読む。

このページの担当範囲を深く解説し、全体像・種類・施術・費用の専門ページへつなぎます。

MEDICAL SUPERVISION

監修医師からのメッセージ

ニキビ跡のクレーターは、入口が狭く深い型、境界が明瞭な型、皮下の癒着で波状に見える型などが混在します。見た目が似ていても、深さや癒着によって治療の優先順位は変わります。

当院では斜めからの光で形を確認し、活動性ニキビや赤み・色素沈着も分けて評価します。期待できる変化だけでなく、必要回数、費用、ダウンタイム、リスクを説明したうえで、無理のない治療計画を一緒に検討します。

主監修医師

倉田 照久

医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長

ニキビ跡クレーターを医師に相談する

クレーターの型・深さ・癒着を確認し、治療候補と費用、ダウンタイムをご案内します。

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本ページは一般的な医療情報の提供を目的とし、個別の診断・治療に代わるものではありません。

最終確認日:2026-08-16