QUICK ANSWER
ダウンタイムは一律の日数では決まりません
安全性レビューでは、赤み・腫れ・痛み・乾燥・皮むけなどの一時反応は7日程度まで報告されています。ただし、浅いマイクロニードルの皮膚バリア研究で示された回復時間を、より深い施術や併用薬剤・ピーリングへそのまま当てはめることはできません。出血や浸出液が残る場合、症状が強くなる場合は、一般的な日数より施術医の判断を優先してください。

MICRONEEDLING DEVICE
ペン型機器で部位ごとに施術条件を調整
ダーマペンは、先端の極細針を皮膚へ垂直に当てるマイクロニードリング機器です。診察した肌状態と部位に合わせて、施術範囲や針の深さ、併用内容を検討します。
刺激の程度が変われば、赤み・点状出血・乾燥などの経過も一律ではありません。そのため、施術後の洗顔・メイク・外用再開は、機器名だけでなく当日の施術条件を踏まえて案内します。
- 部位額・頬・鼻周囲など
- 深さ肌状態を確認して調整
- 併用薬剤・ピーリングで異なる
日々診察を行う皮膚科医として、施術日を決める前に確認したいのは、仕事・撮影・会食・運動イベントなど「赤みを避けたい予定」です。肌の反応には個人差があり、施術の深さや併用内容でも変わるため、大切な予定の直前を避けるかを診察で一緒に検討します。
RECOVERY TIMELINE
施術直後から1週間の目安
以下は典型的な経過を理解するための目安です。全員が同じ順番・日数で経過するわけではありません。
施術直後
赤み、熱感、腫れ、ひりつき、点状出血がみられることがあります。施術部位に触れず、当日の洗顔・保湿・外用の指示を確認します。
見る点:出血・浸出液・痛みの程度施術当日
摩擦、強い洗浄、メイク、長時間の入浴、サウナ、激しい運動、飲酒を避けます。顔を濡らす時間は当日の案内を優先します。
すること:清潔・安静・紫外線回避翌日〜3日
赤みや熱感が軽くなる一方、乾燥、つっぱり、細かな皮むけが目立つことがあります。許可後は低刺激の洗顔・保湿を行い、刺激性化粧品は控えます。
見る点:前日より改善しているか4〜7日以降
多くの一時反応は落ち着く方向へ進みます。皮むけやかさぶたを取らず、赤み・痛み・腫れが続く、または強くなる場合は施術医へ連絡します。
判断:日数より症状の推移を優先研究値の読み方:0.15〜0.25mmのマイクロニードルを用いたランダム化試験では、皮膚バリア機能が72時間以内に回復したと報告されています。一方、実際の美容施術は針の深さ・回数・併用製剤が異なるため、この48〜72時間を全員のメイクや外用再開時刻として使わないでください。
WHAT TO DO
洗顔・メイク・入浴・運動の再開
「何時間後」と一律に断定せず、当日の指示と皮膚の状態で判断します。
| 行動 | 再開の考え方 | 患者さんが注意する点 |
|---|---|---|
| 洗顔 | 当日に案内された時間を優先 | 許可後はぬるま湯・低刺激の洗浄料で、こすらず短時間にします。 |
| メイク | 当日は避け、翌日以降も皮膚状態を確認 | 出血・浸出液・強いひりつきが残る場合は控えます。道具を清潔にします。 |
| シャワー・入浴 | シャワーの可否は当日の指示、長時間の入浴は当日避ける | 熱い湯、顔への強い水圧、タオルでの摩擦を避けます。 |
| サウナ・激しい運動 | 当日は避け、赤み・熱感が落ち着いてから | 体温上昇と発汗で刺激が強くなる可能性があります。 |
| 飲酒 | 当日は避け、症状が落ち着いてから | 血流増加で赤みや熱感が目立つ可能性があります。 |
| 日焼け止め | 直接塗布できる時間は当日の指示を確認 | それまでは帽子・日傘・日陰を利用し、再開後は低刺激製品をこすらず塗ります。 |
| ひげそり・顔の脱毛 | 赤み・ひりつき・皮むけが落ち着いてから相談 | 刃・ワックス・脱毛機器による追加刺激を避けます。 |
SKINCARE
施術後のスキンケアは「足す」より刺激を減らす
保湿
許可された低刺激の保湿剤を、清潔な手でこすらず塗ります。香料や多種類の新製品を同時に試さないようにします。
紫外線対策
塗布が許可されるまでは物理的に遮光し、再開後は日焼け止めをやさしく使用します。強い日差しを避けます。
刺激性成分
レチノイド、AHA・BHA、スクラブ、高濃度ビタミンCなどは自己判断ですぐ再開せず、肌状態を確認します。
処方薬
ニキビ薬や他院処方薬は、自己判断で中止・再開しません。処方目的と施術部位を伝えて確認してください。
診察では、商品名だけでなく「どの部位に、何を、どの頻度で使っているか」を確認します。同じレチノールという呼び方でも濃度や基剤が異なり、トレチノインなどの処方薬と市販化粧品も同じ扱いではありません。再開日は製品ごとに確認する方が安全です。
WHEN TO CONTACT
通常の経過と、早めに相談する症状
時間とともに軽くなるなら経過を確認
- 赤み・熱感・腫れ・ひりつきが徐々に軽くなる
- 点状出血が止まり、浸出液が増えていない
- 乾燥・つっぱり・細かな皮むけがある
- 保湿時に軽くしみるが、強くなっていない
早めに施術医へ連絡
- 前日より痛み・腫れ・熱感が強い
- 膿、水疱、広がる赤み、悪臭のある浸出液がある
- 出血が止まりにくい、強いかゆみや全身症状がある
- 色の変化が急に広がる、線状の傷や硬いしこりが残る
日々の診察では、赤みが「あるか」だけでなく、「前日より悪化しているか」「痛み・熱感・膿を伴うか」を確認します。同じ赤色でも通常の炎症反応、接触皮膚炎、毛包炎、感染などで対応が異なるため、迷った場合は施術日・部位・併用内容と症状の推移を伝えてください。
EVIDENCE
ダウンタイム情報の根拠と限界
PubMed掲載のシステマティックレビュー、RCT、規制当局資料を優先しました。
一般的な一時反応は7日程度まで
安全性レビューでは、一時的な赤み・腫れ・痛み、乾燥・皮むけ、炎症後色素沈着などが報告されています。
安全性レビューを確認浅い針のバリア回復は72時間以内
0.15〜0.25mmの研究では皮膚バリア機能の回復が72時間以内に観察されましたが、施術条件が異なる患者へ一律に適用できません。
皮膚バリア研究を確認感染・瘢痕・色素変化にも注意
FDAは、一般的な反応のほか、感染、色素変化、瘢痕、単純ヘルペス再活性化などの可能性を案内しています。
FDA資料を確認研究は機器、針の長さ、施術回数、対象疾患、併用治療が異なります。「レビューで7日」「研究で72時間」という数字は目安であり、個人の安全な再開時刻や治癒を保証するものではありません。
AT OUR CLINIC
当院のダーマペン4を検討する方へ
施術内容・適応・料金はダーマペン4施術LPへ
このページは施術後の経過と行動判断に特化しています。ニキビとニキビ跡の違い、適応、針の深さ、併用施術、料金は別ページで確認できます。予約時点で施術プランを確定する必要はありません。
2026年8月22日時点でダーマペン4施術LPと公式料金表を照合しています。初回価格の条件、診察料・麻酔・処方薬、薬剤・ピーリング併用等で総額が変わる場合があります。複数回の必要性は診察で判断するため、複数回分の固定総額は掲載していません。
REFERENCES
参考文献・公的資料
ダウンタイムと安全性に関連する高いエビデンスレベルの文献を中心に採用しています。
規制当局・ガイドライン
- U.S. FDA. Microneedling Devices.規制当局
- U.S. FDA 510(k) K221070. DP4 Microneedling device.規制当局
- 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒さ治療ガイドライン2023」診療ガイドライン
PubMed掲載論文
- Safety Profile for Microneedling: A Systematic Review. Dermatol Surg. 2021.システマティックレビュー
- A Systematic Review Examining the Potential Adverse Effects of Microneedling. 2021.システマティックレビュー
- Microneedling: Where do we stand now? A systematic review of the literature. 2018.システマティックレビュー
- Facial skin barrier function recovery after microneedle transdermal delivery treatment. 2012.ランダム化比較試験
- Microneedling Monotherapy for Acne Scar: Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. 2022.RCTメタ解析
- Comparing the efficacy and safety of microneedling and its combination with other treatments in patients with acne scars. 2024.RCTネットワークメタ解析
- Interventions for acne scars. Cochrane Database Syst Rev. 2016.Cochraneレビュー
- A systematic review of treatments for acne scarring. Part 1: Non-energy-based techniques. 2017.システマティックレビュー
FAQ
よくある質問
Q.ダーマペンの赤みは何日で引きますか?
赤み・腫れ・熱感は一時的なことが多い一方、針の深さ、施術範囲、併用薬剤・ピーリング、肌状態で程度と期間が変わります。安全性のシステマティックレビューでは、一般的な一時反応が7日程度まで報告されています。翌日以降に痛みや腫れが強くなる場合は、日数だけで自己判断せず施術医へ連絡してください。
Q.施術当日に洗顔できますか?
洗顔を再開する時間は施術条件で異なるため、当日の案内を優先してください。許可後はぬるま湯と低刺激の洗浄料を使い、こすらず、清潔なタオルで押さえるように水分を取ります。
Q.ダーマペン後はいつからメイクできますか?
施術当日は施術部位へのメイクを避けます。翌日以降も出血、浸出液、強い赤みやひりつきがある間は控え、使用の可否は当日の指示に従ってください。再開時は清潔な道具を使い、こすらず落とせる薄いメイクから始めます。
Q.入浴・サウナ・運動・飲酒はいつから再開できますか?
当日は長時間の入浴、サウナ、激しい運動、飲酒など、体温上昇や血流増加につながる行動を避けます。その後は赤み・熱感・点状出血が落ち着いているかを確認し、施術条件に応じた当日の案内を優先してください。
Q.日焼け止めはいつから使えますか?
日焼け止めを直接塗る時間は肌状態と当日の案内によります。塗布が許可されるまでは帽子・日傘・日陰を利用し、再開後は刺激の少ない製品をこすらず塗ります。紫外線は炎症後色素沈着の一因になるため、皮膚が落ち着いた後も対策を続けます。
Q.レチノール、トレチノイン、ピーリング剤はいつ再開できますか?
レチノイド、AHA・BHA、スクラブ、高濃度ビタミンCなど刺激になりやすい製品は自己判断ですぐ再開しません。針の深さ、併用施術、乾燥・皮むけの程度、処方目的を確認して再開時期を案内します。処方薬は自己判断で中止・再開せず、処方医にも確認してください。
Q.皮むけやかさぶたは取ってもよいですか?
無理にはがさないでください。摩擦や剥離は出血、炎症、色素沈着、瘢痕のリスクにつながる可能性があります。低刺激の保湿を行い、自然に落ち着くのを待ちます。
Q.ニキビができたら潰してもよいですか?
潰さないでください。施術後の一時的な反応か、新しいニキビ、毛包炎、接触皮膚炎、感染かは見た目だけで判断しにくいことがあります。増える、痛む、膿が出る場合は写真だけで決めず診察をご相談ください。
Q.どのような症状なら早めに連絡すべきですか?
時間とともに痛み・腫れ・熱感が強くなる、膿・水疱・広がる赤みがある、出血が止まりにくい、強いかゆみや全身症状がある、色の変化が急に広がる場合は早めに施術を受けた医療機関へ連絡してください。
Q.施術後に予定を入れても大丈夫ですか?
大切な撮影、会食、出張、運動イベントなどがある場合は、施術日を決める前にお知らせください。ダウンタイムは個人差があり、深さや併用施術でも変わるため、予定の直前を避けるかを診察で相談します。
Q.ダーマペン4の料金はいくらですか?
当院のダーマペン4全顔は初回19,800円、通常1回24,800円(税込)です。初回価格の条件、麻酔、診察料、処方薬、併用薬剤・ピーリング等により総額が変わる場合があります。複数回分の固定総額は掲載せず、施術前に今回の総額を案内します。
Q.施術を受けた院と違う医療機関へ相談してもよいですか?
緊急性がある場合は受診先を限定せず医療機関へ相談してください。施術条件や使用製品が判断材料になるため、まず施術を受けた医療機関へ連絡できる場合は、施術日・部位・併用薬剤・症状の経過を伝えると確認が進みやすくなります。
CLINIC INFORMATION
クリニックのご案内
所在地
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂2丁目25-6
ホリウチビル3階
診療時間
11:00〜13:30 / 15:00〜19:30
最終受付 19:30
年中無休(年末年始を除く)
アクセス
JR・私鉄各線
渋谷駅ハチ公出口より徒歩約5分
お電話
MEDICAL SUPERVISION
監修医師からのメッセージ
RESERVATION
ダーマペン4を診察で相談する
予約時点でプランを確定する必要はありません。肌状態、服薬、予定、許容できるダウンタイムを確認し、施術の可否と内容をご案内します。
TOC GROUP
TOCグループ
医療法人御照会を中心とした医療グループ
自由診療・未承認医療機器について
ダーマペン4は公的医療保険が適用されない自由診療です。当院の全顔施術は初回19,800円・通常1回24,800円(税込)です。初回価格の条件、診察料・麻酔・処方薬、併用薬剤・ピーリング、追加オプション等により総額が変わる場合があるため、施術前に説明します。
主なリスク・副作用は、痛み、赤み、腫れ、熱感、点状出血、内出血、乾燥、皮むけ、かさぶた、炎症後色素沈着、感染、瘢痕、アレルギー反応、ニキビや色素症状の悪化などです。
当院で使用するダーマペン4は、医薬品医療機器等法上、国内未承認の医療機器です。国内の正規販売代理店を通じて購入しており、同一の性能を有する国内承認医療機器はありません。米国ではFDA 510(k) K221070として、22歳以上の成人における顔面のニキビ跡の外観改善を目的に許可されています。米国での許可は日本国内の承認を意味しません。国内未承認医療機器による治療は、医薬品副作用被害救済制度等の対象外となる場合があります。詳しくは未承認医薬品等を用いた自由診療についてをご確認ください。



