Clindamycin 1% + Benzoyl peroxide 3%

デュアック配合ゲル。ニキビへの効果・塗り方・副作用。

炎症性ニキビに使う場面、1日1回の塗り方、刺激・脱色への対策、2〜8℃の保存、12週の再評価、抗菌薬を含まない維持治療への切り替えまで整理します。

医療情報確認日 2026年8月18日監修 倉田照久医師・吉井恭平医師根拠 日本皮膚科学会・PMDA・製造販売元
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quick answer

デュアックは、炎症性ニキビと面皰を同時に治療する配合ゲルです。

クリンダマイシン1%と過酸化ベンゾイル(BPO)3%を配合し、1日1回、洗顔後に患部へ適量を塗ります。

12週間で効果が認められない場合や炎症が消失した場合は漫然と継続せず、抗菌薬を含まない維持治療を検討します。

一次資料|PMDA電子添文 3・6・7電子添文は、1g中にクリンダマイシン10mg(1%)とBPO 30mg(3%)を含み、1日1回、洗顔後に患部へ適量を塗布すると示しています。

デュアック配合ゲル10gチューブの公式製剤写真
official product photograph

デュアック配合ゲル 10g

クリンダマイシン1%と過酸化ベンゾイル3%を配合した処方箋医薬品です。白色〜淡黄色の水性ゲルで、2〜8℃で保存します。

CLDM 1%BPO 3%1日1回2〜8℃保存

製剤写真・製品情報:サンファーマ株式会社 公式製品ページ(2026年8月19日確認)

who it is for

赤ニキビ・膿疱と、混在する白ニキビを見分ける。

薬の名前ではなく、いま残っている皮疹の種類で適応を考えます。

炎症性皮疹

赤く盛り上がる丘疹や膿を伴う膿疱が主な対象です。中等症から重症の炎症性皮疹に学会が強く推奨しています。

面皰との混在

BPOを含むため、炎症性皮疹と一緒に見られる白ニキビ・黒ニキビにも選択肢となります。

別評価が必要

結節・嚢腫、強いかゆみ、同じ形の発疹が急に広がる場合は、別の処置や疾患との区別が必要です。

一次資料|日本皮膚科学会ガイドライン CQ1・CQ21ガイドラインは、中等症〜重症の炎症性皮疹と、炎症性皮疹に混在する面皰にCLDM 1%/BPO 3%配合ゲルを強く推奨しています。

two active ingredients

クリンダマイシン1%とBPO 3%の役割

抗菌薬単剤との違いを、2つの成分に分けて理解します。

CLDM

菌の増殖を抑える

クリンダマイシンは細菌の蛋白合成を阻害し、感受性のあるアクネ菌等に抗菌活性を示します。

BPO

抗菌・角質への作用

BPOは抗菌活性に加え、角質剥離・面皰減少作用を示します。

1 + 1

配合剤の役割

炎症性皮疹と面皰が混在する時に、2成分を1本で塗布できます。

not scar

ニキビ跡薬ではない

へこみ、盛り上がり、炎症後の色調変化そのものを治す薬ではありません。

一次資料|PMDA電子添文 18作用機序・薬理作用では、クリンダマイシンの蛋白合成阻害と、BPOの抗菌・抗炎症・角質剥離・面皰減少作用が示されています。

how to apply

1日1回、洗顔後に患部へ適量を塗る

回数や量を増やさず、処方時に示された範囲を守ります。

やさしく洗う

強くこすらず洗顔し、清潔なタオルで水分を押さえます。

患部へ適量

医師から示されたニキビの範囲へ薄く塗ります。

粘膜・傷を避ける

眼、口唇、粘膜、刺激や傷のある皮膚には使いません。

手を洗う

塗布後は手を洗い、髪・衣類・タオルへの付着を避けます。

塗り忘れた時:気づいた時に洗顔後の皮膚へ適量を塗ります。次に2回分をまとめて塗る、回数を増やすといった自己調整はしないでください。

side effects & handling

赤み・皮むけ・下痢と、脱色・保存を確認する

よくある局所刺激と、速やかな相談が必要な症状を分けます。

処方元へ相談

  • 乾燥、赤み、皮むけ、かゆみ、刺激感
  • 日光で強く赤くなる・痛む
  • 刺激が続き、毎日の使用が難しい
  • 他の外用薬との併用で悪化した

中止して速やかに連絡

  • 顔全体や首に及ぶ赤み・腫れ
  • 水疱、びらん、全身性の過敏反応
  • 遷延性または重症の下痢
  • 血便、出血性下痢、強い腹痛

日光

使用中は日光への曝露を最小限にし、日焼けランプや紫外線療法を避けます。

脱色

毛髪、着色・染色した布、家具、絨毯等への付着を避けます。

保存

2〜8℃で保存し、高温を避け、使用期限内に使用します。

一次資料|PMDA電子添文 8・11・14副作用・適用上の注意は、皮膚刺激、重大な大腸炎、日光、他の外用剤との併用、毛髪・布製品の退色について注意を示しています。

一次資料|日本皮膚科学会・製造販売元 2026年情報日本皮膚科学会は、国内処方薬は貯法を守り有効期間内に使用するよう推奨しています。デュアックの製造販売元資料も、貯法2〜8℃・有効期間3年の遵守を案内しています。

review at 12 weeks

12週で効果を評価し、炎症後は維持治療へ

抗菌薬を含む配合剤を、自己判断で漫然と続けないための区切りです。

12週で効かない

電子添文では使用を中止し、診断、塗り方、併用薬、別治療の必要性を見直します。

炎症が消えた

デュアックを維持薬にせず、BPOやアダパレン等、抗菌薬を含まない治療を検討します。

12週を超える

有効性・安全性が検討されていないため、継続の必要性を医師が慎重に判断します。

一次資料|PMDA電子添文 7・8、日本皮膚科学会 CQ21電子添文は12週の評価と必要最小限の期間を示し、ガイドラインは炎症軽快後の維持療法としてCLDM/BPO配合ゲルを推奨していません。

compare acne topicals

ダラシンT・ベピオ・ディフェリンとの違い

薬の優劣ではなく、成分と担当する皮疹で整理します。

主成分主に担う役割抗菌薬
デュアックCLDM 1%+BPO 3%炎症性皮疹と混在する面皰含む
ダラシンTCLDM 1%化膿性炎症を伴うニキビ含む
ベピオBPO面皰・炎症性皮疹、維持治療含まない
ディフェリンアダパレン面皰・炎症性皮疹、維持治療含まない

塗る範囲、時間帯、併用の可否は処方内容によって変わります。自己判断で重ねず、ニキビの塗り薬・外用薬の比較も参考に処方元へ確認してください。

when to revisit

刺激が強い、効かない、炎症が消えた時は再診する

薬を増減する前に、適応・塗り方・次の維持治療を確認します。

早めに相談

  • 赤みや皮むけが続く
  • 新しい炎症性ニキビが増える
  • 他の外用薬との順番が分からない
  • 冷蔵できなかった・高温に置いた

再診で見直す

  • 12週で効果を確認できない
  • 炎症が消えて維持薬へ移りたい
  • 結節・嚢腫・ニキビ跡がある
  • 妊娠・授乳の状況が変わった

デュアックの適応・塗り方・中止時期を相談皮疹の種類、刺激、塗布範囲、抗菌薬歴、維持治療まで確認します。

frequently asked questions

デュアック配合ゲルとニキビのよくある質問

対象、塗り方、期間、副作用、保存、ニキビ跡、妊娠に回答します。

デュアック配合ゲルはどのような薬ですか?

クリンダマイシン1%と過酸化ベンゾイル(BPO)3%を配合した処方薬です。抗菌作用に加え、BPOの角質剥離・面皰減少作用を組み合わせ、主に炎症性ニキビと面皰が混在する時に用います。

白ニキビだけにも使いますか?

日本皮膚科学会は、炎症性皮疹と混在する面皰には強く推奨しています。一方、面皰だけの場合や炎症軽快後の維持療法では、抗菌薬を含まないBPOやアダパレン等を検討します。

デュアック配合ゲルは1日何回、いつ塗りますか?

電子添文上は1日1回、洗顔後に患部へ適量を塗布します。処方時に塗る範囲や時間帯の指示がある場合は、その指示を優先してください。

たくさん塗ると早く効きますか?

多く塗っても効果の上乗せは期待されず、皮膚刺激が増すおそれがあります。自己判断で量や回数を増やさないでください。

いつまで使いますか?

12週間で効果が認められない場合は中止し、炎症性皮疹が消失した場合は別の維持治療を検討します。12週間を超える使用は有効性・安全性が検討されていないため、必要性を慎重に判断します。

赤みや皮むけが出たらどうしますか?

乾燥、赤み、皮むけ、刺激感は起こり得ます。顔全体や首まで広がる腫れ、水疱、びらん、全身性の過敏反応がある場合は使用を中止し、速やかに医療機関へ連絡してください。

衣類や髪が白くなることはありますか?

BPOにより毛髪や着色・染色された布製品が退色するおそれがあります。塗布後は手を洗い、枕カバー、衣類、タオル、家具等への付着を避けてください。

デュアック配合ゲルはどこで保存しますか?

電子添文の貯法は2〜8℃です。処方時の説明に従い、高温を避け、使用期限内に使用してください。保管状態が分からない場合は処方元や薬剤師へ確認してください。

デュアックでニキビ跡も治りますか?

デュアックは活動性の尋常性ざ瘡に対する薬で、既に残ったへこみ・盛り上がり・色素沈着そのものの治療薬ではありません。まず新しい炎症を抑え、ニキビ跡は種類を分けて別に評価します。

妊娠中・授乳中でも使えますか?

妊娠中または妊娠の可能性がある場合は、有益性が危険性を上回ると判断される時のみ使用します。授乳中も継続・中止を個別に検討するため、処方前に必ず申告してください。

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外用薬・抗菌薬・維持治療を詳しく調べる

このページはデュアック配合ゲルを担当し、単剤・比較・耐性菌は専門ページへ分けています。

MEDICAL SUPERVISION

監修医師からのメッセージ

デュアック配合ゲルは、赤い丘疹や膿疱に加えて面皰が混在する時に検討する配合薬です。診察では、炎症性皮疹の数と分布、乾燥・敏感肌の程度、過去の外用薬による刺激、抗菌薬の使用歴を確認します。

塗る量を増やしても効果が上乗せされるわけではなく、赤みや皮むけが強い場合は自己調整せず相談してください。炎症が落ち着いた後は抗菌薬を含まない維持治療へ移す時期を一緒に判断します。

主監修医師

倉田 照久

医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長

デュアックの塗り方と中止時期を相談する

炎症性皮疹と面皰、刺激、塗布範囲、保管、維持治療への切り替えを確認します。

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本ページは一般的な医療情報の提供を目的とし、個別の診断・処方に代わるものではありません。デュアック配合ゲルの適応、塗布範囲、期間、副作用、妊娠・授乳時の扱いは、診察と最新の電子添文等に基づき判断します。

医療情報の最終確認日:2026年8月18日