ニキビとは

【ニキビとは?原因・種類・治し方を皮膚科医が徹底解説】

CONDITION GUIDE

ニキビとは?原因・種類・治し方を皮膚科医が徹底解説

ニキビの原因、種類、保険診療・自由診療、ニキビ跡の予防、受診の目安までを、診察前に確認しやすく整理します。

白・黒・赤・黄ニキビ保険診療・自由診療公的資料・PubMed参照最終更新日: 2026-07-15
見分け方白・黒ニキビは毛穴の詰まり、赤・黄ニキビは炎症や膿の有無を確認します。
初期治療毛穴の詰まりと炎症に対し、外用薬を中心に重症度に応じて治療を組み立てます。
スキンケアこすらない洗顔、保湿、紫外線対策を続け、つぶす・触り続ける行動を避けます。
受診目安痛いしこり、膿、急な悪化、広がり、ニキビ跡が心配な場合は早めに相談します。
受診目安強い痛みを伴うしこりや膿、急に広がる赤み、発熱、目の周囲の腫れがある場合は早めに医療機関へ相談してください。
頬のニキビ症状を指しながら皮膚科医へ相談する成人女性
ニキビの症状と治療方針を皮膚科で相談する場面
📋 この記事のポイント
  • ✓ ニキビ(尋常性痤瘡)は、毛穴の詰まりでできる面皰と、丘疹・膿疱などの炎症性皮疹が混在する皮膚疾患です。
  • ✓ 白・黒ニキビは面皰、赤・黄ニキビは炎症性皮疹の目安です。痛いしこりや広がる炎症は早めの受診を検討します。
  • ✓ 治療は保険診療の外用薬を基本に、炎症期と維持期で薬を使い分けます。自己判断で中断せず、副作用も診察時に確認します。

GENERAL DERMATOLOGY

ニキビの原因、種類、保険診療・自費診療、ニキビ跡予防、受診の目安までを、渋谷文化村通り皮膚科の診療導線に沿って整理します。

監修: 倉田照久

症状から受診までの判断順

気になる項目から、治療と相談の目安を確認できます。

  1. 原因皮脂、毛穴の詰まり、アクネ菌、炎症が重なって起こります。

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  2. 種類白・黒・赤・黄ニキビ、しこりの有無を見分けます。

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  3. 保険治療外用薬と必要な内服薬を重症度に応じて選択します。

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  4. 自費治療適応、費用、副作用、承認状況を確認して個別に判断します。

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  5. ニキビ跡赤み、色素沈着、凹凸で治療選択肢が異なります。

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  6. セルフケアやさしい洗顔、保湿、紫外線対策を続けます。

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  7. 避ける行動つぶす、こする、洗いすぎ、薬の自己調整を避けます。

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  8. 受診目安痛いしこり、膿、急な悪化、跡が心配な場合は相談します。

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  9. FAQ遺伝、食事、薬を続ける期間を確認できます。

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ニキビができる仕組み

ニキビ(尋常性痤瘡)は、皮脂腺のある毛包を中心に起こります。皮脂分泌の増加と毛穴の出口の角化異常によって面皰ができ、毛包内の環境変化やアクネ菌(Cutibacterium acnes)に対する反応が重なると炎症性皮疹へ進みます[1]。単一の原因だけで説明できる病気ではありません。

皮脂の過剰分泌

思春期以降はアンドロゲンの影響などで皮脂分泌が増えやすくなります。ただし、皮脂が多いだけで必ずニキビになるわけではなく、毛穴の詰まりや炎症反応も関与します。診察では発症時期、部位、月経との関連、使用中の薬や化粧品などを確認します。当院では、初診時に患者さまの食生活やストレス状況を詳しく伺い、生活習慣が皮脂分泌に与える影響を評価するようにしています。生活習慣だけを原因と決めず、皮疹、薬、化粧品などと合わせて評価します。

毛穴の詰まり(角化異常)

毛穴の出口で角化が乱れ、皮脂が毛包内にたまった状態が面皰です。肉眼で見える白・黒ニキビの周囲には、まだ見えない微小面皰が存在することがあります。そのため、目立つ炎症が落ち着いた後も再発を抑える維持治療が重要です。

アクネ菌の増殖

アクネ菌は健康な皮膚にも存在する常在菌です。面皰内で増え、宿主側の免疫反応などが加わると炎症に関与します。「菌がいる=不潔」という意味ではなく、強い洗浄で菌を完全に除くことが治療目的ではありません。

炎症の発生

炎症が起こると赤い丘疹や膿疱になり、深い部位まで炎症が及ぶと結節や嚢腫を形成することがあります。強い炎症は赤み、色素沈着、凹凸を伴う瘢痕のリスクと関連するため、痛みやしこりがある場合は早めに治療方針を確認します。

コメド(面皰)とは
毛穴に皮脂や角質が詰まった状態を指し、ニキビの初期段階です。毛穴が開いているものを黒ニキビ(開放面皰)、閉じているものを白ニキビ(閉鎖面皰)と呼びます。

ニキビの種類と見分け方

ニキビは、炎症のない面皰と、赤みや膿を伴う炎症性皮疹に分けて考えると整理しやすくなります。同じ顔の中に複数の種類が同時にみられることも多く、見た目だけで治療薬を決めることはできません。当院では、患者さまのニキビの種類を正確に診断し、それぞれの状態に合わせた治療プランを提案しています。

成人女性の頬にみられる面皰と小さな炎症性ニキビ
ニキビ症状の一例を示すイメージ画像です。見た目だけでは診断できません。

白ニキビ(閉鎖面皰)

毛穴の出口が閉じたまま皮脂がたまり、白色または肌色の小さな盛り上がりとして見える閉鎖面皰です。通常は強い痛みや赤みを伴いませんが、炎症性皮疹へ移行することがあります。

黒ニキビ(開放面皰)

毛穴の出口が開き、毛包内の内容物が黒く見える開放面皰です。汚れが付着して黒くなったものではないため、強くこすったり押し出したりする必要はありません。

赤ニキビ(炎症性ニキビ)

赤く盛り上がった丘疹で、触れると痛むことがあります。面皰だけの状態より炎症後の赤みや色素沈着が残りやすいため、炎症の程度と個数を確認して治療します。

黄ニキビ(化膿性ニキビ)

先端に膿が見える膿疱です。痛みや熱感を伴うことがあり、自己処置で潰すと炎症や傷が広がる場合があります。膿疱が増える、痛みが強い、範囲が広い場合は皮膚科へ相談してください。

嚢腫(のうしゅ)・結節

直径が大きく、深い位置に硬いしこりや袋状の病変を触れる状態です。瘢痕につながる可能性があるため、市販薬だけで経過をみるより、早めに医療機関で重症度を確認します。診察の中で「しこりがなかなか治らない」と相談される患者さまも少なくありません。

保険診療で行うニキビ治療

日本皮膚科学会のガイドラインでは、面皰と炎症性皮疹の種類、重症度、治療時期に応じて外用薬や内服抗菌薬を選びます。炎症を積極的に抑える急性炎症期と、炎症軽快後の維持期を分け、維持期には薬剤耐性を生じにくい治療を続けて再発を抑える考え方が基本です。当院では、患者さま一人ひとりのニキビの状態を丁寧に診察し、最適な保険適用治療薬を提案しています。

外用薬

外用薬は、面皰の形成を抑える薬、炎症やアクネ菌に作用する薬、それらを組み合わせた配合剤に分けられます。顔全体に塗る薬と、炎症部位に使う薬では塗り方が異なるため、処方時の説明を確認します。

  • アダパレン(例:ディフェリンゲル:面皰に作用し、新しいニキビができにくい状態を目指す外用薬です。乾燥、赤み、皮むけ、刺激感などが出ることがあります[5]
  • 過酸化ベンゾイル(例:ベピオゲル:抗菌作用と角層を剥離する作用を持つ外用薬です。乾燥や刺激感のほか、衣類や髪を脱色することがあるため注意します[6]
  • 外用抗菌薬:主に炎症性皮疹に使用します。薬剤耐性を避けるため、漫然と長期間続けず、炎症の経過をみながら終了時期を判断します。
  • 配合剤:アダパレンと過酸化ベンゾイル、または外用抗菌薬と過酸化ベンゾイルなど、異なる作用を一つの製剤に組み合わせた薬です。症状と刺激の出やすさを確認して選びます。

内服薬

炎症性皮疹が多い場合や広範囲に及ぶ場合は、内服抗菌薬を外用薬と組み合わせることがあります。ガイドラインでは急性炎症期を最大3か月程度の目安として維持期へ移行し、必要性を定期的に見直します。ビタミン剤や関連成分の使用可否は、医師が診察のうえ患者さまの状態に応じて個別に判断します。補助的な成分を含め、特定の効果を保証するものではありません。

  • 内服抗菌薬(例:ドキシサイクリン、ミノサイクリンなど):炎症性皮疹に対して選択します。年齢、妊娠・授乳の有無、既往歴、併用薬、副作用のリスクを確認し、必要な期間に限定して使用します。
⚠️ 注意点

アダパレンは妊娠中または妊娠している可能性がある方には使用できません。外用薬で強い赤み、腫れ、水疱、痛みが出た場合や、内服後に体調変化がある場合は、使用を自己調整せず処方医へ相談してください。

診察で確認することと治療計画

ニキビ治療は、面皰と炎症性皮疹の割合、部位、重症度、瘢痕の有無、これまでの治療反応によって組み立てます。保険診療を基本に、薬を無理なく続けられるか、副作用を調整できるかも含めて治療計画を相談します。当院では、患者さま一人ひとりの肌質、ニキビの種類、重症度、生活習慣、そして治療への希望を詳細にヒアリングし、最適な治療プランを「オーダーメイド」で提案しています。

発症時期と治療歴の確認

いつから、どの部位に、どの種類の皮疹が出たかを確認します。過去に使った処方薬・市販薬、刺激やアレルギーの有無、妊娠・授乳、既往歴、併用薬、使用中の化粧品も治療選択に必要な情報です。初診時には、ニキビの発生時期や経過、過去の治療歴、アレルギーの有無、日頃のスキンケア方法、食生活、ストレス状況などを詳しくお伺いします。診察の中で「これまで色々な治療を試したけどうまくいかなかった」という患者さまも少なくありませんが、当院ではこの丁寧な問診と肌診断を重視し、根本原因を探ることを心がけています。

急性炎症期と維持期の使い分け

赤い丘疹や膿疱が多い急性炎症期は炎症を抑える治療を優先し、落ち着いた後は面皰や微小面皰に対する維持治療へ移ります。抗菌薬は終了時期を決め、維持期にはアダパレンや過酸化ベンゾイルなどを症状に応じて検討します。診断結果に基づき、保険適用される外用薬や内服薬の中から、患者さまのニキビの状態に最も適した薬剤を選択します。処方後のフォローアップでは、副作用の有無だけでなく、治療を継続できているか、効果の実感があるかを確認するようにしています。

続けられる塗り方とスキンケア

外用薬は塗る範囲、量、回数を具体的に確認します。乾燥や刺激がある場合は、保湿、使用頻度、薬の組み合わせを調整します。食事や睡眠など一つの要因だけを原因と決めつけず、同じ条件で経過をみることも大切です。治療を始めて1ヶ月ほどで「肌が乾燥する」とおっしゃる方が多いですが、保湿ケアの重要性をお伝えし、治療継続をサポートしています。当院では、患者さまの肌質に合わせた洗顔方法、保湿ケア、紫外線対策について具体的に指導します。治療を始めて数ヶ月ほどで「肌の調子が良くなった」「ニキビができにくくなった」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。これらは監修医の診療経験に基づく記述で、刺激、治療反応、期間には個人差があります。

重症ニキビで検討する自由診療

保険診療を適切な期間続けても改善が不十分な重症・難治性のニキビでは、自由診療を検討する場合があります。自由診療は標準治療の代わりに一律で行うものではなく、適応、国内での承認状況、費用、副作用、必要な検査を説明したうえで個別に判断します。当院では、イソトレチノイン治療を希望される患者さまに対して、その適応を慎重に判断し、詳細な説明と厳重な管理のもとで処方を行っています。

イソトレチノインとは?

イソトレチノインはビタミンA誘導体の内服薬で、海外では重症の難治性結節性ニキビなどに使用されます。日本では有効成分を含む医薬品が別疾患で承認されていますが、ニキビ治療としては国内未承認で、当院では自由診療として扱います[7]

イソトレチノイン治療の適応と注意点

胎児への重大な影響があるため、妊娠中、妊娠している可能性がある方、治療中に妊娠を希望する方には使用できません。口唇・皮膚の乾燥、鼻出血、肝機能や脂質検査値の変化などを確認し、必要な検査、避妊期間、献血制限、併用薬を開始前に説明します。個人輸入や自己判断での服用は避けてください[8]。当院では、治療開始前にこれらのリスクと効果について十分に説明し、患者さまが納得された上で治療を開始しています。治療を始めて数週間で「唇が乾燥する」という声を聞くことがありますが、保湿ケアの重要性を改めてお伝えし、対策を指導しています。副作用の種類と程度には個人差があり、定期的な診察と検査が必要です。

イソトレチノイン以外の自費治療選択肢

ケミカルピーリングなどが選択肢になる場合がありますが、保険診療の標準治療が無効または実施できない場合に検討する治療も含まれます。活動性ニキビとニキビ跡では目的が異なるため、費用、ダウンタイム、副作用、エビデンスの限界を分けて確認します。

ニキビ跡の種類と治し方

ニキビが落ち着いた後に残るものには、炎症後の赤み、炎症後色素沈着、皮膚の凹凸や盛り上がりを伴う瘢痕があります。まず新しい炎症性皮疹を抑え、そのうえで残っている症状の種類、経過、肌質を確認して治療の必要性を判断します。診察の中で「ニキビは治ったけど、跡が残ってしまって…」と悩みを打ち明けられる患者さまも少なくありません。

色素沈着(茶色いシミ)

炎症後色素沈着(PIH)は、炎症の後に茶色から灰褐色の色が残った状態です。時間とともに薄くなることもありますが、紫外線や新たな炎症の影響を受けるため、経過をみながら治療の要否を検討します。

  • 確認すること:活動性ニキビの有無、色素沈着の深さ、日焼け、外用薬による刺激を確認します。自由診療の外用薬や施術を検討する場合は、承認・保険適用、期待できる範囲、副作用を説明します。

赤み(赤ニキビ跡)

炎症性皮疹が平らになった後も赤みが残ることがあります。新しい丘疹との区別や、酒皶、かぶれなど別の原因がないかを確認します。赤みだけを見て抗菌薬を長く続けることは避けます。

  • 確認すること:経過観察を含め、必要に応じて自由診療のレーザー・光治療などを検討します。機器や照射条件によって効果と副作用が異なるため、適応を個別に判断します。

クレーター(凹凸)

陥凹性瘢痕にはアイスピック型、ボックスカー型、ローリング型などがあり、盛り上がる肥厚性瘢痕やケロイドを生じる場合もあります。形状と深さが混在することが多く、自然経過だけでは凹凸が残ることがあります。

  • 確認すること:瘢痕治療の多くは自由診療で、施術ごとのエビデンスには限界があります。炎症が続いている場合は先に活動性ニキビを治療し、瘢痕の型、ダウンタイム、色素沈着のリスクを踏まえて選択します。

ニキビの正しいスキンケアと予防

スキンケアは処方薬の代わりではありませんが、汚れを落とし、乾燥や刺激を減らして治療を続けやすくする役割があります。洗いすぎ、強い摩擦、面皰を押し出す行為を避け、治療薬による乾燥に合わせて保湿します。当院では、薬による治療効果を最大限に引き出すためにも、患者さまに合わせたスキンケア指導に力を入れています。

正しい洗顔方法

ニキビは不潔だからできる病気ではありません。洗顔料をよく泡立て、手でやさしく洗い、十分にすすぎます。強くこすることや、日に何度も洗うことは刺激になるため避けます[9]

  • 目安:洗顔は1日2回程度とし、洗顔後は清潔なタオルで押さえるように水分を取ります。メイクをした日は先にクレンジングを行い、その後に洗顔します。

適切な保湿ケア

アダパレンや過酸化ベンゾイルなどの開始後は、乾燥、赤み、皮むけが出ることがあります。洗顔後に乾燥が気になる場合は保湿剤を使用し、刺激が続く場合は塗る量や頻度を処方医へ相談します。

  • 製品選び:「ノンコメドジェニックテスト済み」または「ハイポコメドジェニック」と表示された製品が選択肢です。すべての人にニキビができないことを保証する表示ではありません。

紫外線対策

紫外線は炎症後色素沈着を目立たせる要因になり、乾燥した皮膚では強い日焼けによって治療薬の刺激が増す場合があります。屋外で過ごす時間に応じて遮光を行います。

  • 方法:日焼け止め、帽子、日傘などを組み合わせます。日焼け止めも、刺激が少なくノンコメドジェニック表示のある製品を選択肢にします。

生活習慣の見直し

食事、睡眠、ストレスとニキビの関連は研究されていますが、すべての方に共通する単一の原因は決められません。特定の食品を一律に禁止せず、悪化との関連が疑われる場合は記録をつけ、栄養の偏りや過度な制限を避けて相談します。当院では、問診の際に患者さまの家族歴を詳しく伺うようにしています。

⚠️ 注意点

ニキビを自分で潰す行為は、炎症を悪化させたり、ニキビ跡として色素沈着やクレーターが残りやすくなったりする原因となります。気になるニキビは、皮膚科で適切な処置を受けるようにしましょう。

渋谷のニキビ治療なら渋谷文化村通り皮膚科

皮膚科医が患者の頬のニキビを診察して治療方針を説明する様子
皮膚科でニキビの状態を確認するイメージ画像です。

渋谷文化村通り皮膚科では、面皰、炎症性皮疹、しこり、ニキビ跡を診察し、保険診療を基本に治療方針を相談します。自由診療を検討する場合は、保険診療との違い、費用、副作用、期待できる範囲を分けて説明します。当院では、幅広い年齢層の患者さまのニキビ治療に対応しています。

診察で確認する項目

診察では、ニキビの種類、重症度、肌質、ニキビ跡の有無、これまでの治療と副作用を確認します。患者さまの悩みや希望も伺い、保険診療を基本に、継続しやすさも含めて治療方針を相談します。受診時に症状の経過や使用した薬・化粧品を伝えると、診断と治療選択の参考になります。ニキビの種類、重症度、肌質、ニキビ跡の有無などを総合的に評価し、患者さまのお悩みやご希望を丁寧にヒアリングした上で、最適な治療方針を決定します。患者さまの肌の状態やダウンタイムの許容度、費用なども考慮し、納得のいく治療を選択できるようサポートいたします。

保険診療と自由診療の区別

外用薬や必要な内服抗菌薬などの保険診療から開始し、反応と副作用を定期的に確認します。自由診療は、標準治療で改善が不十分な場合やニキビ跡を対象とする場合に、目的と根拠を明確にして検討します。

アクセスしやすい立地と快適な環境

当院は渋谷駅から徒歩圏内にあります。ニキビ治療は一度の処方で終わらず、炎症期から維持期へ調整することがあるため、通院のしやすさと再診の時期も含めて計画します。

治療を続けるための確認ポイント

ニキビ治療では、薬の選択だけでなく、塗り方を再現できること、刺激を調整できること、炎症が落ち着いた後に維持治療へ移れることが重要です。再診時には皮疹数だけでなく、継続できなかった理由も確認します。ニキビ治療に関して、患者さまからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。当院の診察室では、患者さまが抱える疑問に丁寧に答えることを心がけています。治療を始めて「すぐに効果が出ない」と不安に感じる患者さまもいらっしゃいますが、肌のターンオーバーの周期などを考慮すると、継続的な治療が不可欠であることを説明しています。実際の診療では、治療効果の評価とプランの見直しを定期的に行い、患者さまが治療を継続できるようサポートしています。治療期間と反応は、皮疹の種類、重症度、使用薬によって異なります。

初回処方後の刺激を確認する

外用薬の開始時には乾燥や赤みが出ることがあります。刺激が強い場合は中止・継続を自己判断せず、塗布量、使用頻度、保湿、薬の変更を相談します。顔の腫れ、水疱、強い痛みがある場合は早めに処方医へ連絡してください。

炎症が減った後も再評価する

赤ニキビが減っても面皰や微小面皰が残ることがあります。抗菌薬を漫然と続けず、再発予防を目的とした維持治療へ移れるかを確認します。

写真と使用薬を記録する

同じ照明・角度で定期的に写真を残し、薬を塗れた日、刺激が出た日、月経や化粧品の変更などをメモすると、治療反応を判断しやすくなります。文献情報を確認する際は、日本での承認・保険適用と海外の推奨を混同しないことも大切です。実際の診療では、患者さまの肌の状態や治療経過を詳細に記録し、治療効果の検証や改善点の洗い出しに役立てています。

受診目安のセルフチェック

次の項目は診断ツールではなく、受診時に伝える内容を整理するためのチェックです。数が多いほど重症という単純な判定はできません。痛み、膿、しこり、広がり、瘢痕の不安を優先して確認します。当院では、患者さまがご自身のニキビの状態を客観的に理解できるよう、簡単なセルフチェックツールを提供しています。セルフチェックは診断ではなく、受診時の情報整理に用います。

セルフチェックの項目

鏡で見える皮疹だけでなく、いつから続くか、どの部位に増えたか、触ると痛いか、これまで何を使ったかも記録してください。

  1. 白いポツポツとした小さな吹き出物がある(白ニキビ)
  2. 毛穴が黒く詰まっている部分がある(黒ニキビ)
  3. 赤く腫れて痛みのあるニキビがある(赤ニキビ)
  4. 黄色い膿を持ったニキビがある(黄ニキビ)
  5. しこりのように硬く盛り上がったニキビがある(嚢腫・結節)
  6. ニキビが顔全体や広範囲に広がっている
  7. ニキビ跡として赤みや茶色いシミ、凹凸が残っている
  8. 市販薬やセルフケアではなかなか改善しない

セルフチェック後の受診目安

赤みや痛みが強い、膿疱やしこりが増える、胸や背中まで広がる、瘢痕が心配、市販薬で改善しない場合は皮膚科へ相談してください。発熱、目の周囲の腫れ、急速に広がる赤みがある場合は、ニキビ以外の感染症も含めて早めの診察が必要です。当院では、セルフチェックの結果を踏まえ、患者さまに最適な治療法を提案いたします。初診時に「どのタイプのニキビか分からなくて不安」と相談される患者さまも少なくありませんが、このセルフチェックが受診のきっかけとなることを実感しています。

ニキビの種類 主な症状 受診目安
白ニキビ 白いプツプツ、痛みなし セルフケアで改善しない場合
黒ニキビ 毛穴の黒い詰まり、痛みなし セルフケアで改善しない場合
赤ニキビ 赤く腫れ、痛みあり 早めの受診を推奨
黄ニキビ 黄色い膿、強い痛み 速やかな受診を推奨
嚢腫・結節 しこり、強い痛み 速やかな受診を推奨

ニキビを潰すとどうなるか

指や器具で押し出すと、毛包壁や周囲の皮膚を傷つけ、出血、炎症の悪化、二次感染、色素沈着、瘢痕につながることがあります。特に赤い丘疹、膿疱、しこりは自分で潰さず、炎症を抑える治療を優先します。

潰してしまった後の受診目安

潰した後に痛みが強い、赤みが広がる、膿が増える、かさぶたを繰り返す、ニキビ跡が残りそうで不安な場合は皮膚科で相談してください。診察では、外用薬・内服薬・処置の必要性を確認し、再発しにくいスキンケアや治療継続の方法も整理します。

まとめ

ニキビは、面皰から炎症性皮疹、結節・嚢腫まで状態が異なります。保険診療では外用薬を基本に、炎症が強い場合は必要な期間だけ内服抗菌薬を組み合わせ、炎症軽快後は維持治療へ移ります。自由診療は標準治療との違い、承認状況、費用、副作用を確認して個別に検討します。痛みやしこり、膿疱の増加、瘢痕の不安がある場合は、潰さずに早めに皮膚科へ相談してください。

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よくある質問(FAQ)

ニキビができやすい体質は遺伝しますか?
遺伝的な要因が関与する可能性はありますが、家族にニキビがあるから必ず発症するわけではありません。皮疹の種類や重症度を確認し、生活習慣だけを原因と決めつけずに治療します。

ニキビと食事は関係がありますか?
食事との関連は研究されていますが、全員に共通する原因食品は特定されていません。特定の食品を一律に禁止せず、悪化との関連が気になる場合は食事と症状を記録し、過度な制限をせずに相談してください。

ニキビ治療で処方された薬は、いつまで使い続けるべきですか?
薬によって期間が異なります。抗菌薬は必要な期間に限定し、炎症が落ち着いた後はアダパレンや過酸化ベンゾイルなどによる維持治療を検討します。改善しても自己判断で中断せず、再診時に終了・継続を確認してください。

🏛️ ガイドライン・公的資料
この記事の監修医
👨‍⚕️
倉田照久
医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長

監修医コメント

ニキビは同じように見えても、面ぽうが中心なのか、炎症が強いのか、薬で刺激が出やすい肌かによって治療の組み立てが変わります。市販薬で長引く場合や、ニキビ跡を残したくない場合は、早めに皮膚科で状態を確認しましょう。

受診前の整理

症状の経過と使用した薬をメモしておくと相談しやすくなります

ニキビの種類、期間、悪化しやすいタイミング、使った外用薬やスキンケアを整理しておくと、診察時に状態を共有しやすくなります。