プラズマシャワーの効果と適応|医師が解説
- ✓ プラズマシャワーは、ニキビ、肌の再生、薬剤浸透促進など多様な効果が期待される治療法です。
- ✓ 痛みが少なくダウンタイムも短い傾向にあり、幅広い肌悩みに対応可能です。
- ✓ 治療を受ける際は、専門医による適切な診断とカウンセリングが重要です。
プラズマシャワーの基礎知識

プラズマシャワーとは、プラズマと呼ばれる特殊なエネルギー状態の気体を利用して、肌の様々な悩みにアプローチする美容医療機器を用いた治療法です。
近年、肌の再生や殺菌、薬剤の浸透促進といった効果が期待できるとして注目を集めています。当院でも、ニキビや肌のハリ不足でお悩みの方に、プラズマシャワー治療をご提案するケースが増えてきました。
プラズマとは?そのメカニズム
プラズマとは、固体・液体・気体に次ぐ「第4の物質状態」と称され、気体に高エネルギーを加えることで、原子が電子とイオンに分離した状態を指します。プラズマシャワーはこのプラズマを肌に直接照射することで、複数の美容効果をもたらします。
- プラズマ
- 気体にエネルギーを加えることで、原子が電子とイオンに分離し、全体として電気的に中性であるものの、高い反応性を持つ状態を指します。
プラズマが肌に作用する主なメカニズムは以下の通りです。
- 殺菌作用: プラズマが持つ活性酸素や窒素種が、ニキビの原因となるアクネ菌や他の細菌、ウイルスなどを強力に殺菌します。これにより、炎症性ニキビの改善や肌の清潔化に寄与すると考えられています[1]。
- 肌再生・コラーゲン生成促進: プラズマが線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進することで、肌のハリや弾力の改善、小じわの軽減が期待されます。
- ドラッグデリバリーシステム(DDS)効果: プラズマを照射することで、一時的に皮膚細胞間の接着が緩み、美容成分や薬剤が肌の深部へ浸透しやすくなります。これを「ドラッグデリバリーシステム(DDS)効果」と呼び、治療効果の向上に繋がります。
- 美白効果: メラニン色素を生成するメラノサイトに作用し、シミやくすみの原因となるメラニンの排出を促進する効果も報告されています。
プラズマシャワーで期待できる効果とは?
プラズマシャワーは、その多岐にわたる作用機序から、様々な肌の悩みに対応できる可能性があります。当院の患者様からは、特にニキビ治療や肌質の改善に関して「肌の赤みが引いた」「化粧ノリが良くなった」といったお声をいただくことが多いです。
- ニキビ・ニキビ跡の改善: アクネ菌の殺菌作用と炎症抑制効果により、活動性のニキビの改善が期待できます。また、肌の再生促進により、ニキビ跡の赤みや色素沈着の軽減にも寄与する可能性があります[1]。
- 肌のハリ・弾力アップ: コラーゲンやエラスチンの生成促進により、加齢による肌のたるみや小じわの改善が期待できます。
- 毛穴の引き締め: 皮脂腺の活動を抑制し、毛穴の詰まりや開きを改善する効果も期待されています。
- 美白・トーンアップ: メラニン排出促進作用により、シミやくすみ、肝斑の改善に繋がる可能性があります。
- アトピー性皮膚炎の症状緩和: 炎症を抑え、皮膚バリア機能を改善する可能性が示唆されていますが、治療適応については医師との十分な相談が必要です。
プラズマシャワーの適応範囲は?
プラズマシャワーは、その幅広い効果から、以下のような肌の悩みに適応すると考えられます。初診時に「肌荒れが慢性化している」「年齢とともに肌のハリがなくなってきた」と相談される患者さまも少なくありません。当院では、問診の際に患者さまのライフスタイルや肌の状態を詳しく伺い、最適な治療プランをご提案しています。
- ニキビ・脂性肌: アクネ菌殺菌、皮脂腺抑制。
- ニキビ跡(赤み・色素沈着): 炎症抑制、肌再生促進。
- 毛穴の開き・黒ずみ: 皮脂抑制、肌の引き締め。
- 小じわ・たるみ: コラーゲン・エラスチン生成促進。
- シミ・くすみ・肝斑: メラニン排出促進。
- 肌のトーンアップ・透明感向上: 全体的な肌質改善。
- 薬剤の浸透促進: 導入美容液や成長因子などの効果を高める。
ただし、症状の程度や肌質によっては、他の治療法との組み合わせがより効果的な場合もあります。例えば、重度のニキビには内服薬や他のレーザー治療を併用したり、深いシワにはヒアルロン酸注入などを検討したりすることもあります。実際の診療では、患者様の肌の状態を詳細に診断し、最適な治療計画を立てることが重要なポイントになります。
プラズマシャワーの施術の流れと注意点
プラズマシャワーの施術は、一般的に以下のような流れで進行します。
- カウンセリング・診察: 医師が患者様の肌の状態や悩みを詳しく伺い、プラズマシャワーが適応となるか診断します。治療内容、期待できる効果、リスク、費用などについて説明します。
- 洗顔: メイクや汚れを丁寧に落とします。
- プラズマ照射: 機器を用いて、肌にプラズマを照射します。痛みはほとんどなく、温かい風が当たるような感覚や、ピリピリとした軽い刺激を感じる程度です。
- 美容成分の導入(オプション): プラズマ照射後、肌の浸透率が高まっている状態で、目的に応じた美容液や成長因子などを塗布し、導入します。
- アフターケア: 施術後は、保湿と紫外線対策をしっかり行うことが重要です。
施術時間は顔全体で10~20分程度と比較的短く、ダウンタイムもほとんどないため、日常生活に支障をきたしにくいのが特徴です。当院では、施術後の保湿ケアについて具体的なアドバイスを行い、患者様が安心して治療を継続できるようサポートしています。
プラズマシャワーは比較的副作用が少ない治療とされていますが、稀に赤み、乾燥、かゆみ、腫れなどが生じることがあります。また、妊娠中の方、ペースメーカーを使用している方、重度の皮膚疾患がある方などは施術を受けられない場合があります。必ず事前に医師に相談し、適切な診断を受けるようにしてください。
他の美容治療との比較:プラズマシャワーのメリット・デメリットは?
プラズマシャワーは、他の美容治療と比較してどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、代表的な治療法との比較を通じて、そのメリットとデメリットを明確にします。
| 項目 | プラズマシャワー | レーザー治療(例: トーニング) | ケミカルピーリング |
|---|---|---|---|
| 主な作用 | 殺菌、肌再生、DDS、美白 | メラニン破壊、コラーゲン生成 | 古い角質の除去、ターンオーバー促進 |
| 痛み | 少ない(ピリピリ感程度) | 輪ゴムで弾かれるような痛み | ピリピリ感、ヒリつき |
| ダウンタイム | ほぼなし | 数時間~数日(赤み、かさぶた) | 数日(赤み、皮むけ) |
| 主な適応 | ニキビ、肌質改善、DDS、小じわ | シミ、肝斑、毛穴、肌のハリ | ニキビ、毛穴、くすみ |
プラズマシャワーの大きなメリットは、痛みが少なくダウンタイムがほとんどない点です。これにより、忙しい方でも気軽に受けやすく、継続しやすい治療と言えます。また、殺菌作用とDDS効果を兼ね備えているため、ニキビ治療と同時に肌の再生や美容成分の導入も行える点が特徴です。一方で、シミや深いシワなど、特定の症状に対してはレーザー治療の方がより強力な効果を発揮する場合があります。
当院では、患者様の肌状態やライフスタイル、治療目標に応じて、プラズマシャワー単独での治療はもちろん、他の治療法との組み合わせも積極的にご提案しています。例えば、プラズマシャワーで肌の土台を整えながら、光治療で色素沈着にアプローチするといった複合的なアプローチも可能です。
まとめ

プラズマシャワーは、プラズマの殺菌作用、肌再生促進作用、ドラッグデリバリーシステム(DDS)効果により、ニキビ、肌のハリ不足、毛穴の開き、シミやくすみなど、幅広い肌の悩みに対応できる美容医療です。痛みが少なくダウンタイムもほとんどないため、気軽に受けやすい治療として注目されています。治療を受ける際は、専門医による適切な診断とカウンセリングを受け、自身の肌状態や目的に合った治療計画を立てることが重要です。
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