参蘇飲

【参蘇飲(ツムラ66)とは?効果と副作用を解説】

参蘇飲(ツムラ66)とは?効果と副作用を解説

最終更新日: 2026-05-02
📋 この記事のポイント
  • 参蘇飲は、かぜの初期症状や胃腸症状を伴う場合に用いられる漢方薬です。
  • ✓ 添付文書に記載された用法・用量を守り、体質や症状に合わせて医師と相談の上で服用することが重要です。
  • ✓ 重大な副作用は稀ですが、偽アルドステロン症やミオパチーなどに注意が必要です。
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき作成されています。記事内には当院の治療・サービスに関する情報が含まれます。

参蘇飲(ツムラ66)とは?その特徴と効果

ツムラ66参蘇飲の顆粒製剤と効能を示すパッケージ
ツムラ66参蘇飲の概要
参蘇飲(じんそいん)とは、漢方医学における重要な処方の一つであり、特に感冒(かぜ)の初期症状や、それに伴う胃腸症状がある場合に用いられる生薬の組み合わせからなる漢方薬です。ツムラ66は、株式会社ツムラが製造販売する医療用漢方製剤の番号であり、参蘇飲のエキス顆粒製剤を指します[1]

参蘇飲の定義と構成生薬

参蘇飲は、中国宋代に著された『和剤局方(わざいきょくほう)』に収載されている処方です。一般的に、かぜの初期にみられる悪寒、発熱、頭痛、関節痛といった症状に加え、胃腸の不調(吐き気、食欲不振など)を伴う場合に適用されます。特に、体力があまりなく、胃腸が弱い方がかぜをひいた際に適しているとされています。
参蘇飲の構成生薬
参蘇飲は、以下の10種類の生薬から構成されています[1]
  • 半夏(はんげ)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 陳皮(ちんぴ)
  • 枳実(きじつ)
  • 紫蘇葉(しそよう)
  • 葛根(かっこん)
  • 前胡(ぜんこ)
  • 桔梗(ききょう)
  • 甘草(かんぞう)
  • 生姜(しょうきょう)
これらの生薬が協力し合うことで、発汗を促して熱を下げ、胃腸の働きを整える効果が期待されます。当院の皮膚科外来では、かぜの症状で受診される患者さまに、西洋薬と併用して漢方薬を処方する機会も少なくありません。特に、体力が落ちている方や、胃腸の弱い方には参蘇飲を検討することがあります。

参蘇飲の作用メカニズム

参蘇飲の作用メカニズムは、各構成生薬の薬理作用の組み合わせによって説明されます。
  • 解表作用(発汗・発散): 紫蘇葉、葛根などが発汗を促し、体表の邪気(病原体)を追い出すことで、悪寒や発熱、頭痛の緩和に寄与します。
  • 理気作用(気の巡りを整える): 陳皮、枳実、紫蘇葉などが気の滞りを改善し、胸苦しさや腹部の膨満感を和らげます。
  • 化痰止咳作用(痰を切り咳を鎮める): 半夏、桔梗、前胡などが痰の排出を助け、咳を鎮める効果が期待されます。
  • 健脾和胃作用(胃腸の働きを整える): 茯苓、半夏、甘草、生姜などが消化吸収機能を高め、吐き気や食欲不振などの胃腸症状を改善します。
これらの作用が総合的に働き、かぜの諸症状と胃腸症状の両方にアプローチすることで、体力の回復を助けると考えられています。皮膚科領域では直接的な適応ではありませんが、皮膚疾患の患者さまが風邪をひかれた際に、全身状態の改善を目的として処方することがあります。特に、アトピー性皮膚炎などで体力が消耗しやすい患者さまには、胃腸に負担をかけにくい漢方薬が選択肢となることがあります。

参蘇飲の用法・用量と服用上の注意点

参蘇飲(ツムラ66)を服用する際には、添付文書に記載された用法・用量を厳守し、医師や薬剤師の指示に従うことが非常に重要です[1]

標準的な用法・用量

医療用漢方製剤であるツムラ参蘇飲エキス顆粒(医療用)の標準的な用法・用量は以下の通りです[1]
  • 成人: 1日7.5gを2〜3回に分割し、食前または食間に経口投与します。
  • 小児: 体重、年齢、症状に応じて適宜減量されます。具体的な用量は医師の指示に従ってください。
食前とは食事の約30分前、食間とは食後2〜3時間を指します。漢方薬は一般的に空腹時に服用することで吸収が良く、効果が発揮されやすいとされていますが、胃腸が弱い方や、服用により胃部不快感が生じる場合は、食後に服用することも検討されます。実際の診察では、患者さまから「漢方薬は苦くて飲みにくい」と質問されることがよくあります。その際は、少量の水やぬるま湯で溶いてから服用する方法や、オブラートに包んで飲む方法などをアドバイスしています。

服用時の具体的な注意点

  • お湯に溶かして服用: 漢方薬は温かい状態で服用すると、生薬の成分が吸収されやすく、効果が高まると言われています。お湯に溶かしてゆっくりと飲むことをお勧めします。
  • 飲み忘れに注意: 定期的に服用することで効果が安定します。飲み忘れた場合は、気づいた時点で服用し、次の服用時間を調整してください。ただし、一度に2回分を服用することは避けてください。
  • 症状の観察: 服用を開始して数日経っても症状が改善しない場合や、悪化する場合は、速やかに医師に相談してください。
  • 併用薬の確認: 他に服用している薬がある場合は、必ず医師や薬剤師に伝えてください。特に、他の漢方薬や、甘草を含む医薬品との併用には注意が必要です。
⚠️ 注意点

参蘇飲に含まれる甘草は、過剰摂取により偽アルドステロン症を引き起こす可能性があります。他の漢方薬や甘草を含む医薬品との併用には特に注意し、必ず医師や薬剤師に相談してください。

当院では、参蘇飲を処方する患者さまに対して、服用方法だけでなく、生活習慣のアドバイスも併せて行っています。例えば、体を冷やさないようにすること、消化に良い食事を心がけることなど、漢方薬の効果を最大限に引き出すための工夫をお伝えしています。また、服用開始後、数週間後に効果や副作用の有無を確認するためのフォローアップを重視しています。

参蘇飲の副作用と注意すべき症状

参蘇飲服用後の体調変化や副作用の可能性を示すイラスト
参蘇飲の副作用と注意点
参蘇飲は比較的安全性の高い漢方薬ですが、すべての医薬品と同様に副作用が発現する可能性があります。特に注意すべき重大な副作用と、その他の一般的な副作用について理解しておくことが重要です[1]

重大な副作用

頻度は非常に稀ですが、以下の重大な副作用が報告されています。これらの症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください。
  • 偽アルドステロン症: 尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が上がるなどの症状が現れることがあります。これは、参蘇飲に含まれる甘草が原因となることがあります。
  • ミオパチー: 脱力感、手足のつっぱりや痛み、こわばり、麻痺などの症状が現れることがあります。偽アルドステロン症の進行により発現することがあります。
これらの症状は、特に高齢者や腎機能障害のある患者さま、あるいは他の甘草含有製剤を併用している場合にリスクが高まる可能性があります。皮膚科の臨床経験上、漢方薬を服用している患者さまがむくみや倦怠感を訴える場合、これらの副作用を念頭に血液検査や血圧測定を行うことがあります。早期発見が重要であるため、少しでも異変を感じたらすぐに相談していただくよう、患者さまにはお伝えしています。

その他の副作用

重大な副作用に比べ頻度は低いものの、以下のような副作用が報告されています。
  • 消化器症状: 食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、下痢など。
  • 過敏症: 発疹、蕁麻疹など。
これらの症状が現れた場合も、服用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。特に皮膚症状(発疹、蕁麻疹)は皮膚科でよく遭遇する副作用であり、他の薬剤によるものか、参蘇飲によるものかを鑑別するために、詳細な問診と皮膚の観察を行います。当院では、新規の漢方薬を導入する際には、アレルギー歴や他の薬剤の服用状況を細かく確認し、患者さまが安心して治療を受けられるよう努めています。

服用を避けるべきケースや慎重投与

  • 妊婦・授乳婦: 妊娠中または授乳中の女性は、服用前に必ず医師に相談してください。
  • 高齢者: 一般に生理機能が低下しているため、減量するなど注意が必要です。
  • 持病のある方: 高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能亢進症などの持病がある方は、服用前に必ず医師に相談してください。
皮膚科診療において、基礎疾患を持つ患者さまに漢方薬を処方する際は、特に慎重な判断が求められます。例えば、高血圧の患者さまに甘草を含む漢方薬を処方する際には、血圧の変動に注意し、定期的なモニタリングを行うようにしています。患者さまの全身状態を総合的に評価し、最適な治療法を選択することが皮膚科医の重要な役割です。

参蘇飲と他の漢方薬・西洋薬との併用について

参蘇飲を服用する際、他の漢方薬や西洋薬との併用は、効果の増強や減弱、あるいは副作用のリスクを高める可能性があるため、慎重な検討が必要です。必ず医師や薬剤師に相談し、指示に従ってください。

漢方薬同士の併用における注意点

複数の漢方薬を併用する場合、同じ生薬が重複して含まれていることがあります。特に注意が必要なのは、甘草の重複摂取です。甘草は多くの漢方薬に含まれており、過剰摂取は偽アルドステロン症やミオパチーのリスクを高めます[1]
甘草含有量(目安)代表的な漢方薬注意点
中程度(1.0〜2.0g/日)参蘇飲、葛根湯、小青竜湯など複数の甘草含有製剤の併用で過剰摂取に注意
高含量(2.0g以上/日)芍薬甘草湯、甘草湯など単独でも過剰摂取に注意、特に高血圧患者
当院では、患者さまが他の医療機関で漢方薬を処方されている場合、必ずその内容を確認し、甘草の総摂取量に注意を払うようにしています。特に、市販の風邪薬や胃腸薬にも甘草が含まれていることがあるため、患者さまには市販薬の服用についても詳しくお伺いしています。

西洋薬との相互作用

参蘇飲と西洋薬の併用については、一般的に大きな相互作用は少ないとされていますが、個別のケースで注意が必要です。例えば、甘草はステロイド薬の作用を増強する可能性が指摘されており、ステロイド内服薬を服用中の患者さまには慎重な判断が求められます。また、利尿薬との併用は、電解質バランスに影響を与える可能性も考慮する必要があります。 皮膚科の日常診療では、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などで抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬、時には内服ステロイドを処方することがあります。このような患者さまが風邪をひいて参蘇飲を希望される場合、併用薬との相互作用の有無を丁寧に確認し、必要に応じて処方内容を調整します。患者さまが服用しているすべての薬剤(処方薬、市販薬、サプリメントなど)を把握することが、安全な治療のポイントになります。

併用薬の確認の重要性

患者さまが複数の医療機関を受診している場合や、市販薬、健康食品などを自己判断で服用している場合、薬剤の重複や相互作用のリスクが高まります。そのため、診察時には以下の情報を詳しくお伺いしています。
  • 現在服用中のすべての処方薬
  • 市販薬(風邪薬、胃腸薬、便秘薬など)
  • サプリメントや健康食品
  • アレルギー歴
  • 既往歴(特に高血圧、心臓病、腎臓病など)
これらの情報を正確に把握することで、患者さま一人ひとりに合った安全で効果的な治療を提供することが可能になります。実際の処方では、患者さまの体質や症状だけでなく、生活背景や併用薬も考慮して、最適な用法を選択しています。

参蘇飲に関する患者さまからのご質問

参蘇飲について医師と患者が対話する様子
参蘇飲に関するよくある質問
🩺 診察でよく聞かれる質問
Q. 参蘇飲はどのくらいで効果が出始めますか?
A. 参蘇飲はかぜの初期症状に用いられることが多いため、比較的速やかな効果が期待されることがあります。当院で参蘇飲を処方した患者さまからは、服用を開始して2〜3日程度で、発熱や悪寒、胃腸症状が和らぐというフィードバックをいただくことが多い印象です。ただし、効果の実感には個人差があり、症状の程度や体質によって異なります。数日服用しても改善が見られない場合は、再度ご相談ください。
Q. 参蘇飲を飲むと眠くなりますか?
A. 参蘇飲自体には、直接的に眠気を引き起こす成分は含まれていません。しかし、かぜの症状が改善し、体が楽になることで、それまで緊張していた体がリラックスし、眠気を感じやすくなる可能性はあります。また、かぜの症状そのものが倦怠感や眠気を伴うこともあります。もし、服用後に強い眠気を感じて日常生活に支障が出るようでしたら、一度ご相談ください。
Q. 胃腸が弱いのですが、参蘇飲は飲めますか?
A. 参蘇飲は、胃腸の働きを整える生薬(半夏、茯苓、生姜など)が含まれており、かぜに伴う胃腸症状がある方に適している漢方薬です。そのため、胃腸が弱い方でも比較的服用しやすいと考えられます。当院でも、胃腸がデリケートな患者さまのかぜの初期症状に処方することがよくあります。ただし、服用後に胃部不快感や吐き気などが生じた場合は、服用を中止してご相談ください。
Q. 参蘇飲は妊娠中でも服用できますか?
A. 妊娠中の方への漢方薬の処方については、慎重な判断が必要です。参蘇飲は、妊娠中に禁忌とされている生薬は含まれていませんが、体質や妊娠週数、症状によっては服用を避けるべき場合もあります。当院では、妊娠を希望されている方や妊娠中の方には、必ずその旨を申告していただき、産婦人科医とも連携を取りながら、安全性を最優先に処方を検討しています。自己判断での服用は避け、必ず医師にご相談ください。
Q. 参蘇飲は食前と食間、どちらに飲んだ方が良いですか?
A. 漢方薬は一般的に食前または食間に服用することで、生薬の吸収が良く、効果が発揮されやすいとされています。当院でも、通常は食前の服用をお勧めしています。しかし、患者さまによっては、食前の服用で胃部不快感を感じる方もいらっしゃいます。その場合は、食後に服用していただいても構いません。大切なのは、毎日継続して服用することですので、ご自身の生活スタイルや体調に合わせて、無理なく続けられる方法を選んでいただくようアドバイスしています。
Q. ジェネリック医薬品はありますか?
A. 参蘇飲の医療用漢方製剤としては、ツムラ66が広く用いられています。漢方製剤の場合、一般的に「ジェネリック医薬品」という概念は西洋薬とは少し異なります。他のメーカーからも同じ生薬構成の参蘇飲が販売されていますが、これらは「同等性」が認められたジェネリックとは異なり、製造方法や添加物が異なる場合があります。当院では、患者さまの症状や保険適用の状況、あるいは患者さまの希望に応じて、ツムラ以外のメーカーの参蘇飲を処方することもありますが、その際は品質や効果について十分な説明を行っています。

参蘇飲(ツムラ66)のジェネリック医薬品について

参蘇飲(ツムラ66)は、株式会社ツムラが製造販売する医療用漢方製剤です。西洋薬におけるジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品と有効成分、含量、効能・効果、用法・用量が同じで、生物学的同等性が認められた医薬品を指します。漢方製剤の場合、その特性上、西洋薬とは異なる側面があります。

漢方製剤におけるジェネリックの考え方

漢方製剤は、複数の生薬を組み合わせたものであり、その製造過程や品質管理が複雑です。そのため、異なるメーカーが製造する同じ名称の漢方製剤であっても、生薬の産地、品質、抽出方法、エキス化の方法などが異なる場合があります。これにより、有効成分の含有量やバランスが微妙に異なり、結果として効果や副作用の現れ方に差が生じる可能性もゼロではありません。 したがって、漢方製剤においては、厳密な意味での「ジェネリック医薬品」という概念は適用されにくいとされています。しかし、複数のメーカーから同じ「参蘇飲」という名称で医療用漢方製剤が販売されており、これらは「同種同効薬」として扱われることが一般的です。例えば、クラシエやコタローなどからも参蘇飲は提供されています[1]

ツムラ66と他社製品の比較

項目ツムラ参蘇飲(66)他社参蘇飲(例: クラシエ)
有効成分参蘇飲エキス参蘇飲エキス
構成生薬10種類(半夏、茯苓など)10種類(ツムラと同様)
剤形顆粒顆粒
薬価メーカーにより異なるメーカーにより異なる
品質管理各社の基準に基づく各社の基準に基づく
薬価については、メーカーによって異なる場合があります。患者さまが経済的な負担を気にされる場合、当院では薬価の低い他社製品を提案することもあります。しかし、漢方薬は個人の体質や症状との相性が重要であるため、特定のメーカーの製品で効果を実感されている場合は、継続することをお勧めしています。皮膚科の臨床経験上、同じ漢方薬でもメーカーを変えた途端に効果の感じ方が変わる、あるいは副作用が出やすくなるという患者さまの声を聞くこともあります。そのため、処方変更の際には、患者さまの意見を尊重し、慎重に進めるようにしています。

選択のポイント

参蘇飲の選択にあたっては、以下の点を考慮することが望ましいでしょう。
  • 医師・薬剤師との相談: どのメーカーの製品を選ぶべきか、医師や薬剤師に相談し、ご自身の体質や症状に合ったものを選択してください。
  • 過去の服用経験: 以前に特定のメーカーの参蘇飲で良い効果があった場合は、同じものを継続する方が良いかもしれません。
  • 薬価: 経済的な負担を考慮する場合、薬価を比較することも一つの選択肢です。
皮膚科の日常診療では、患者さまが安心して服用できることが治療継続の鍵となります。そのため、メーカーの選択に関しても、患者さまの希望や過去の経験を丁寧にヒアリングし、最適な選択をサポートしています。当院では、ツムラ製品を主として扱っていますが、患者さまの要望に応じて他社製品の処方も可能です。

まとめ

参蘇飲(ツムラ66)は、かぜの初期症状、特に悪寒、発熱、頭痛に加え、胃腸症状(吐き気、食欲不振など)を伴う場合に効果が期待される漢方薬です。半夏、茯苓、紫蘇葉など10種類の生薬から構成され、発汗を促し、気の巡りを整え、胃腸の働きを助けることで、症状の緩和と体力回復をサポートします。 用法・用量は1日7.5gを2〜3回に分割して食前または食間に服用することが一般的ですが、個人の体質や症状に合わせて医師が調整します。服用時には、お湯に溶かして飲む、飲み忘れに注意する、症状の観察を怠らないといった点が重要です。副作用としては、頻度は稀ですが偽アルドステロン症やミオパチーといった重大なものが報告されており、むくみや脱力感などの症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診する必要があります。その他の副作用として、消化器症状や過敏症も報告されています。 他の漢方薬や西洋薬との併用には注意が必要であり、特に甘草の重複摂取による偽アルドステロン症のリスクを避けるため、服用中のすべての薬剤について医師や薬剤師に伝えることが不可欠です。漢方製剤には西洋薬のような厳密な意味でのジェネリック医薬品は存在しませんが、複数のメーカーから同種同効薬が販売されており、薬価や患者さまの服用経験を考慮して選択されます。 参蘇飲は、かぜの症状に悩む多くの患者さまにとって有効な選択肢となり得ますが、安全かつ効果的に使用するためには、必ず医師や薬剤師の指導のもとで服用することが大切です。

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よくある質問(FAQ)

Q. 参蘇飲は保険適用されますか?
A. はい、参蘇飲(ツムラ66)は医療用漢方製剤として、医師の処方に基づけば保険適用となります。そのため、患者さまは自己負担割合に応じた費用で薬を受け取ることができます。
Q. 参蘇飲は市販薬として購入できますか?
A. 医療用漢方製剤であるツムラ66は、医師の処方箋がなければ購入できません。しかし、同じ「参蘇飲」という名称で、ドラッグストアなどで購入できる一般用医薬品(市販薬)もあります。市販薬は医療用と成分量や添加物が異なる場合があるため、購入の際は薬剤師に相談し、ご自身の症状や体質に合ったものを選ぶようにしてください。
Q. 参蘇飲を長期間服用しても大丈夫ですか?
A. 参蘇飲は主に急性期の症状(かぜなど)に対して用いられることが多い漢方薬です。症状が改善したにもかかわらず漫然と長期間服用することは推奨されません。また、長期間の服用により、副作用(特に偽アルドステロン症)のリスクが高まる可能性もあります。症状が長引く場合や、慢性的な症状に対して服用を継続したい場合は、必ず医師に相談し、定期的な診察を受けるようにしてください。
この記事の監修医
👨‍⚕️
倉田照久
医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長