- ✓ 小顔・リフトアップ治療には外科的・非外科的アプローチがあり、それぞれ異なるメカニズムで効果を発揮します。
- ✓ ヒアルロン酸やスレッドリフトなどの非外科的治療は、ダウンタイムが少なく手軽に受けられる一方で、効果の持続期間に限りがあります。
- ✓ 外科的リフトアップ手術は、より劇的で長期的な効果が期待できる反面、ダウンタイムが長く、専門医による慎重な検討が必要です。
小顔やリフトアップは、年齢とともに変化する顔の印象を若々しく保ちたいと願う多くの方々にとって、関心の高いテーマです。顔のたるみや輪郭の崩れは、加齢による皮膚の弾力低下、皮下脂肪の増加、表情筋の衰えなど、複数の要因が複雑に絡み合って生じます。これらの悩みに応えるため、医療分野では多種多様な治療法が開発されており、それぞれ異なるアプローチで小顔効果やリフトアップ効果を目指します。
この記事では、小顔・リフトアップ治療の主な種類とそのメカニズム、期待できる効果、注意点について、専門的な視点から詳しく解説します。
小顔・リフトアップ治療とは?そのメカニズムを解説

小顔・リフトアップ治療とは、顔の輪郭を整え、たるみを改善することで、全体的に引き締まった若々しい印象を目指す医療行為の総称です。そのメカニズムは、治療法によって大きく異なりますが、主に以下の要素にアプローチします。
- 皮膚の引き締めと弾力回復:レーザーや高周波(RF)、高密度焦点式超音波(HIFU)などのエネルギーデバイスを用いて、真皮層のコラーゲン生成を促進し、皮膚の弾力性を高めます。
- 皮下組織の再配置と固定:たるんだ皮膚や皮下脂肪、SMAS(表在性筋膜腱膜系)といった組織を物理的に引き上げ、適切な位置に固定することで、リフトアップ効果を得ます。これは主に外科手術やスレッドリフトで用いられる手法です[1]。
- ボリュームの調整:加齢により失われたボリュームをヒアルロン酸などの注入剤で補ったり、逆に過剰な脂肪を脂肪溶解注射や脂肪吸引で減らしたりすることで、顔のバランスを整え、小顔効果を追求します。
- 筋肉へのアプローチ:エラの張りの原因となる咬筋(こうきん)の発達を抑えるためにボツリヌス毒素製剤を注射し、筋肉のボリュームを減少させることで小顔効果をもたらします。
当院では、初診時に「顔が全体的にたるんで老けて見える」「フェイスラインがぼやけてきた」と相談される患者さまが少なくありません。問診の際には、患者さまが具体的にどの部分のたるみを気にされているのか、どのようなライフスタイルを送っているのかを詳しく伺い、最適な治療プランを提案するようにしています。例えば、ほうれい線やマリオネットラインの深さが気になる方には、ボリュームロスへのアプローチとリフトアップを組み合わせた治療を検討することが多いです。
- SMAS(表在性筋膜腱膜系)とは
- 顔の表情筋と皮下脂肪組織の間にある薄い線維性の膜状構造です。顔のたるみの主要な原因の一つとされており、リフトアップ手術ではこのSMAS層を引き上げることで、より自然で持続的な効果を目指します。
非外科的治療(メスを使わない治療)
非外科的治療は、メスを使わずに小顔・リフトアップ効果を目指す治療法です。ダウンタイムが比較的短く、気軽に受けられる点が特徴です。当院でも、手軽に始めたいという方や、手術に抵抗がある方から多く選ばれています。
- ヒアルロン酸注入:加齢によって失われた顔のボリュームを補い、たるみによる影を改善します。特にこめかみ、頬、アゴなどに注入することで、顔全体のバランスを整え、リフトアップ効果を出す「リキッドフェイスリフト」と呼ばれる手法もあります[4]。
- ボツリヌス毒素製剤注射:エラの張りの原因となる咬筋の働きを弱め、筋肉のボリュームを減らすことで小顔効果をもたらします。また、首の広頚筋に注入することで、フェイスラインの引き締め効果も期待できます。
- スレッドリフト(糸リフト):医療用の特殊な糸を皮下に挿入し、たるんだ皮膚や皮下組織を物理的に引き上げて固定する治療です。糸にはコグ(突起)が付いており、組織をしっかりと引っ掛けます。挿入された糸は時間とともに体内で吸収されますが、その過程でコラーゲン生成を促進し、長期的なリフトアップ効果も期待されます。
- HIFU(高密度焦点式超音波):超音波エネルギーを皮膚の深層(SMAS層など)に集中的に照射し、熱凝固点を作り出すことで、組織の収縮とコラーゲン生成を促進します。これにより、たるみの引き締めやリフトアップ効果が期待できます。
- 高周波(RF)治療:高周波エネルギーを皮膚に照射し、真皮層のコラーゲン線維を収縮させるとともに、新しいコラーゲンの生成を促します。皮膚の引き締めやハリ感の改善に効果的です。
- 脂肪溶解注射:脂肪を溶解する薬剤を注射することで、部分的な脂肪のボリュームを減らします。特にフェイスラインや二重あごの改善に用いられ、小顔効果が期待できます。
外科的治療(手術による治療)
外科的治療は、メスを使って皮膚や皮下組織、筋肉などを直接的に引き上げ、余分な組織を切除することで、より劇的で長期的なリフトアップ効果を目指します。当院では、非外科的治療では改善が難しい重度のたるみや、より永続的な効果を希望される患者さまに対して、選択肢の一つとして提案することがあります。手術は専門的な知識と技術を要するため、経験豊富な医師によるカウンセリングと慎重な検討が不可欠です。
- フェイスリフト:耳の周りや髪の生え際などを切開し、皮膚やSMAS層を引き上げて余分な皮膚を切除する手術です。顔全体のたるみ、特に頬やフェイスライン、首のたるみに高い効果が期待できます[3]。ディーププレーンフェイスリフトなど、SMASよりも深層の組織にアプローチする手法もあり、より自然で長期的な効果が報告されています[3]。
- ネックリフト:首のたるみやシワを改善する手術です。フェイスリフトと組み合わせて行われることも多く、首からアゴにかけてのラインをすっきりとさせます。
- 脂肪吸引(顔):顔の特定の部位(頬、アゴ下など)から脂肪を吸引し、ボリュームを減らすことで小顔効果を追求します。特に脂肪によるたるみが主な原因の場合に効果的です。
外科的治療は、非外科的治療に比べてダウンタイムが長く、腫れや内出血、痛みが数週間続くことがあります。また、手術には麻酔のリスクや合併症のリスクも伴うため、十分な情報収集と医師との相談が不可欠です。
小顔・リフトアップ治療の選択肢は?具体的な治療法を比較
小顔・リフトアップ治療には多種多様な選択肢があり、患者さまの悩み、期待する効果、ダウンタイムの許容度、予算などによって最適な治療法は異なります。ここでは、主な治療法を比較し、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
注入治療:手軽さと自然な仕上がり
注入治療は、メスを使わずに短時間で施術が完了し、比較的ダウンタイムが少ない点が魅力です。当院では、特に「初めて美容医療を受けるので、まずは手軽なものから試したい」という患者さまに、注入治療を提案することがよくあります。治療を始めて数ヶ月ほどで「顔全体の印象が明るくなった」「ほうれい線が目立たなくなった」とおっしゃる方が多いです。
- ヒアルロン酸注入:
加齢によるボリュームロス(頬のこけ、こめかみの凹みなど)を補い、顔の土台を再構築することで、間接的なリフトアップ効果をもたらします。特に、骨格を意識した注入は、顔全体のバランスを整え、自然な若返りを実現します。持続期間は製品や注入部位によりますが、一般的に6ヶ月~2年程度です。最近では、カルシウムハイドロキシアパタイトなどの注入剤も、ベクトルの方向を考慮した「ベクトリアル・リフト」という革新的な手法で、非外科的若返り治療に用いられています[2]。 - ボツリヌス毒素製剤注射:
咬筋の過剰な発達によるエラの張りを緩和し、シャープなフェイスラインを形成します。また、広頚筋に注入することで首の縦ジワを改善し、フェイスラインの引き締めにも寄与します。効果は3~6ヶ月程度持続し、繰り返しの施術で効果の維持が期待できます。 - 脂肪溶解注射:
デオキシコール酸などの薬剤を脂肪層に直接注入し、脂肪細胞を破壊して排出を促します。二重あごやフェイスラインの脂肪が気になる場合に有効です。複数回の施術が必要となることが多く、効果の実感には数週間を要します。
糸リフト(スレッドリフト):物理的な引き上げ効果
糸リフトは、たるんだ組織を物理的に引き上げることで、即効性のリフトアップ効果が期待できる治療法です。当院では、特に「切開手術には抵抗があるけれど、たるみをしっかり引き上げたい」という患者さまから選ばれることが多いです。施術直後からフェイスラインの変化を実感される方が多く、その後のコラーゲン生成効果も期待できるため、満足度の高い治療の一つです。
- 施術方法:
特殊な針を用いて、コグ(とげ)のついた吸収性の医療用糸を皮下に挿入します。糸のコグが皮下組織に引っかかり、たるんだ皮膚や脂肪組織を目的の方向へ引き上げ、固定します。 - 期待される効果:
フェイスラインの引き締め、ほうれい線やマリオネットラインの改善、頬のたるみ改善など。挿入された糸は数ヶ月から1年程度で体内に吸収されますが、その過程で周囲にコラーゲンが生成されるため、長期的なハリ感の維持も期待できます。 - ダウンタイム:
数日から1週間程度、軽度の腫れや内出血、引きつれ感が生じることがあります。
マシン治療(HIFU・RF):切らないたるみ治療
HIFUやRFなどのマシン治療は、メスを使わずに体の内側からたるみにアプローチできるため、ダウンタイムを最小限に抑えたい方に適しています。当院では、「定期的にメンテナンスとして受けたい」「自然な引き締め効果を希望する」という患者さまに推奨しています。施術後数ヶ月かけて徐々に効果を実感される方が多く、特にHIFUはSMAS層へのアプローチにより、深層からのリフトアップが期待できます。
- HIFU(高密度焦点式超音波):
超音波を特定の深さ(通常1.5mm、3.0mm、4.5mmなど)に集束させ、熱エネルギーを発生させます。この熱により、SMAS層や真皮層のコラーゲンが収縮し、引き締め効果が生まれます。また、熱刺激によって新しいコラーゲンの生成が促進されるため、長期的なハリ感の改善も期待できます。効果のピークは施術後2~3ヶ月後で、持続期間は半年~1年程度とされています。 - RF(高周波)治療:
高周波エネルギーを皮膚に照射し、真皮全体を均一に加熱することで、コラーゲンの収縮と再構築を促します。HIFUよりも浅い層に作用するため、皮膚表面の引き締めやハリ感の改善に効果的です。ダウンタイムはほとんどなく、定期的な施術で効果を維持することが推奨されます。
外科的治療:根本的なたるみ改善
外科的治療、特にフェイスリフト手術は、たるみの原因となる組織を直接的に引き上げ、余分な皮膚を切除するため、非外科的治療では得られないような劇的で長期的な効果が期待できます。当院では、他の治療では満足できなかった方や、加齢による重度のたるみに悩む患者さまに対して、選択肢の一つとして詳しく説明しています。手術後のフォローアップでは、副作用の有無だけでなく、治療を継続できているか、効果の実感があるかを確認するようにしています。
- フェイスリフト手術:
耳の周りや髪の生え際を切開し、皮膚だけでなく、その下のSMAS層やさらに深い組織(ディーププレーン)も引き上げて固定します。余分な皮膚を切除することで、たるみを根本的に改善し、シャープなフェイスラインと若々しい印象を取り戻します。効果は10年以上持続することも珍しくありません[1]。 - 脂肪吸引(顔):
カニューレと呼ばれる細い管を用いて、頬やアゴ下の脂肪を吸引します。顔のボリュームを減らすことで、小顔効果やフェイスラインの引き締め効果が得られます。脂肪細胞そのものを除去するため、効果は半永久的です。
| 治療法 | 主なメカニズム | 期待される効果 | ダウンタイム | 持続期間(目安) |
|---|---|---|---|---|
| ヒアルロン酸 | ボリューム補填、土台形成 | たるみによる影の改善、輪郭形成 | 数日(腫れ、内出血) | 6ヶ月~2年 |
| ボツリヌス毒素製剤 | 筋肉のボリューム減少 | エラ縮小、フェイスライン引き締め | ほぼなし | 3~6ヶ月 |
| スレッドリフト | 物理的な引き上げ、コラーゲン生成 | フェイスライン引き締め、たるみ改善 | 数日~1週間 | 1~2年 |
| HIFU | SMAS層・真皮層の熱収縮、コラーゲン生成 | たるみ引き締め、リフトアップ | ほぼなし(軽度の赤み、腫れ) | 半年~1年 |
| フェイスリフト | 皮膚・SMAS層の物理的引き上げ、余剰皮膚切除 | 顔全体のたるみ、シワの根本的改善 | 数週間~数ヶ月 | 5~10年以上 |
小顔・リフトアップ治療の注意点とリスクは?

小顔・リフトアップ治療は、美容医療の中でも人気が高い分野ですが、どのような治療法を選択するにしても、いくつかの注意点やリスクを理解しておくことが重要です。当院では、カウンセリングの際に、患者さま一人ひとりの状態や希望を詳しく伺い、治療のメリットだけでなく、起こりうるリスクについても丁寧に説明することを心がけています。
治療全般に共通する注意点
- 医師との十分なカウンセリング:
ご自身の希望や現在の顔の状態、既往歴などを正確に伝え、医師から治療法の詳細、期待できる効果、リスク、ダウンタイム、費用などについて十分な説明を受けることが不可欠です。 - 効果の個人差:
治療効果には個人差があり、期待通りの結果が得られない可能性もあります。特に非外科的治療では、複数回の施術が必要となる場合や、効果の持続期間が個人によって異なることがあります。 - ダウンタイムとアフターケア:
治療法によっては、腫れ、内出血、痛み、赤みなどのダウンタイムが生じます。ダウンタイムの期間や程度は治療法によって大きく異なるため、事前に確認し、適切なアフターケアを行うことが重要です。 - 費用:
小顔・リフトアップ治療は自由診療となるため、費用は全額自己負担です。治療内容や使用する薬剤、機器によって大きく異なるため、事前に総額を確認しましょう。
各治療法に特有のリスク
- 注入治療(ヒアルロン酸、ボツリヌス毒素製剤、脂肪溶解注射):
内出血、腫れ、アレルギー反応、感染、血行障害(ヒアルロン酸の場合)、左右差などが挙げられます。稀に重篤な合併症として血管閉塞による皮膚壊死や失明のリスクも報告されています。 - スレッドリフト:
腫れ、内出血、引きつれ感、痛み、感染、糸の露出、左右差、神経損傷などが考えられます。 - HIFU・RF治療:
軽度の赤み、腫れ、痛み、神経損傷による痺れ(稀)、やけどなどが起こる可能性があります。 - 外科的治療(フェイスリフト、脂肪吸引):
腫れ、内出血、痛み、感染、神経損傷による麻痺や感覚鈍麻、傷跡の肥厚、左右差、血腫、皮膚壊死、麻酔に伴うリスクなど、非外科的治療よりもリスクが高くなります。
これらのリスクを最小限に抑えるためには、経験豊富な医師による正確な診断と適切な施術、そして術後の丁寧なフォローアップが不可欠です。当院では、処方後のフォローアップでは、副作用の有無だけでなく、治療を継続できているか、効果の実感があるかを確認するようにしています。
自分に合った小顔・リフトアップ治療の選び方は?
数ある小顔・リフトアップ治療の中から、ご自身に最適な方法を選ぶことは容易ではありません。当院では、患者さまが「どの治療が自分に合っているのかわからない」という悩みを抱えて来院されることが多いため、以下のポイントを重視してカウンセリングを行っています。
1. 悩みの根本原因を理解する
小顔やリフトアップの悩みは、単に「たるみ」や「顔が大きい」というだけでなく、その原因が多岐にわたります。例えば、以下のような原因が考えられます。
- 皮膚のたるみ:加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少、紫外線ダメージなど。
- 皮下脂肪の増加・下垂:加齢や体重増加による脂肪の蓄積、重力による下垂。
- 表情筋の衰え・過発達:表情筋の衰えによるたるみ、咬筋の発達によるエラの張り。
- 骨格の変化:加齢による骨密度の減少や骨吸収による顔のボリュームロス。
当院では、診察の中で、患者さまの顔の解剖学的構造や皮膚の状態を詳細に評価し、たるみの主な原因がどこにあるのかを特定することを重視しています。例えば、脂肪のボリュームが多い方には脂肪溶解注射や脂肪吸引を、皮膚のハリ不足が主訴の方にはHIFUやRF治療を提案するなど、原因に応じたアプローチを検討します。
2. 期待する効果とダウンタイムの許容度を明確にする
「どれくらい変化したいか」「いつまでに、どの程度のダウンタイムなら許容できるか」は、治療法を選ぶ上で非常に重要な要素です。当院では、患者さまのライフスタイルや仕事の状況なども考慮し、現実的な治療計画を立てるようにしています。
- 軽度~中程度のたるみ、自然な変化を希望する場合:
- HIFU、RF治療、軽度の注入治療(ヒアルロン酸、ボツリヌス毒素製剤)などが適しています。ダウンタイムが少なく、周囲に気づかれにくい範囲での変化が期待できます。
- 中程度~重度のたるみ、しっかりとしたリフトアップ効果を希望する場合:
- スレッドリフトや、フェイスリフト手術などの外科的治療が選択肢となります。ダウンタイムは長くなりますが、より明確な効果が期待できます。
3. 費用と継続性を考慮する
美容医療は保険適用外となるため、費用も重要な検討事項です。当院では、患者さまの予算に合わせて、無理のない範囲で継続できる治療プランを提案するようにしています。
- 単発費用と維持費用:
一度の施術で完了する治療(外科手術など)と、定期的なメンテナンスが必要な治療(HIFU、注入治療など)があります。長期的な視点でトータルの費用を考慮しましょう。 - 複合治療の検討:
一つの治療法だけで完璧な効果を得るのが難しい場合、複数の治療法を組み合わせることで、より高い相乗効果が期待できることがあります。例えば、HIFUでたるみを引き締めつつ、ヒアルロン酸でボリュームロスを補うといった組み合わせです。
小顔・リフトアップ治療の症例と効果

小顔・リフトアップ治療は、患者さまの年齢、肌質、たるみの程度、骨格などによって、期待できる効果や適応する治療法が大きく異なります。ここでは、当院でよく見られる症例とその治療効果についてご紹介します。
症例1:フェイスラインのたるみと二重あごが気になる30代後半女性
「最近、写真に写るとフェイスラインがぼやけて見える」「二重あごが気になる」という主訴で来院される30代後半の患者さまは多くいらっしゃいます。この年代では、まだ皮膚の弾力がある程度保たれていることが多く、非外科的治療で十分な効果が期待できるケースが少なくありません。
- 治療プランの例:HIFU治療と脂肪溶解注射の組み合わせ
- 期待される効果:HIFUで皮膚の深層から引き締め、脂肪溶解注射でアゴ下の脂肪を減らすことで、シャープなフェイスラインとすっきりとした小顔効果を目指します。施術後2〜3ヶ月で「顔が引き締まった」「首と顔の境目がはっきりした」と効果を実感される方が多いです。
症例2:ほうれい線とマリオネットラインが気になる40代女性
「ほうれい線が深くなり、疲れて見える」「口角が下がって不機嫌そうに見える」と訴える40代の患者さまも多くいらっしゃいます。この年代では、皮膚のたるみに加えて、頬のボリュームロスが原因となっていることがよくあります。
- 治療プランの例:ヒアルロン酸注入(中顔面・こめかみ)とスレッドリフト
- 期待される効果:ヒアルロン酸で中顔面のボリュームを補い、こめかみをリフトアップすることで、ほうれい線やマリオネットラインを間接的に改善します。さらにスレッドリフトで物理的に皮膚を引き上げることで、より明確なリフトアップ効果と持続性を目指します。施術直後から「顔全体が持ち上がった感じがする」「口角が上がった」という声を聞くことがあります。
症例3:顔全体のたるみが進行した50代以降の女性
「顔全体がたるんで、実年齢よりも老けて見られる」「非外科的治療では物足りなくなった」という50代以降の患者さまの場合、外科的治療も視野に入れた総合的なアプローチが必要となることがあります。
- 治療プランの例:フェイスリフト手術(必要に応じてネックリフトを併用)
- 期待される効果:フェイスリフト手術は、皮膚やSMAS層をしっかりと引き上げ、余分な皮膚を切除することで、顔全体のたるみ、深いほうれい線、マリオネットライン、首のシワなどを劇的に改善します。より若々しく、自然な仕上がりを目指し、長期的な効果が期待できます。当院では、手術後の経過観察を丁寧に行い、患者さまが安心して日常生活に戻れるようサポートしています。
これらの症例はあくまで一例であり、実際の治療プランは患者さま一人ひとりの状態に合わせてカスタマイズされます。診察の中で、患者さまの具体的な訴えや期待を詳しく伺い、最適な治療法を提案することが、満足度の高い結果に繋がると実感しています。
まとめ
小顔・リフトアップ治療には、メスを使わない手軽な注入治療やマシン治療から、より根本的な改善を目指す外科手術まで、様々な選択肢があります。それぞれの治療法には異なるメカニズム、期待できる効果、ダウンタイム、リスクが存在するため、ご自身の悩みや希望、ライフスタイルに合わせて慎重に選択することが重要です。
ヒアルロン酸やボツリヌス毒素製剤注射は手軽に始められ、自然な変化を求める方に適しています。HIFUやRF治療は、ダウンタイムを抑えつつ、皮膚の引き締めやハリ感の改善を目指します。スレッドリフトは、物理的な引き上げ効果とコラーゲン生成を促し、より明確なリフトアップ効果が期待できます。一方、フェイスリフト手術などの外科的治療は、重度のたるみに対し、劇的で長期的な改善をもたらします。
どの治療法を選ぶにしても、経験豊富な医師による丁寧なカウンセリングを受け、ご自身の状態や治療のメリット・デメリットを十分に理解した上で、納得のいく選択をすることが何よりも大切です。
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よくある質問(FAQ)
- Yoon Joo Lee, Cho Long Lee, Il Seok Lee et al.. Facial Contouring Surgery Using Facelift Approach.. The Journal of craniofacial surgery. 2021. PMID: 34172678. DOI: 10.1097/SCS.0000000000007737
- Virginia Marcia Amaral, Helena Hotz Arroyo Ramos, Fernanda Aquino Cavallieri et al.. An Innovative Treatment Using Calcium Hydroxyapatite for Non-Surgical Facial Rejuvenation: The Vectorial-Lift Technique.. Aesthetic plastic surgery. 2024. PMID: 38714538. DOI: 10.1007/s00266-024-04071-5
- Andrew Jacono, Lucas M Bryant. Extended Deep Plane Facelift: Incorporating Facial Retaining Ligament Release and Composite Flap Shifts to Maximize Midface, Jawline and Neck Rejuvenation.. Clinics in plastic surgery. 2018. PMID: 30268241. DOI: 10.1016/j.cps.2018.06.007
- Maya D Sinha, Pradeep K Sinha. Liquid Facelift.. Atlas of the oral and maxillofacial surgery clinics of North America. 2024. PMID: 38307633. DOI: 10.1016/j.cxom.2023.10.004
- ボトックス(ボツリヌス毒素)添付文書(JAPIC)
- アルツディスポ(ヒアルロン)添付文書(JAPIC)
