しわの原因と治療

しわの原因と治療|医師が解説する種類と美容医療

しわの原因と治療|医師が解説する種類と美容医療

最終更新日: 2026-05-01
📋 この記事のポイント
  • ✓ しわは内因性老化と外因性老化によって生じ、乾燥じわ、表情じわ、真皮じわ、たるみじわに分類されます。
  • ✓ 紫外線による光老化はしわの主な原因の一つであり、予防が重要です。
  • ✓ 美容医療では、ボツリヌス治療、ヒアルロン酸注入、レーザー治療、高周波(RF)治療など、しわの種類に応じた多様な選択肢があります。
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき作成されています。記事内には当院の治療・サービスに関する情報が含まれます。

しわは、皮膚の老化現象の一つであり、見た目の印象に大きく影響します。その原因は多岐にわたり、種類によって適切なアプローチが異なります。本記事では、しわの主な原因と種類、そして効果が期待できる美容医療について、エビデンスに基づき詳しく解説します。

しわの種類と原因とは?

顔のしわの種類と発生原因を解説する図解、加齢による肌変化
しわの種類と主な原因

しわは、皮膚の構造変化によって生じる溝やひだのことで、その発生メカニズムや原因によっていくつかの種類に分類されます。主な原因は、加齢による内因性老化と、紫外線などの外的要因による外因性老化の2つです[4]

内因性老化と外因性老化

皮膚の老化は、大きく分けて「内因性老化(intrinsic aging)」と「外因性老化(extrinsic aging)」の2つのプロセスによって進行します。これらの要因が複合的に作用し、しわの形成を促進します。

内因性老化(Intrinsic Aging)
遺伝的要因やホルモンバランスの変化、細胞の代謝機能の低下など、避けられない加齢に伴う自然な老化プロセスです。コラーゲンやエラスチンの生成が減少し、皮膚の弾力性やハリが失われることで、皮膚が薄く乾燥しやすくなり、細かいしわが生じやすくなります[1]
外因性老化(Extrinsic Aging)
紫外線、喫煙、大気汚染、食生活、ストレスなど、外部環境要因によって引き起こされる老化です。特に紫外線による「光老化(photoaging)」は、しわの最も大きな原因の一つとされています[3]。紫外線は皮膚のコラーゲンやエラスチンを破壊し、細胞にダメージを与えることで、深いしわやたるみ、色素沈着などを引き起こします[2]

しわの主な種類とその特徴

しわは、その深さや発生部位、原因によっていくつかの種類に分けられます。当院では、初診時に「目元の小じわが気になる」「おでこの深いしわをどうにかしたい」といった具体的な訴えをされる患者さまも少なくありません。問診の際には、患者さまの生活習慣や日焼け対策の状況を詳しく伺うようにしています。

  • 乾燥じわ(小じわ): 主に目元や口元に現れる、浅く細かいしわです。皮膚の表面の乾燥が主な原因で、肌のバリア機能が低下し、水分保持能力が失われることで生じます。保湿ケアによって改善が期待できることが多いです。
  • 表情じわ: 笑ったり、怒ったり、驚いたりする際の表情筋の動きによってできるしわです。おでこ(額)、眉間、目尻(カラスの足跡)などに多く見られます。若い頃は表情を戻せば消えますが、加齢とともに皮膚の弾力性が失われると、表情を戻しても消えずに定着してしまいます。
  • 真皮じわ: 真皮層のコラーゲンやエラスチンの減少・変性によって生じる、深く刻まれたしわです。ほうれい線やマリオネットラインなどがこれに該当します。光老化や加齢による影響が大きく、セルフケアだけでの改善は難しいことが多いです。
  • たるみじわ: 皮膚のたるみによって生じるしわで、特にフェイスラインや首に現れやすいです。加齢による皮膚の弾力低下に加え、重力の影響も大きく受けます。
⚠️ 注意点

しわの予防には、紫外線対策が最も重要です。日焼け止めを毎日使用し、帽子や日傘を活用するなど、徹底したUVケアを心がけましょう。

しわの美容医療とは?どのような治療法がある?

ほうれい線や目元のしわを改善する美容医療の施術例、ヒアルロン酸注入
しわ改善の美容医療治療法

しわの美容医療は、しわの種類や深さ、患者さまの肌の状態や希望に応じて、様々なアプローチが可能です。当院では、患者さま一人ひとりのしわの状態を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案しています。特に「以前から気になっていた目元のしわが、ボツリヌス治療でかなり改善された」と治療を始めて2ヶ月ほどで効果を実感される方が多いです。

しわ治療の主な選択肢

しわの治療法は、大きく分けて注射による治療、光・レーザー治療、高周波(RF)治療、そして手術などがあります。それぞれの治療法には特徴があり、適用されるしわの種類も異なります。

治療法主な対象しわメカニズム
ボツリヌス治療表情じわ(眉間、目尻、額など)表情筋の動きを一時的に抑制し、しわの形成を防ぐ
ヒアルロン酸注入真皮じわ(ほうれい線、マリオネットラインなど)、ボリュームロス皮膚の溝を内側から持ち上げ、ボリュームを補う
レーザー治療(フラクショナルレーザーなど)小じわ、真皮じわ、肌の質感改善レーザー光で皮膚に微細な穴を開け、コラーゲン生成を促進
高周波(RF)治療(HIFUなど)たるみじわ、フェイスラインの引き締め真皮層やSMAS筋膜に熱エネルギーを与え、組織を引き締めコラーゲン生成を促進
ピーリング乾燥じわ、小じわ、肌のターンオーバー促進古い角質を除去し、肌の再生を促す

各治療法の詳細と効果

  • ボツリヌス治療: ボツリヌス菌が産生するタンパク質を注射することで、筋肉の動きを一時的に抑制し、表情じわの形成を抑えます。眉間、目尻、額のしわなどに特に効果が期待できます。効果は通常3〜6ヶ月程度持続するとされています。
  • ヒアルロン酸注入: ヒアルロン酸を直接しわの溝やボリュームが失われた部位に注入することで、皮膚を内側から持ち上げ、しわを目立たなくします。ほうれい線やマリオネットライン、目の下のくぼみなどに用いられます。効果は製剤の種類にもよりますが、半年から1年半程度持続することが期待されます。
  • レーザー治療: フラクショナルレーザーなどの治療は、皮膚にごく微細な穴を開けることで、肌の自然治癒力を高め、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。これにより、肌のハリや弾力が回復し、小じわや肌の質感の改善が期待できます。複数回の治療が必要となることが多いです。
  • 高周波(RF)治療: 高周波エネルギーを皮膚の深部に照射することで、熱作用によりコラーゲン線維を収縮させ、肌の引き締め効果をもたらします。また、長期的なコラーゲン生成も促すため、たるみじわの改善やフェイスラインの引き上げに効果が期待できます。HIFU(高密度焦点式超音波)もこの一種で、より深い層に作用します。
  • ピーリング: 化学薬品を用いて古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促進する治療です。これにより、肌の表面がなめらかになり、乾燥じわや小じわの改善、くすみの除去などが期待できます。

実際の診療では、患者さまの肌質、しわのタイプ、ダウンタイムの許容度などを総合的に判断し、最適な治療法を提案しています。例えば、深い真皮じわとたるみが混在している方には、ヒアルロン酸注入と高周波治療の組み合わせを推奨することもあります。処方後のフォローアップでは、副作用の有無だけでなく、治療を継続できているか、効果の実感があるかを確認するようにしています。

まとめ

しわの予防と治療法を総合的にまとめた情報、健康的な肌の維持
しわ対策のポイントまとめ

しわは、加齢による内因性老化と、紫外線などの外的要因による外因性老化が複合的に作用して生じます。乾燥じわ、表情じわ、真皮じわ、たるみじわなど、その種類は多岐にわたり、それぞれ特徴や原因が異なります。しわの予防には、日頃からの紫外線対策や保湿ケアが非常に重要です。美容医療では、ボツリヌス治療、ヒアルロン酸注入、レーザー治療、高周波(RF)治療など、しわの種類や患者さまの状態に応じた多様な治療法が提供されており、効果的な改善が期待できます。ご自身のしわの種類や状態を正確に把握し、専門医と相談しながら最適な治療法を選択することが大切です。

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よくある質問(FAQ)

しわはなぜできるのですか?
しわは、加齢による皮膚の弾力性低下(内因性老化)と、紫外線や喫煙などの外的要因(外因性老化)が主な原因で発生します。特に紫外線による光老化は、コラーゲンやエラスチンの破壊を招き、深いしわの形成に大きく関与します。
しわの予防には何が効果的ですか?
しわの予防には、紫外線対策が最も重要です。日焼け止めを毎日使用し、帽子や日傘を活用しましょう。また、十分な保湿ケア、バランスの取れた食事、禁煙、十分な睡眠も肌の健康を保ち、しわの発生を遅らせるのに役立ちます。
美容医療でしわは完全に消えますか?
美容医療によってしわを大幅に改善し、目立たなくすることは期待できますが、完全に消し去ることは難しい場合が多いです。治療の目的は、しわを軽減し、肌の若々しさを取り戻すことにあります。種類や深さに応じて最適な治療法を選択することで、満足のいく結果が得られる可能性が高まります。
どのくらいの頻度で美容医療を受ける必要がありますか?
治療の種類によって異なります。例えば、ボツリヌス治療は3〜6ヶ月に1回、ヒアルロン酸注入は半年〜1年半に1回程度の施術が推奨されることが多いです。レーザー治療などは複数回の施術が必要な場合があり、その後はメンテナンスとして定期的な治療が効果を維持するために望ましいでしょう。医師と相談し、個別の治療計画を立てることが重要です。
この記事の監修医
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倉田照久
医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長