越婢加朮湯

【越婢加朮湯の効果と副作用】|皮膚科医が解説

最終更新日: 2026-04-24
📋 この記事のポイント
  • ✓ 越婢加朮湯は、浮腫や関節痛、アトピー性皮膚炎などに用いられる漢方薬です。
  • ✓ 炎症を抑え、水分代謝を改善する作用が期待でき、皮膚科領域でも活用されます。
  • ✓ 比較的安全性の高い薬剤ですが、体質によっては副作用が生じる可能性もあります。
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき作成されています。記事内には当院の治療・サービスに関する情報が含まれます。

越婢加朮湯(ツムラ28)とは?その特徴と効果

越婢加朮湯の処方箋と生薬成分、むくみや関節痛に効果的な漢方
越婢加朮湯の生薬と効能
越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)とは、漢方医学における「越婢湯」に「蒼朮(ソウジュツ)」または「白朮(ビャクジュツ)」を加えた処方で、主に体内の余分な水分を排出し、炎症を鎮める作用を持つ漢方薬です。当院の皮膚科外来では、特に浮腫を伴う皮膚疾患や、アトピー性皮膚炎の炎症期、関節の腫れや痛みを訴える患者さまに処方を検討することが多いです。この薬は、熱を冷まし、水分代謝を改善することで、様々な症状の緩和を目指します[5]

越婢加朮湯の構成生薬と作用機序

越婢加朮湯は、以下の生薬から構成されています。
  • 麻黄(マオウ): 発汗作用、利水作用、鎮咳作用などがあり、体表の熱を発散させ、水分代謝を促進します。
  • 石膏(セッコウ): 体内の熱を冷ます清熱作用が強く、炎症を鎮める効果が期待されます。
  • 生姜(ショウキョウ): 消化器系の働きを助け、体を温める作用がありますが、ここでは他の生薬の働きを助ける目的で配合されます。
  • 大棗(タイソウ): 滋養強壮作用があり、他の生薬の刺激を和らげ、胃腸の働きを整えます。
  • 甘草(カンゾウ): 鎮痛、鎮痙、抗炎症作用があり、他の生薬の調和を図ります。
  • 蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ): 利水作用、健胃作用があり、体内の余分な水分を排出し、消化吸収機能を高めます。
これらの生薬が組み合わさることで、体内の「水(すい)」の巡りを改善し、炎症性の熱を冷ますことで、浮腫や関節の腫れ、皮膚の炎症などを緩和すると考えられています。特に、石膏の清熱作用と麻黄の利水作用が、炎症を伴う浮腫性疾患に対して重要な役割を果たします。

どのような症状に用いられる?

越婢加朮湯は、添付文書上、以下の効能・効果が記載されています[5]
  • 関節の腫れや痛み
  • 浮腫(むくみ)
  • 汗をかきにくい体質
  • 口渇
  • 尿量減少
  • アトピー性皮膚炎
  • 湿疹・皮膚炎
  • じんましん
皮膚科の日常診療では、特にアトピー性皮膚炎の患者さまで、皮膚の赤みや腫れが強く、かゆみが激しい場合に、補助的な治療として処方することがあります。また、リンパ管奇形による浮腫に対しても効果が報告されており、小児のリンパ管奇形に対する臨床試験では、病変の縮小や症状の改善が認められたという研究もあります[1][3]。当院では、このようなエビデンスも参考にしながら、個々の患者さまの症状や体質に合わせて処方を検討しています。
リンパ管奇形とは
リンパ管の形成異常によって生じる良性の病変で、皮膚の下や臓器に嚢胞(のうほう)状の塊ができる疾患です。腫れや痛み、感染を繰り返すなどの症状を引き起こすことがあります。

越婢加朮湯の用法・用量と服用上の注意点

越婢加朮湯の適切な服用方法は、効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを最小限に抑える上で非常に重要です。添付文書に記載されている用法・用量を守り、医師や薬剤師の指示に従って服用することが基本となります[5]。実際の処方では、患者さまの年齢や体重、症状の程度、体質などを考慮して、個別に調整することがあります。

標準的な用法・用量

通常、成人には1日7.5gを2〜3回に分割し、食前または食間に経口投与します。年齢や体重、症状により適宜増減されます[5]。小児への投与も可能ですが、その場合は成人の用法・用量を参考に、医師が慎重に判断します。当院では、小児の患者さまに処方する際は、特に保護者の方へ丁寧な説明を心がけています。

服用時のポイント

  • 食前・食間服用: 漢方薬は一般的に、胃の中に食べ物がない状態で服用する方が吸収が良いとされています。食前(食事の30分~1時間前)または食間(食事と食事の間、食後2時間程度)に服用しましょう。
  • お湯に溶かして服用: 顆粒やエキス剤の場合、少量のお湯に溶かして温かい状態で服用すると、生薬の成分が吸収されやすくなると言われています。
  • 飲み忘れに注意: 毎日決まった時間に服用することで、効果が安定しやすくなります。飲み忘れた場合は、気づいた時点で服用し、次の服用時間を調整して過剰摂取にならないように注意してください。

服用上の注意

  • 持病のある方: 高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病などの持病がある方は、服用前に必ず医師に相談してください。麻黄に含まれるエフェドリン様成分が、これらの疾患に影響を与える可能性があります。
  • 妊娠・授乳中の方: 妊娠中または授乳中の方は、服用前に医師に相談し、リスクとベネフィットを十分に検討してください。
  • 他の薬剤との併用: 他の漢方薬や西洋薬を服用している場合は、相互作用の可能性があるため、必ず医師や薬剤師に伝えてください。特に、甘草を含む他の漢方薬との併用には注意が必要です。
皮膚科の臨床経験上、患者さまによっては麻黄の刺激作用が強く出て、動悸や不眠を訴えるケースもあります。そのため、処方する際は、患者さまの体質や既往歴を詳しく確認し、慎重に用法・用量を選択しています。
⚠️ 注意点

越婢加朮湯は、体質や症状によっては効果が期待できない場合や、副作用が生じる可能性があります。自己判断での服用は避け、必ず医師の診察を受けてから服用を開始してください。

越婢加朮湯の副作用とは?安全性について

越婢加朮湯服用時の注意点と副作用、安全な漢方薬の服用方法
越婢加朮湯の副作用と注意
どのような薬剤にも副作用のリスクは存在しますが、越婢加朮湯も例外ではありません。しかし、漢方薬は一般的に西洋薬に比べて副作用が少ないとされています。当院で越婢加朮湯を処方した患者さまから、重篤な副作用の報告を受けることは稀ですが、体質や体調によっては様々な症状が現れる可能性があります。ここでは、添付文書に記載されている副作用を中心に解説します[5]

重大な副作用

頻度は不明ですが、以下の重大な副作用が報告されています。
  • 偽アルドステロン症: 尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなるなどの症状が現れることがあります。これは甘草の大量摂取により引き起こされる可能性があり、特に長期服用時に注意が必要です。
  • ミオパチー: 脱力感、手足のつっぱりやこわばりに加えて、手足のしびれ、痛み、筋肉のぴくつき、麻痺などが現れることがあります。重症化すると横紋筋融解症に移行する可能性もあります。
  • 肝機能障害: 全身倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)などの症状が現れることがあります。
  • 間質性肺炎: 息切れ、空咳、発熱などが現れることがあります。
これらの症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、速やかに医師の診察を受けてください。診察の現場では、特に長期にわたって服用する患者さまに対しては、定期的に血圧測定や血液検査を行い、これらの副作用の早期発見に努めています。

その他の副作用

比較的頻繁にみられる副作用としては、以下のようなものが挙げられます[5]
  • 消化器症状: 胃部不快感、吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢など。
  • 精神神経系症状: 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身倦怠感、興奮、ふるえなど。麻黄に含まれるエフェドリン様成分による影響と考えられます。
  • 皮膚症状: 発疹、かゆみなど。
これらの症状も、程度がひどい場合や長く続く場合は、医師や薬剤師に相談してください。特に、麻黄による動悸や不眠は、体質によっては強く現れることがあるため、当院では患者さまの訴えを丁寧に聞き取り、必要に応じて減量や中止を検討しています。
副作用の種類主な症状対処法
重大な副作用偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害、間質性肺炎直ちに服用中止、医師に連絡
消化器症状胃部不快感、吐き気、下痢服用中止または減量、医師に相談
精神神経系症状不眠、動悸、興奮服用中止または減量、医師に相談
皮膚症状発疹、かゆみ服用中止、医師に相談

越婢加朮湯に関する患者さまからのご質問

🩺 診察でよく聞かれる質問
Q. 越婢加朮湯は、アトピー性皮膚炎のどの段階で効果が期待できますか?
A. 実際の診察では、アトピー性皮膚炎の特に炎症が強く、赤みや腫れ、熱感を伴う時期に処方を検討することが多いです。皮膚のバリア機能が低下し、浸出液が出やすいような湿潤型の病変にも適している場合があります。ただし、乾燥が主体の慢性期には、別の漢方薬や保湿剤の併用がより効果的なこともありますので、症状に合わせて判断します。
Q. どれくらいの期間服用すれば効果を実感できますか?
A. 漢方薬の効果実感には個人差が大きいと感じています。越婢加朮湯の場合、炎症を抑える作用や利水作用が比較的早く現れることがあり、外来でこれを使用した経験では、数日〜2週間程度でむくみや熱感が軽減されたと効果を実感される方が多い印象です。しかし、慢性的な症状の場合は、数週間から数ヶ月の継続的な服用が必要となることもあります。
Q. 他の漢方薬や西洋薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
A. 併用薬については、必ず医師や薬剤師に伝えてください。特に、甘草を含む他の漢方薬との併用は、偽アルドステロン症のリスクを高める可能性があるため注意が必要です。また、麻黄を含むため、高血圧治療薬や甲状腺疾患の薬、一部の抗うつ薬などとの相互作用も考慮する必要があります。当院では、患者さまの服用しているすべての薬剤を確認し、安全性を確保した上で処方しています。
Q. 越婢加朮湯を服用すると、体がだるくなったり、眠れなくなったりすることはありますか?
A. はい、麻黄の成分による影響で、動悸、不眠、興奮、発汗過多などの症状が出ることがあります。特に、もともと神経が過敏な方や、カフェインに敏感な方はこれらの症状が出やすい傾向があります。もしこのような症状が強く現れた場合は、服用を中止し、すぐに当院にご連絡ください。用法・用量の調整や、他の漢方薬への変更を検討します。
Q. 妊娠中や授乳中に服用しても安全ですか?
A. 妊娠中や授乳中の服用については、慎重な判断が必要です。麻黄には子宮収縮作用や胎児への影響が懸念される成分が含まれているため、当院では原則として推奨していません。ただし、症状の重症度や他の治療選択肢との比較を考慮し、医師がリスクとベネフィットを十分に検討した上で、やむを得ず処方するケースもごく稀にあります。必ず事前に医師にご相談ください。
Q. 越婢加朮湯と越婢湯はどのように使い分けますか?
A. 診察の現場では、越婢湯は主に熱感や発汗を伴う関節痛や浮腫、じんましんなどに用いられることが多いです。一方、越婢加朮湯は、越婢湯の作用に加えて、蒼朮(または白朮)が加わることで、より強力な利水作用が期待できます。そのため、浮腫がより顕著な場合や、胃腸が比較的丈夫で水分代謝の改善を重視したい場合に越婢加朮湯を選択することが多いです。患者さまの体質や具体的な症状によって使い分けます。

越婢加朮湯と他の漢方薬との比較

越婢加朮湯と麻黄湯、桂枝加朮附湯の効能比較、漢方薬の選び方
越婢加朮湯と他漢方薬の比較
漢方薬は、患者さまの体質や症状に合わせて様々な処方が存在します。越婢加朮湯もその一つですが、似たような症状に用いられる他の漢方薬との違いを理解することは、より適切な治療選択に繋がります。皮膚科の日常診療では、患者さまの「証(しょう)」、つまり体質や病状を総合的に判断し、最適な漢方薬を選びます。

越婢加朮湯と他の利水剤・清熱剤

越婢加朮湯は、清熱作用と利水作用を併せ持つことが特徴です。これに対し、他の漢方薬では、どちらかの作用がより強調されている場合があります。
  • 五苓散(ゴレイサン): 利水作用が非常に強く、むくみや下痢、二日酔いなど、体内の水分代謝異常全般に用いられます。越婢加朮湯が炎症性の浮腫に用いられるのに対し、五苓散は炎症を伴わない浮腫や水様性の下痢などに適しています。
  • 白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ): 石膏を主薬とし、強い清熱作用を持ちます。口渇が強く、皮膚に熱感や乾燥が見られる場合に用いられることが多く、越婢加朮湯よりもさらに強い熱感を伴う症状に適しています。
  • 防風通聖散(ボウフウツウショウサン): 肥満に伴う便秘や高血圧、むくみなどに用いられ、清熱、利水、瀉下(しゃげ)作用を併せ持ちます。越婢加朮湯が比較的体力のある方に用いられるのに対し、防風通聖散はさらに体力があり、便秘傾向のある方に適しています。
当院では、患者さまの体格、体力、症状の具体的な現れ方、舌の状態、脈の状態などを総合的に診察し、越婢加朮湯が最も適しているか、あるいは他の漢方薬の方が良いかを判断しています。例えば、発熱や強い熱感を伴う場合は、越婢加朮湯の清熱作用が有効ですが、冷えを伴う浮腫には別の漢方薬を検討します。

皮膚疾患における越婢加朮湯の役割

皮膚科領域では、越婢加朮湯は特に炎症性の皮膚疾患、例えばアトピー性皮膚炎の急性期や、湿疹・皮膚炎で熱感や腫れが強い場合に有効性が期待されます。また、研究ではブドウ球菌が産生する毒素の抑制作用も示唆されており、伝染性膿痂疹(とびひ)などの細菌感染を伴う皮膚疾患への応用も検討されています[2]。さらに、食物アレルギーの動物モデルにおいて、卵白アルブミン誘発食物アレルギーに対する保護作用が報告されており、アレルギー性疾患への関心も高まっています[4]
⚠️ 注意点

漢方薬は個々の体質や症状に合わせて処方されるオーダーメイド医療の側面が強く、自己判断で他の漢方薬に変更したり、併用したりすることは避けてください。必ず専門医の診断と指示に従いましょう。

ジェネリック医薬品はある?

越婢加朮湯には、ツムラから販売されている顆粒の他に、複数の製薬会社からジェネリック医薬品(後発医薬品)が販売されています。ジェネリック医薬品とは、先発医薬品と同じ有効成分、同じ効能・効果を持つ医薬品で、開発費用が抑えられるため、一般的に価格が安く設定されています。

ジェネリック医薬品の選択肢

越婢加朮湯のジェネリック医薬品も、ツムラ製品と同様にエキス顆粒として提供されており、有効成分や製造基準は国によって厳しく管理されています。当院では、患者さまの希望に応じて、ジェネリック医薬品の処方も積極的に行っています。品質や効果に大きな違いはないと考えられますが、味や溶けやすさなど、服用感に若干の差を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

先発品とジェネリック品の比較

  • 有効成分: 両者ともに同じ生薬を原料とし、同等の有効成分を含んでいます。
  • 効能・効果: 添付文書に記載されている効能・効果は同じです。
  • 安全性: 承認された医薬品であり、安全性に関しても同等と考えられています。
  • 価格: ジェネリック医薬品の方が、一般的に薬価が安く設定されています。
  • 剤形・添加物: 顆粒の形状、味、賦形剤(添加物)などが異なる場合があります。
皮膚科の臨床現場では、患者さまから「ジェネリックでも効果は同じですか?」と質問されることがよくあります。その際には、有効成分は同じであり、効果も同等であると説明し、ご希望に応じて選択していただいています。費用負担を軽減したい場合は、ジェネリック医薬品の選択を検討するのも良いでしょう。ただし、特定の添加物へのアレルギーがある場合などは、事前に医師や薬剤師に相談することが重要です。

まとめ

越婢加朮湯は、体内の余分な水分を排出し、炎症を鎮める作用を持つ漢方薬で、浮腫や関節痛、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患に広く用いられます。麻黄や石膏などの生薬が協調して作用し、熱感や腫れを伴う症状の緩和に貢献します。服用に際しては、添付文書に記載された用法・用量を守り、医師の指示に従うことが重要です。偽アルドステロン症や肝機能障害などの重大な副作用は稀ですが、動悸や不眠、消化器症状などの一般的な副作用も起こりうるため、異変を感じたら速やかに医療機関に相談してください。ジェネリック医薬品も存在し、費用負担を抑えたい場合には選択肢となります。個々の体質や症状に合わせた適切な漢方薬の選択は、専門医との相談を通じて行うことが最も効果的です。

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よくある質問(FAQ)

Q. 越婢加朮湯は保険適用されますか?
A. はい、越婢加朮湯は医療用漢方製剤として、医師の処方に基づいて服用する場合、健康保険が適用されます。自己判断で購入する市販薬の場合は保険適用外となりますのでご注意ください。
Q. 越婢加朮湯は、冷え性の人には向かないと聞きましたが本当ですか?
A. 越婢加朮湯に含まれる石膏には体を冷やす「清熱作用」があるため、もともと冷え性で体が冷えやすい方には、症状を悪化させる可能性があります。そのため、冷えが強く、熱感があまりない方には一般的に推奨されません。服用前に必ず医師に体質を伝えて相談してください。
Q. 越婢加朮湯は、長期的に服用しても大丈夫ですか?
A. 長期的な服用については、医師の定期的な診察と指示のもとで行うべきです。特に、甘草による偽アルドステロン症や麻黄による循環器系への影響など、長期服用で注意すべき副作用があります。症状の改善が見られたら、減量や中止を検討することもありますので、自己判断で漫然と服用を続けることは避けてください。
この記事の監修医
👨‍⚕️
倉田照久
医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長